昨年暮れ 国際法でも認められた、日本海の我国排他的経済水域 EEZ内にての 大韓民国艦船による、当然の警戒中だった海自哨戒機向け火器管制レーダー照射事件は、同国側の非協力的姿勢もあって 全容解明が進められない状況にある様だ。我国側としては、明らかに正当といえるやり方で必要な証拠を開示し、少なくとも非がない事を国際社会に明示する必要があろう。その上で 韓国側とも必要な協議に臨むなら了とするが、所謂「慰安婦」や「徴用工」の件同様、決して安易な謝罪はしない様求めたい。真実を曲げてまで行って良い事ではないからだ。
これまでの報道記事複数や ネット民各位の発言などから、前述の韓国艦船と「北」の船舶は、対日を含む 何らかの工作を行っていた疑いが付き纏うといわれる。国連の対「北」経済制裁決議に反し、多量の貨物を海上にて「韓」→「北」の船舶に載せ替える 所謂「瀬取り」の可能性は低いらしいが「北」船舶には一般漁船などでは到底必要とも思えない大型通信アンテナが備わっていたとか。又 レーダー照射は韓国軍サイドの独断ではなく、文 在寅(むん・じぇいん)韓国現政権中枢が関与の可能性が極めて高いという。それらから、やはり我国施政権下の EEZ内での 特に我国にとり不良な内容であろう行動が、我国海自や海保に掴まれるのを阻む為に行ったとの見方が有力とされるのだ。
今年に入り明らかになった「韓国々防白書 2018年版」には、前年版まであったとされる「核とミサイルの脅威が続く限りは『北』政権及び軍は、我々の敵」と言う意の文言が消え、替えて「大韓民国の主権、国土、国民、財産を威嚇し侵害する勢力を敵と見なす」意のそれが表された由。具体的な国名を明かさない事により「北」の対韓敵意や反感をかわす狙いが第一だろうが、同時に 潜在的には我国を仮想敵国と見なす動きとも取れる様だ。
前述の事件とも併せ考えると、文・現韓国政権は 徐々にだが我国を同盟国・友好国とは見なさなくなりつつあるのかも知れず、事実なら これまでの「国」としての対応を変えるべきも視野に入れる必要があるのかも知れない。 前置きが長くなり、恐縮。謝 これからが本題です。前述の、大韓民国一連の動きにつき、昨年末以来沈黙し続けていた立憲民主党・枝野執行部が「やっと」党見解・・の様なものを一昨日 1/19に至って発出した様だ。「遅きに失した」の表現では足らず「遅いにも程がある」と評しても甘い位だろう。以下、某ネット記事にあった 枝野代表の発言録を載せておく。
「レーダー照射問題『我が方に理がある』立憲民主・枝野氏」(発言録)
(海上自衛隊の哨戒機に 韓国海軍の駆逐艦が火器管制レーダーを照射したとされる問題について)これは政治問題化せず、実務的に粛々とし事実関係を明らかにしていけば、いま我々が承知している範囲では 明らかに我が方に理があると思っている。できるだけ粛々とやっていく方が、国際社会の理解も得ながら あるべき結論に近づいていくのではないか。(鹿児島市内にて記者団に対し発出。引用ここまで)
昨年の国会閉会時 安倍政権追及の趣旨説明を 3H近くに亘りぶち上げた同じ人物の見解とはとても思えず、正直「呆れてものも言えない」レベルである。この程度の見解なら、昨年暮れ 事件発生当日の内に十分表せたはずだ。公党のトップである以上、枝野代表にこの程度の力量もないとは言わせない。明らかに 中韓側に非がある事共となると、それまで声高だった連中が一斉に沈黙する これまでにもあったパターンではないだろうか。黙して様子見の所、このまま放置では今春の統一地方選、そして今夏の参院選といった政局にとり 不利が見込まれるので、泥縄式に「屁の様な」見方を表したに過ぎないのではないか。
「実務レベルでの解決を」と言った所で、そも政治問題。韓国側が真摯に応じなければどうしようもないものだ。現に防衛省レベルでは「これ以上の協議は無理」との見方が大きく表され、前述見解が空想論に過ぎない現実が炙り出されようとしている。所詮 枝野立憲民主執行部見解は、自勢力に有利な所だけを表す二重基準「ダブスタ」見解と見られても仕方がないだろう。
この元旦にしても、立憲民主党幹部複数が伊勢神宮に「なんちゃって初詣」をした事が良かれ悪しかれ話題にはなったが、この「遅い出方の割には出来の悪い」党執行部見解も同じ事。立憲民主党は 結局は旧民主党、そして旧民進党の「選挙互助会」的体質から脱却できていない事を露呈したと見るのは、拙者だけではないだろう。勿論こんな事で、安倍政権や与党の諸対応や政策の取り組みを「遅い!」などと揶揄する事は、表ではできても 実質を伴うそれはもう叶わないだろう。今回画像は、先年訪れた新潟・山形両県境付近の 日本海岸の模様を。通る線路は JR羽越線。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3342.html