散歩がてら馬を見に行く。
二百坪くらいの、馬場があって、いつも馬は厩舎に繋がれているが、今日は出してもらっていた。
柵が、やんちゃそうなので、近くへは、行かない。
二頭が仲良く、馬場を行ったり来たり、のんびりとしていた。
一頭が近づいて来る。
写真を撮ろうとするのだけれど、じっとしていないから、ピンボケばかり。
馬の句はできなかったが、
初蝶と、初音にあう。
🍒 初蝶の高みに上り点となる
🍒 仏の座嘶き聞こえくる径
🍒 野良を焼く煙の遠く花杏
🍒 地虫穴出づる小さき馬の耳
🍒 風見鶏厩舎の屋根に初音かな
🍒 犬ふぐり馬術部員の黒い帽
🍒 馬酔木咲く蹠にやさし森の径
🍒 ふたり乗りぶらんこぽつと有るばかり
🍒 野遊びの夫は同志かはた空気
🍒 春告鳥果樹に囲まれてゐる牧
吟行句を作る時は、スイッチを切り替えるとなぜだかできる。
そのスイッチを切り替えようと、なかなか、思えないから困る。