老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

蠟梅を見に

2016-01-28 22:07:48 | 俳句
      ☆   ろう梅や水に入る巌うつくしき    長谷川櫂    

      
         素心蠟梅

 テレビのニュースで各局が農業試験場の蠟梅が美しく咲いていると報じている。
明日からは、お天気が崩れて 雨になるから、今日は蠟梅を見に行こうと話がまとまった。
昨年も行った。いつ行っても花がいっぱい咲いていて、楽しいところ。
蠟梅は唐梅とも南京梅とも呼ばれ、また,
艶のある蝋を塗った細工のようでもあるからそのように呼ばれているらしい。強い香りをはなち、遠くにいても良く匂うから、ああ蠟梅が咲いているなとわかる。

農業試験場には、蠟梅の並木道がある。
今日も三々五々、この蠟梅の並木道を歩いている人がいた。


満月蠟梅                            素心蠟梅

 ここには二種類の蠟梅の花がある。
満月と素心。
この試験場にはそれぞれに、木札が下がっている。
素心蠟梅の方が黄が少し濃く、枝に花が密生している。
満月蠟梅のほうは、花数が少なく、薄い黄色だ。
どちらの花も花弁はうつむき加減に咲いている。

和蠟梅と云う種類もあり、蠟梅は三種類あるらしいが、この頃は品種改良が、どんどんと進みどれがどれと断定はできないらしい。

 坂を上ってゆくと、道の左右に60~70メートル、蠟梅が咲き満ちている。
甘い香りにむせそうになる。ここを、真すぐ進んで行くと飛行場がある。
飛行機の離着陸する音が聞こえる。

             

       🍒    蠟梅や雲にかくれる飛行音

       🍒    蠟梅に来て良かったと御老人

       🍒    蠟梅は楽奏でさうな花なりき

       🍒    蠟梅の向ふ飛び交ふ鳥のゐて

       🍒    蠟梅の花の香に酔ふてふことも

           
 小雨がばらつきだしたから、帰ることに。






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平凡

2016-01-28 00:42:12 | 俳句
 普通は、書くことがないのが当たり前の生活ではないのかな。
ブログを書こうと思うと、さてさて、、、、
平凡なのが一番幸せなのだ。
 
毎日、窓辺でパソコンを打っていると、遠くで工事をしているらしい音がする。

        

 今日、散歩に行って初めて、音の正体がわかったが。
高速道路を二車線にしている、工事の音だったのだ。
ダンプの出入りが多いから、通行には、気をつけたいたが。。。。。
まさか、我が家まで、この工事の、掘削工事の音が聞こえてきているとは思わなかった。
今のトンネルの横にもう一本、作っているのだ。
どこかの畑を耕している耕運機の音とばかり思っていた。

        

 トンネル工事が見える、小高い山と云うより丘の森へ行く。
リタイア組の人達が、山の登り口に花壇をつくったり、木の名前を枝に吊るす、ボランティァのようなことをしてくれている。
 
 「古志」の長谷川櫂先生が、、全国で、毎年、山桜 を植える運動をしている。
登り口の花壇に「古志桜」とプレートが掛けられているのに気がついた。
聞くところによると、この丘を愛しているこのボランティァの方達が「古志」から依頼されて桜を植え、世話をして下さっているらしい。
昨年は、10輪くらい花を咲かせていた。今年を楽しみにしている。
              
       

 この桜を背に振り返ると、この海と山の街が、こんなふうに見える。
我が住んでいる小さい田舎街。
自分が積極的に探さなければ、何の刺激もない。
その普通なこと、平凡なことが一番幸せだと思う。

夫の転勤が機でこの街に住んでいる。不思議と思う。
今日も一日元気で良かった。

       ☆彡    雪間草探しさまよふうつた姫
          うつた姫は冬の姫。佐保姫は春の姫。これもしりとりから作った。

       ☆彡    六花ささやけば娘にかへれそう

       ☆彡    紅梅や記憶の道なり辿り来る

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