老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

白木蓮

2016-03-18 11:45:35 | 俳句
     

使い古された言葉であるけれど、
「花の命は短い」
散歩の途中で見付けた、もう一本の白木蓮。
五、六日前に気が付いた。
少し、道路から、その家には、坂を下る。
ひっそりとした、昔ながらの農家である。長屋門があり、門の左右は、農具など置く物置になっている。
黙って写真を撮らせてもらう。
通行量の激しい道路に面していながら、少し崖下になっているというだけで、まるで別世界みたいな家である。

       

見つけた時はカメラを持ち合わせていなかった。
今日、ブログの種に困ったから、この白木蓮を撮りに行った。
ほんの七~八分の距離である。

道路を逸れて、そのお宅への坂を降りる。
もう、白木蓮の花は散りかけている。
花の盛りは、本当に短い。最初に見た時 アア綺麗、もう一度じっくり見に来なくてはと、思ってから、まだ四、五日しか経っていないのに、,,,,,
木を埋めつくしていた花が散ったのか、こんもりと真ん丸だった木が透けている。
それでも、大輪の花は魅了してやまない。

       

白木蓮なら、鎌倉の東慶寺。
大きな白木蓮が、庭にある。
ここは、何度か訪れたけるど、印象に残っているのは、散った白い花びらが庭を埋め尽くしていた光景。まるで、雪が降ったみたいであった。
白木蓮をみるたび、東慶寺の白木蓮がまな裏に浮かんでくる。
鎌倉は、今 椿もきれいだろうな~。


     🐢   まな裏に白木蓮や東慶寺


     
      🍒   片栗の花切岸にやぐらかな

      🍒   縁切寺血のごと朱き落椿

コメント
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