老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

最近の郵便局

2016-01-11 15:34:46 | 俳句
 最近の郵便局はどうなっての?

 一週間くらい前、書留の郵便物があった。
受け取のサインをしながら、配達員と会話をした。
「ご苦労様でした。」
軽の赤いトラックでの配達。バイク配達と、軽トラ、二種類の乗り物があるみたい。
「お正月は忙しかったんでしょう。一段落ですね」
「はい」

「三豊の方で去年あんな事件があって、郵便局も大変でしたね」

 昨年 香川県の西部地方の三豊(愛媛県に近い 地方都市)郵便局で、女性の配達員が、およそ三年間にわたり、郵便物を配達しないで隠していた。
二万通以上の郵便物を自宅や車の中に隠していたのだ。

郵便の封書や葉書だと思われる。
小包だとかさばるから、隠し場所にも困るだろうし。

思いがけない答えが返ってきた。
「女性の配達員は大変だとおもいます。彼女の気持ちが良くわかります。」
えええええ。えええ。
「僕もしんだくて、大変な時があるから、良く気持が理解できるんです。」
「仕事がきついんです。良くわかるんです」
何、何 これは、これは びっくり!
仕事をなんだと思っているんだろう。

配達をされなかった、差出人や受取人のことはどうなるの?
一家騒動、友情に罅がはいる、様々な、本当に様々のこと、。。。
合格通知、就職の面接日。
考えると空恐ろしい。

年賀状を売る ノルマ があって、我が家へも知り合いをとおして、「買って下さい」と頼まれることがある。
自分のノルマを達成するために、自分が身銭を使って、年賀状を買い、直ぐに 金券ショップにそれを持って行ゆく。
本採用の局員はそうでもないらしいが、派遣とか、契約の社員は、次の契約のことを考えると、無理難題なことも飲まざるをえないらしい。
気の毒だと思うし、大変だと思う。
だからと云って、郵便物を、三年間も放置するとは。

そんなことが、頭をよぎって
「田舎では、良い仕事も中々無いから、頑張ってね。次良い仕事が見つかるともかぎらないし」と、それ以上のことは言えなかった。

 昨日、留守中に 書留がきたらしい。
(配達通知書) なるお知らせの書類があった。
固定電話で ♯や※を、音声案内にそって、プッシュする。
一回間違えて二回めにやっと完了した。
老人には住みにくい世になったと つくづくと思った。

今日の午前中に配達時間を指定した。
、。、。、。
今日は、受けとらねばと気にかけていた。

二階で新聞を読んでいると、チャイムが鳴った。
階下に降りて、玄関を開けると、配達員はおらない。そして、又書類が入っている。

今度は音声案内を使用しないで、直接、係の部所に電話する。
書留がくるからと、玄関で待っているわけにもゆきません。
きつく言った。

どうして、自分の首をしめるように、自分が自分を忙しくしているのだろう。
郵便配達に限らない。
クロネコだか、クマだか、ペリカンだか、ちょっと一歩立ち止まって、二重手間のかからないようにすればよいのに。

格差が広がって、仕事にもゆとりが無くなっていることは確かだ。







 
コメント
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