Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

惨禍に学ぶ事

2006-03-19 23:46:56 | インポート

「あそこが事故現場ですね」「そうです。右側の仮設の建物のある辺りですね」。

これは昨日、山形県下のJR羽越線を走る列車内にて交わされた、乗客の若者と俺との会話である。

昨年末、同線にて5名もの犠牲者を出す特急列車の脱線転覆事故の発生はご記憶の各位もあるだろう。

一昨日より今日まで、俺がこの地を目指した理由の一つは、その事故現場を一目見ておきたかったからだ。

ここは山形県の主要都市、鶴岡市と酒田市のほぼ中間で、東北の有力河川、最上川の下流に開けた庄内平野のほぼ中央に当る。

秋田方面より新潟方面へ向う列車は最上川を鉄橋にて渡るとすぐ緩い下り坂にさしかかる。同川は、200kmを超える全長の割りに、川幅はそんなに広くない。酒田市内に入っても約600m程で、ほぼ同じ全長の新潟の阿賀野川の3分の2程度に過ぎないと見た。その分流れは速い様で「日本三大急流」に数えられている程だと言う。事実俺が見た時も、雪融け水で相当に増水していた。

所で当時、事故に関わった上り特急が最初に脱線したのがこの川の直上だったらしい。

やはり強い川風と横風の影響は無関係とは言えないのではないか。風速計は速度規制値以下だったものの、こうした地形が場所によっては風速や風力を増大させていたと言えなくはないのではないか。

又当時、大幅な速度規制は実施されず、列車が高速のまま進入した事が不運だったのは想像に難くない。要するに、結果的に無理をしてしまったと言う事だろう。

その後、こうした場合の速度規制は強化された様で、現場付近では各列車共意図的に徐行している様だ。又速度規制がない場合でも、運転士が危険と判断した場合には機動的な減速措置も取られている模様。やはり事故から学習し、再発を防ぐ心がけが、犠牲各位に対する最大の供養と言う事だろう。列車が突入した資材倉庫は立替えの為解体された様だが、その跡には今も、犠牲者を悼む献花台が設けられていた。

運転台よりの影像を収めてすぐ、俺と若者は現場に向かい、心より一礼を捧げたのであった。Dscn1680

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遺憾!牛乳廃棄

2006-03-19 23:12:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

ご心配をかけましたが、一昨日よりの遠出で少しは気分転換できたかな、と言う感じですね。今回は雪山と日本海が見たくなり、新潟方面へ参っていました。前置きはこれにて。

さて、先日の報道によると、我国の酪農のメッカ北海道地区にて、需要の伸び悩みから、新品の牛乳が、判明分だけで大量800tが廃棄処分される由。有機肥料として再利用はされるものの、食品としては放棄される事となります。誠に遺憾な事態です。
需要減と言う事ですが、本当に流通面は問題ないのでしょうか。実の所は、本当は必要なのだが製品が行き渡っていないと言う実態は本当にないのか。又原状以外に需要を開拓する努力はなされたのか、などの事共が厳しく検証されるべきだと思います。
牛乳は、乳幼児の成長の為に不可欠な栄養源であり、又様々に料理や洋菓子の調製に欠かせない基本的食材であります。
上記の様な事態はあってはならない事であり、もしどうしても用途が見出せないのであれば、保存技術を駆使し、公費を投じてでも食糧危機に苦しむ途上国への支援に当てても良いのでは、とも思います。
生産者各位のご苦労を考えても食糧の廃棄は本当に心の痛む事態であり、その回避と解消には最大限の善処を望みたいものであります。*(泣く)*
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