コナサン、ミンバンワ!「春の嵐」が一つ過ぎ、当地愛知は、午後から天候回復。ようやく、冬の名残の 寒暖差の大きい時季から遠ざかろうとしている様に見える。風邪気味の各位も多く、まだ油断ならないのは事実だが。
国会は、相変わらず揉めている様だ。特に、現役財務事務次官による、女性報道関係者複数への、性的嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)疑惑で、一部を除く野党各党は、いきり立っている様だ。森友・加計両学園への便宜疑惑でもそうだったが、これらの事共は 発信元の個人や団体は、昨日今日ではなく 以前の段階でこうした芳しからぬ事象の情報を掴んでいて、攻撃の標的たる 安部自公政権への 効果的なダメージとなる様、頃合い(タイミング)を見計らって世間に表して来ている様に思えてならない。幾ら「時の政治権力が相手」とは言え、相当に卑劣の度合いも強く感じるのだが。
どんな情勢下にあっても、国益に関わる対外的な事共と、国会及び地方議会で起きている好ましくない事態は、あくまでも「ケース・バイ・ケース」で 時に切り離して考え、必要な措置をすべきであって、何でも一体の事として主張し、進めようとするのは無理筋だ。今日も、これから米大陸にて 主要国の財務閣僚の会合があり、麻生財務相が当然出席さるべき所、一部を除く野党各党から反対意見が出た様だが、これなどは「世界における我国の立場と国益の保持」という重要事項を軽んじた見方と言わざるを得ない。政府組織が不祥事を抱える場面であっても、必要な国際会合には、重要閣僚を必ず出席させるべく送り出すのが、与野党を問わぬ 政党の責任というものだろう。
徐々に本題です。先月下旬来、沖縄県下をメインに、我国では病原体が根絶したとされていた、麻疹(はしか)の大規模感染の疑いが生じている。きっかけは、南方・台湾からの たった一人の旅行者が、麻疹罹患の症状のまま、沖縄・那覇空港の検疫をすり抜け、訪れた沖縄本島各地にての 感染の広まりが懸念されるものである。更に、その懸念が一部は的中し、首都圏や当地愛知にも、沖縄で感染した患者がある模様。空気感染力が強く、重症化すれば 命を左右する恐れもあるだけに、医療機関との関わり方も、大きな感染に繋がらない為、特に慎重な対応が 強く求められる様だ。我国の場合 30~40代の 予防接種が一度のみの人々の 感染リスクが高いと言う。空港検疫で水際阻止できなかった 不良な事態を招いた理由と共に、そうした 感染し易い世代への周知と啓蒙も、強く推進をお願いしたいものである。ただでさえ、日本人の特に男は 普段から病気に陥らぬ様務める 防疫意識が低いと来ているから。
前述の事とも多少は関連するのだが、少し前まで、放送メディアをメインに、我国で 外国人向けの医療行為を受ける為の旅行 所謂「医療ツーリズム」を促す論調があった。ただでさえ医師、看護師、胃や肺、心臓などの「まさかの異変」を 事前に察知して早めの治療に役立てる X線検査技師などの人員不足を生じている折、果たして ただでさえ深刻レベルの、日本国内医療にきちん対応した上でできるのか?緊急の医療処置を要する日本人が、後回しにされる恐れはないのか?拙者は、疑問を抱いて来た。これに加えて、外国人相当数による、我国健康保険への不正な加入や、保険利用などが表面化。放置すれば 我国保健医療の崩壊を招きかねない事態に入りつつある由。
この懸念は、医療ツーリズム構想が最初に出た 旧民主党・鳩山由政権時代より、日本医師会をメインに表されていたが、遂に・・というか、やっぱり出て来た趣のあるこの問題、某ネット記事の一部引用と、今回記事末尾に 関連記事をリンク致したので、ご一考下されば幸いであります。拙者は、やはり外国人向け医療ツーリズムの広い開放には 反対の立場を取らざるを得ないですね。
「医療ツーリズムに対する 日本医師会の主張」
この(医療ツーリズム)問題に対して 日本医師会はいち早く 2010=平成22年6/9、定例記者会見で「国民皆保険の崩壊に繋がりかねない最近の諸問題について」~混合診療と医療ツーリズム~と題し、強い懸念を表明している。その骨子は 医療への投資は、将来の経済成長をもたらすと以前より主張してきたが
①営利企業が関与する 組織的な医療ツーリズムには反対 ②医療ツーリズムが 混合診療解禁の後押しになる ③医療に株式会社が参入することが問題
と言ったもので、要するに 医療に営利企業が参入し 利潤追求・外貨獲得のための医療を行い、ひいては(主に外国の)一部の富裕層のためだけの医療が、混合診療解禁に繋がる事を強く懸念しているのである。
(混合診療=国際的に明確な定義はないが、厚生労働省は「日本国内での 一連の医療行為について、保険診療と保険外診療の併用を認める」としている。日本医師会によれば「保険診療と保険外診療の 診療行為自体の混在ではなく、日本の国民皆保険体制の 公的医療保険制度の主幹システムである『医療の現物給付』の中での『費用の混在』(一部負担金を含む保険給付と 保険外の患者負担との混合)を指す」とされる。(引用ここまで)
前述の、日本医師会表明の懸念は、発出後 数年以上を経た今も、混合診療の扱いを除いては 当時とそう変わらないと思われる。医療利権の影もあり、必ずしも芳しくない印象の日本医師会だが、今回見た 外国人医療問題との向き合いでは、一定支持できるものと愚考する。前述した様に、旧民主党政権下できっかけができた医療ツーリズムは、そのままでは決して支持する訳には参らないものだろう。
まず、日本国民への社会保障の面が第一義と言う所から、あくまでも その前提をクリアして、余力のある場合にだけ認められるものだろう。そうとすれば、医療ツーリズムの恩恵に浴せる外国人は、ごく僅かという事になる。これは、よく言われる外国人差別とかの意味ではない。医療関係者も不足の折だからこそ、まず日本人の医療が優先されなければならない。今回画像は、昨年 京都市西郊外で見かけた、JR山陽線へ向かう 上級リゾート特急「トワイライト・エクスプレス瑞風(みずかぜ)の様子を。以下のリンクが 関連記事です。 https://news.yahoo.co.jp/feature/755