☆彡 麦の芽や送電搭の長き影
どうってことのない句であるが。
しりとり俳句で繋いだ句。お隣の町を散歩していた。
讃岐は、うどんの国。麦も盛んに植えられてあり、そろそろ、種を蒔く時期か?
送電搭の影が伸びていた。
☆彡 農事放送雪の予報をいくたびも
☆彡 尖りたる畑の土塊寒土用
我が町は有線放送局がある。
私のこのパソコンも、テレビも、有線局を利用している。
付随で有線放送があり、市の、ちょとしたニュースがながされる。
迷い犬の放送もある。
2~3日前の雪、低温予報も、何度か、聞くことはなしに聞いた。
水道管が破裂すると困ると、住人が水道の水を出しっぱなしにしているらしい。
「今は渇水時期なので、出しっぱなしは、最小限に抑えて下さい」と、これは一日中、放送していた。
田舎の生活の知恵、、、素晴らしいと思った。
どこかの都市の、気候に左右される災害。
最小にくいとめている、田舎の先人たちの知恵。笑っていないで、見習うべきだ。都会の人よ。
☆彡 童心に長靴で割る氷かな
☆彡 梅匂ふ縄文の闇いかほどか
☆彡 梅白しお大師さんの杖の跡
☆彡 凛々とりんと白梅開くおと
どれも、しりとり俳句から、田舎の生活から生まれた句である。
父母がいて、兄、姉 二度と返れない、懐かしい昔をしのんだ、夢がないまぜになっている。
☆彡 雪の夜の煎じ薬の匂ひかな
☆彡 北狐見たと土産の話また
☆彡 だまされるなら狸より白狐
☆彡 夜の火事見てよりうつつ寝付かれぬ
☆彡 炉話の半分は嘘夢語り
田舎は季語の宝庫。使いきれない。見落としているから。