コナサン、ミンバンワ!今回は、久しぶりでこのご挨拶にて始める事としました。全国的にだろうが、ここの所は当地名古屋も厳しい寒さに見舞われ、特に先日の木曜は、12月としては記録的な23cmの積雪を見た。この影響は終日続き、特に名古屋高速道は、翌金曜の途中まで、大部分の区間で閉鎖措置が取られ、又他の主要道路や東海道新幹線を初めとする鉄道、それに航空航路も終日支障が出た様だ。遺憾な事だが、全国にては雪害による犠牲も生じ、他の時季の降雨でもそうだが、近年は、一度天気が崩れると、荒天となり易い傾向が続いている様に感じる。まだまだ寒気は今年末、明けて1月後半辺りにも到来の可能性があると言う。風邪やインフルエンザと同様に、最近とみに変化の激しくなった、冬場の天候にも注意を新たにしたい所です。
さて本題。去る12/14(日)に本投票が実施され、大方の予想通り、戦後最低レベルと言われる低投票率と、自公連立の圧勝に終わった衆院解散総選挙。
各地の小選挙区における、有権者人口に対する議員定数の比率が不均衡な、所謂「一票の格差」がかねて問題視され、例えば衆院選にては、最大で4倍を超える格差があるとされ、最高裁判所にても、憲法違反状態にあるとの判決が下されている。これを受けて、複数の弁護士有志が、先の衆院選全選挙区における選挙無効を求める訴訟の挙に出た様だ。違憲状態は程度の差こそあれ、参院選にても同様の問題を生じており、勿論長期間放置して良い事ではなく、政権党は勿論、党派の差を超えて少しでも解消へ向けての努力が強く望まれる。
その事を踏まえた上で申せば、全選挙区にての選挙無効の要求は、こうした格差是正への望ましい動きとは少なからずかけ離れているのではないか。
まず「一票の格差是正」は急に実行できるものではなく、長期的な努力目標として理解されるべきものだろう。今回選挙が、安倍現政権が戦略的に仕掛けたものである事を踏まえるにしても、仮に選挙のやり直しをするにしても、数百億円もの血税投入を要するのである。そんな事は、有権者多数の理解を得られないのは容易に想像のつく事だ。上級審判例の多くが、違憲状態を是としながらも選挙の無効要求を退けたのは、その現実を踏まえているからであろう。
もう一つ、選挙無効を求める弁護士有志の姿勢には、自公現政権への敵意を初めとする政治臭が感じられてならないのだ。政治思想には中立であるべき法曹人の取るべき立場なのか?との疑問も付き纏う。選挙とは、一面では「武器を取らない革命」にもなり得ると言う。言ってしまえば、選挙無効訴訟に出た面々は、多く「革命家気取り」ではないかと言う事だ。
考えてもみて下されたい。「一票の格差」が軽いと言われる都市部の有権者は総じて政治的関心が低く、先の衆院選にての棄権も多かった。選挙を盛り上げる為の啓蒙や情宣が不足していたのも事実。比較的投票率の高かった郡部にては、安倍現政権はそれなりに、曲がりなりにも見える形で各地への貢献を行ったかもだが。教育にしても「何の為に投票を行うか。国政地方政への国民の関与はどうか」などの事共を、分り易く大事に教えているとは到底思えない。更に、格安航空の普及や新幹線の延伸に伴い、郡部より都市部への人口流出、所謂「ストロー現象」への対策などの様に、地方を魅力ある所とする地道な努力もせずに「一票の格差」ばかりを問題にしても、国民的理解や支持は得られまい。選挙無効訴訟の挙に出た面々の思考は、恐れながら申せば、終生日本国憲法的価値観から抜け出せずに終わった元社会民主党々首で、故人となった土井たか子さんと大差ないのではないだろうか。もう少し、都市部と郡部の政治社会的現実の面に立った思考を願いたいものだが、やはり無理と言うものか。尤も、この訴訟の行方も大体、選挙の無効要求は多く退けられるであろうとの見通しはついているのだが。
