Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

結局「錆びた看板替え」

2018-04-27 20:42:51 | 国際・政治

「今日も宜しく・・」本日午前から行われた、大韓民国と「北」こと朝鮮民主主義人民共和国の両首脳 文 在寅(むん・じぇいん)大統領と 金 正恩(きむ・じょんうん)朝鮮労働党委員長の初会談。報道画像を見る限りでは、昨日まで 普通に行き来していた二人の人物が、次の日も普段通りに会っているが如く 奇妙なまでに落ち着いた日常性を感じさせるものであった。

勿論これは、見る者達を落ち着かせる為の演出という側面もあるだろうし、午後には 半島非核化を目指す両首脳の共同宣言も発せられた訳だが、果たしてすんなりと事が進むかどうか?との疑念を抱かせたのも事実だ。韓国内には、両首脳の会談を好感しない世論も一定数あると聞く。当然と言える。現状の「対北圧力」を一定程度維持しながら、今後の推移を冷静に注視して参るのが 現状最善の向き合い方だろうが、我国積年の懸案 日本人拉致事件の解明と解決に向けた努力も欠かせないだろう。又、この南北宥和へ向けた一歩は、我国の安部政権が 一定の圧力政策を継続して「北」が方向転換する一つのきっかけとなったとの主張にも留意したいものだ。

本題です。ここ一週間程 与野党双方の原因により、国会審議が停まっているのはご存知だろうが、その様な中 審議拒否した 6野党中の旧民進と希望両党が、5月連休明けにも統一会派「国民民主党」を結成、組織替えする事が明らかになった。但し「ただの野合」となる事が嫌気され、特に旧民進議員は 新党結成に不参加の向きも多いらしい。両党が合流 国民民主党結成が叶っても、現状の第一野党 立憲民主党を上回る党勢を得られないのは確実と見られている。

両党の合流→国民民主党結成の方向は 4/26の民進・両院議員総会で決められたとか。大塚同党代表は「5/7に結党大会を開きたい」意向の様だが、両党の支持率は 共に 1%程度と下げ止まったまま。期待感は限りなく低く、現状でも 第一野党・立憲民主党との連携を望む声も一定ある様だ。ある党幹部によれば「離党して立憲民主党へ移る議員が約 10名程度。無所属が数名程度」とかで、参院民進会派では、新党に加わらない議員が十数名に上るとの見通し。内数名が 5/7にも立憲民主党入りの為 離党届を提出する意向の由。それと、同じく民進系の「無所属の会」存続も確認された様で、結局、四分五裂のあり様という事になりそうだ。

又また「ただの看板替え」に終わるのか。立憲民主党を上回る 第一野党となる事が叶わない以上、合流してもしなくても 結局同じだろう。対立憲民主党連携も、順調に進む保証はない。日共と自由党は、折々野党連携を持ちかけている様だが、枝野立憲民主執行部は慎重姿勢とか。同党も結局は、旧社会党的になり下がって、連携も陳腐なそれになりそうだが、旧民進と希望のそれは「やっぱり、ただの野合」。最早、希望も信頼も得られないのは 火を見るより明らかだろう。

現状でも、自党周辺の内輪の事共しか見えず、政権与党の落度追及にばかり血道を上げ、その挙句「政策より政局」の悪癖が叩いても治らない様なら、幾ら離合集散を繰り返しても 結果は何も変わるまいて。そうであれば「やるよりやらない方がマシ」に見えるのは、有権者多数の目にもその様に映るのではないか。

これまでは、新聞やTVなどの既成メディアに主導され「政治家よりは活動家」に近い、いかがわしい輩が当選するケースもあったろうが、これからは そんな事のない様 我々も自覚を新たにする必要があろう。同じ失敗を繰り返しては国費を浪費する様な不良組織は、有権者の強い意思と信念で 国政や地方政治の場から退場させなければならないという事だ。今回画像は、過日訪れた新潟県西部の日本海岸の様子。通る線路は JR信越線。ここに立つと「北」による日本人拉致事件解決を、自ずと祈念したくなるのも事実です。

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