老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

春彼岸

2016-03-21 13:16:12 | 俳句
      
    

お彼岸のお詣りに、四国八十八カ所の第八十七番札所の 長尾寺へ行く。
寺の駐車場に停まっている、車のバックナンバーを見ると、鹿児島、熊谷、神戸、京都 などなど、、、

善男善女、老若男女、小さい子供を混えた家族、様々な人々がいる。
八十八ケ寺を回るお遍路さんの動機は、色々あるだろうけれど、半分の人は、悩みや苦しみをいかにも抱えていると、外見でも判る。
今日もそんな、一団を見かけた。

      

      🐢    同行は吾が影であり冬の梅

      🐢    接待の飴玉三つ梅の花

      🐢    風花や遍路ののぞく刃物市

今の結社に入って丸四年がすぎ、今五年めに入った。
初めて投句した記念の句だ。
なぜか奇跡的に三句入った。
結社に投句の時、不思議にお遍路さんの句や、父祖のお墓参りの句が入る。
臨場感や、写生が効いているのであろう。
仏さまの前では、心も素直になっている。
そんなことか、、、、
今日も作れたらいいのに。

      

お寺の方丈に行く門をくぐると馬酔木が咲いていた。
傍らに芭蕉の句碑が建っていた。

      観音のいらかみやりつ花の雲   芭蕉 


             


今日お逢いしたお遍路さん。無事に杖を打ち終えて、遍路修行を恙なく達成いたしますように。   
   合掌
コメント
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