今回画像は、目出度く開業100周年を迎えたJR東京駅丸の内駅舎。最近の修繕にて、ほぼ完全に戦前の威容を取戻し、魅力も増した様ですが、今日行われた記念IC切符の発売は、混乱が予想されるとして途中々止され、多くの希望者の憤りと失望を買った様で、JR東日本社の完全な失態と言えるでしょう。
後日予定される、中止分の切符発売については、より安全周到な方法を練った上で願いたい所。又、限定品にすぐ飛びつこうとする、購入希望者の側にもそれなりの問題があるでしょう。
さて本題。去る12/14(日)に本投票が実施され、大方の予想通り、戦後最低レベルと言われる低投票率と、自公連立の圧勝に終わった衆院解散総選挙。
各地の小選挙区における、有権者人口に対する議員定数の比率が不均衡な、所謂「一票の格差」がかねて問題視され、例えば衆院選にては、最大で4倍を超える格差があるとされ、最高裁判所にても、憲法違反状態にあるとの判決が下されている。これを受けて、複数の弁護士有志が、先の衆院選全選挙区における選挙無効を求める訴訟の挙に出た様だ。違憲状態は程度の差こそあれ、参院選にても同様の問題を生じており、勿論長期間放置して良い事ではなく、政権党は勿論、党派の差を超えて少しでも解消へ向けての努力が強く望まれる。
その事を踏まえた上で申せば、全選挙区にての選挙無効の要求は、こうした格差是正への望ましい動きとは少なからずかけ離れているのではないか。
まず「一票の格差是正」は急に実行できるものではなく、長期的な努力目標として理解されるべきものだろう。今回選挙が、安倍現政権が戦略的に仕掛けたものである事を踏まえるにしても、仮に選挙のやり直しをするにしても、数百億円もの血税投入を要するのである。そんな事は、有権者多数の理解を得られないのは容易に想像のつく事だ。上級審判例の多くが、違憲状態を是としながらも選挙の無効要求を退けたのは、その現実を踏まえているからであろう。
もう一つ、選挙無効を求める弁護士有志の姿勢には、自公現政権への敵意を初めとする政治臭が感じられてならないのだ。政治思想には中立であるべき法曹人の取るべき立場なのか?との疑問も付き纏う。選挙とは、一面では「武器を取らない革命」にもなり得ると言う。言ってしまえば、選挙無効訴訟に出た面々は、多く「革命家気取り」ではないかと言う事だ。
考えてもみて下されたい。「一票の格差」が軽いと言われる都市部の有権者は総じて政治的関心が低く、先の衆院選にての棄権も多かった。選挙を盛り上げる為の啓蒙や情宣が不足していたのも事実。比較的投票率の高かった郡部にては、安倍現政権はそれなりに、曲がりなりにも見える形で各地への貢献を行ったかもだが。教育にしても「何の為に投票を行うか。国政地方政への国民の関与はどうか」などの事共を、分り易く大事に教えているとは到底思えない。更に、格安航空の普及や新幹線の延伸に伴い、郡部より都市部への人口流出、所謂「ストロー現象」への対策などの様に、地方を魅力ある所とする地道な努力もせずに「一票の格差」ばかりを問題にしても、国民的理解や支持は得られまい。選挙無効訴訟の挙に出た面々の思考は、恐れながら申せば、終生日本国憲法的価値観から抜け出せずに終わった元社会民主党々首で、故人となった土井たか子さんと大差ないのではないだろうか。もう少し、都市部と郡部の政治社会的現実の面に立った思考を願いたいものだが、やはり無理と言うものか。尤も、この訴訟の行方も大体、選挙の無効要求は多く退けられるであろうとの見通しはついているのだが。
今回画像は、目出度く開業100周年を迎えたJR東京駅丸の内駅舎。最近の修繕にて、ほぼ完全に戦前の威容を取戻し、魅力も増した様ですが、今日行われた記念IC切符の発売は、混乱が予想されるとして途中々止され、多くの希望者の憤りと失望を買った様で、JR東日本社の完全な失態と言えるでしょう。
後日予定される、中止分の切符発売については、より安全周到な方法を練った上で願いたい所。又、限定品にすぐ飛びつこうとする、購入希望者の側にもそれなりの問題があるでしょう。