はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評2014 ~ プロミシング・ヤング・ウーマン

2021-07-25 | 映画評
今日は「プロミシング・ヤング・ウーマン」を見ました。

ドラマシリーズ「ザ・クラウン」などで知られる女優、エメラルド・フェネルが監督と脚本を務めたサスペンスドラマ。輝かしい未来を歩もうとしていた女性が、ある出来事を契機に思わぬ事態に直面する。『ワイルドライフ』などのキャリー・マリガン、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』などのボー・バーナムのほか、ラヴァーン・コックス、アリソン・ブリーらが出演する。

主演:キャリー・マリガン
共演:ボー・バーナム、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウン
その他:ジェニファー・クーリッジ、ラヴァーン・コックス、コニー・ブリットンなど


<ストーリー>
明るい未来が約束されていると思われていたものの、理解しがたい事件によってその道を絶たれてしまったキャシー(キャリー・マリガン)。以来、平凡な生活を送っているように思えた彼女だったが、夜になるといつもどこかへと出かけていた。彼女の謎めいた行動の裏側には、外見からは想像のできない別の顔が見え隠れしていた。


アカデミー賞の脚本賞を受賞した作品らしいが、レ○プを扱ったもので、なかなか重い映画だった。

とは言え、全体的にはコメディタッチの展開だし、直接的な描写はほとんどないので、ドキっとする場面はほとんどない。

単なる復讐劇かと思っていたら、最後の最後でトンデモない結末となるので、スカっとすることもない。

ただ、主人公がどうしてニーナのためにそこまでやるのか、という説明がないので、おそらくLGB(あえてTはは省く)だったのだろうと思われるが、だとしても、医学部を中退後7年もかかって、いったい何をやってきたのか、というあたりは、ちょっと理解できない部分がある。

わざわざ一人で飲みにいって、泥酔を装って男を誘い込んで、いったい何をやりたかったのか、うまく描写できていないと思う。

特に前半は、ニーナの復讐のために行動しているとはとても思えなくて、中盤になって、ようやく関係者の居場所などが分かってきて、主人公の行動が、何となく意味のあるものに思えるようにはなってくるだけに、前半の描写は何のためなんだろう。

ライアンの唐突な登場によって、関係者たちの動向が明らかになり、結果的にライアンも関係者だったということが判明するので、だとしたら、それまでの行動はほとんど意味がないように思えるわけだ。

だったら、人生の目標を失って怠惰な毎日を繰り返している中で、昔の同級生であるライアンが偶然にも主人公の前に現れた、という展開の方が良かったような気がする。

ただ、最後はああいう形で復讐を成し遂げるとは、まったく想像していなかっただけに、ちょっと驚いた。

男女によって、とらえ方がかなり異なると思える作品だったが、ダラダラとした展開ではなく、2時間があっという間だったので、まずまず楽しめました。

ということで、評価はちょっと甘めに「B」にします。

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