老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

馬を見に

2016-03-06 19:29:54 | 俳句
     

 散歩がてら馬を見に行く。
二百坪くらいの、馬場があって、いつも馬は厩舎に繋がれているが、今日は出してもらっていた。
柵が、やんちゃそうなので、近くへは、行かない。
二頭が仲良く、馬場を行ったり来たり、のんびりとしていた。

       

一頭が近づいて来る。
写真を撮ろうとするのだけれど、じっとしていないから、ピンボケばかり。
馬の句はできなかったが、
初蝶と、初音にあう。

       


      🍒   初蝶の高みに上り点となる

      🍒   仏の座嘶き聞こえくる径

      🍒   野良を焼く煙の遠く花杏

      🍒   地虫穴出づる小さき馬の耳 

      🍒   風見鶏厩舎の屋根に初音かな

      🍒   犬ふぐり馬術部員の黒い帽

      🍒   馬酔木咲く蹠にやさし森の径

      🍒   ふたり乗りぶらんこぽつと有るばかり

      🍒   野遊びの夫は同志かはた空気

       🍒    春告鳥果樹に囲まれてゐる牧     

吟行句を作る時は、スイッチを切り替えるとなぜだかできる。
そのスイッチを切り替えようと、なかなか、思えないから困る。
コメント
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