Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「反省力」はあるか?

2006-03-02 23:29:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ! 3月も宜しくお願いします。

私は今、かつて旧日本陸軍に入隊のご経験を持ち、戦後は日本及び日本人のあり方と常に向き合い、1991=平成3年にご逝去の著述家、山本七平さんの著書「日本はなぜ敗れるのか」を読んでいます。読書好きな父の蔵書を拝借したのです。
我が実家には今も少なからぬ蔵書があり、私は折々にそれらの書物を適当に抜き出しては読んでいます。
余り費用をかけないこの方法を、父は勿論必ずしも快く思っている訳ではありません。
「少しは自分で投資せよ!」未だに叱られる事がありますね。まあ余り文章にすべきではありませんが。
「これも資源の有効利用だよ」と尤もらしく私も応じますが、強弁の域であるのも事実ですね・・・苦笑。
さて山本さんの文章中に「反省力」と言う項目がありました。これは旧軍が敗北に至った一因は、陸海軍共「反省より学ぶ」力が不十分だったからではないか、とのご見解を表わしたものでした。そしてこの事は、現代の我国の諸事にも当てはまる所が多いのではないかとの事でした。
想えば今、国会を賑わせている事件がそうかも知れません。
最大野党、民主党の若手議員が政権党、自由民主党の最高幹部の子息が、これも昨今お騒がせのIT企業、ライブドアより多額の送金を受けた事の証拠とされる電子メールの存在を取上げ、結局それが信憑性に欠けている事が判り、同議員が自由民主党幹部初め各位に対し謝罪、又懲罰動議を受け入れる結果となりました。メールの出所は元報道関係者の様ですが、調査に粗雑な印象があった面は否めず、大変遺憾な結末となりました。
こうした問題は以前にも起きており、問題視する前に周到かつ綿密な調査を要する事は、一年生議員でも解るはずだと思います。
それが行われず「初めに追及ありき」では説得力に欠け、ひいては責任野党としての姿勢も問われるでしょう。相手が政権党であろうと同じ事です。
一時は議員辞職の情報もありましたが自由民主党の他の幹部は「きちんと謝罪をすれば、議員辞職には及ばない」とのご見解を示しました。間違いが判ればまず謝罪、それから次を考えるのが筋でしょう。その事は多くの事例が示している事と思います。
考えたくはありませんが、今の民主党にはどうもこの「反省力」が欠けている様に見受けられます。*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする