🐢 くちばしのやうな芽を出しチューリップ
一月下期のしり取り句から。
好きな句
🐓 父ちやんと呼ぶ人逝きて風花す 龍吉
🐓 出し抜けに肩を掴まれ鬼は外 魁仙
🐓 日暮れには泣きだしそうな雪だるま てまり
🐓 恋文に没頭せし日雪しんしん 杜人
🐓 大根干す母の背中を思いつつ みどり
🐓 寒月や隠密めきて塀の猫 しぐれ
🐓 天神の裏の大きな焚火跡 猫髭
🐓 鈴なりのお守りつけて受験生 ぴのこ
🐓 我が想ひも凍つてしまふ氷点下 ラスカル
しりとり俳句は、季語こそ入っているが、折込句の感覚で句を作っているようだ。
季語に関しては、季語以前のただ文字数。季語感は希薄である。お遊びを抜け出ていない。
だから、、実力は諸に表れている。
それでもしりとり俳句に熱を入れるのは、忘れていた季語を思いだしたり、思いがけない言葉にであうから。
皆さんも私もそれなりに楽しいし楽しんでいる。
最近に繋いだ句から選句した。
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今朝の光は早春そのものである。
二階のベランダから下の屋根を見る。木の枝が影になって映っている。風に揺れている。
ミシンの調子が良い。
根をつめて肩をこらしては駄目。昨日はポケットを付けて終わり。
☆彡 影冴ゆる靴音高き甃
☆彡 春を待つ森のささやき木末から