Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

猛毒 火蟻(ヒアリ)の、詳細な分布調査を求む

2017-06-20 20:10:42 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!愛媛・加計学園の、獣医学部設置を巡る、不明朗な事共の解明を目指し、国会閉会中審査を求める動きが、野党間から出ている様だ。国内世論も、成立したテロ等準備罪処罰法制と共に、更に踏み込んだ説明を、政府与党に求める声が大きくあり、ここの所は十分に汲まれる事を望みたい。何も疾しい所がなければ、明快な言葉で堂々と説明すれば良いだけの話であり、政府与党 それに霞が関官僚群の総力を以てすれば、不可能ではないはずだ。近い東京都議選、そして、いずれ避けられぬ衆院選の望ましい結果の為にも、ここの所は誠実な対応を求めたい。

本題に入ります。経済政策「アベノミクス」の持続の為にも、海外との健全な貿易が欠かせないのは、誰もが認める所たろうが、その輸入貨物に紛れて、最大級の「困り者」が遂に我国上陸を果たしてしまった様だ。それは「火蟻(ヒアリ)」である。南米原産の、僅か3mm弱の小型蟻だが、毒性が強く、蜂の毒アレルギーのある方は、刺されると、特に深刻な症状が懸念され、海外にては、残念ながら致死例も複数ある様だ。生死の左右に至らなくとも、皮膚へのダメージなどはかなり大きく、ほぼ一ヵ月以上 症状が残る事もあるらしい。我国へは、これまでは侵入を阻止できていたが、遂に先日、兵庫県下の神戸港と、尼崎市内にて、まとまった数が発見された由。

まず、神戸港から尼崎市内に入った、中国大陸、華南からのコンテナ貨物中から。次いで、神戸港の、広大なコンテナ待機場所からまとまった数が見つかった様だ。火蟻は、前述の困った猛毒の他、獰猛な性質と、繁殖力、適応力の高さも併せ持っており、一度定着してしまうと、地上にいるものは、通常の殺虫剤駆除ができるも、根絶が難しいらしい。既に、神戸市内の一部幼稚園では、砂場使用が一時禁止、裸足で行う科目も、履物必着に変更された様だ。確かに、抵抗力も未熟な子供達に被害が出てしまっては、大変だからだ。

まずは当該自治体、それで手に負えなければ、厚生労働省が主導して、全国の貿易港で、火蟻の分布がないか、もしあれば、繁殖のサインである女王蟻がいないかなど、詳細な生態調査とその報告を早めにお願いしたい所だ。中国大陸は、台湾など他の諸国と共に、2004=平成16年には生息が確認され、我国各地への貨物も相当にあるはずだ。今回は神戸港だったが、距離の近い大阪や、当地名古屋の各港などは、少なくとも要注意レベルではと心得る。

火蟻は、大きな蟻塚を作る習性があるそうだ。①これを見たら、まずは積極的に手を出さない事。下手をすれば、膨大な数の蟻に攻撃され、ただでは済まない事態があり得る。②決して自身で対応せず、速やかに自治体に報告する事。③もし、不運にも攻撃を被ったら、少しでも症状が進みそうなら、迷わず医療機関を受診する事、等を実行されるべきとの事。神戸港などの、水際で阻止される事を祈りたいが、悪くすれば、これから更に上陸され、勢力を拡げられる事ともなりかねない。不安を助長したくはないが、要は、この昆虫の色んな所を知って「正しく恐れる」と言う姿勢が大事なのかも知れない。

今回画像は、その名古屋港近くの運河を渡る、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子。この辺りからは、港ももう近所で、海に近い風情が味わえますが、反面、今回の様な、コンテナ貨物や木材には、注意や警戒を要する生物が紛れ込んで来る恐れが高いのも事実。国際化と貿易の進展に伴い、又、進む地球温暖化もあって、今まで我国では見られなかった、外国産の「困った生き物」が更に多く乗り込んで来る可能性も大きくある。「もう、時代は変わった」 「自らは、自らで守る」と言う意識を強く持ち、我々国民市民は、こうした外来生物の問題と向き合う必要があるかと心得ます。

コメント (4)
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