Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

名ばかりの「多様性は力」か・・

2019-11-13 13:37:55 | 国際・政治

今国会では、ほぼ毎春内閣が公費にて行う「桜を見る会」のあり方を巡って、野党側から強い疑念が表されている様だ。山口県下の安倍総理大臣後援関係各位の招待につき 大きく不適切な所が指摘されたとかで、野党勢力はこの事を巡り 攻勢を強める方針の様だ。確かにこの行事の参加人員・予算の各面は増加傾向であり、実態に見合った検証が必要は事実だろう。菅内閣官房長官は対応方針を表したが、遅めの印象は免れない。安倍「長期」政権の緩みも言われている折、無理かもだが検証には強い姿勢で臨んで頂きたいものだ。

それを踏まえた上で 追及側の野党勢力も、きちんと腰を据えて臨める状態なのだろうか。答えは「否」だろう。第一野党・立憲民主党は、擁する女性議員の一部が枝野執行部に異を唱える事態が複数発生、特に枝野代表や有田、辻元両党幹部らの統率力が疑われ始めているのではないか。その旗頭が、必ずしも好感できる訳ではない山尾志桜里衆議というのも何やら皮肉なものがある。以下、某ネット記事を引用して、少し視て参る事としたい。

「『憲法論議自体したくないのが見え見えだ』立憲民主、山尾志桜里氏の"正論"党批判にネットは『見直した』枝野氏は苦りきった表情で・・」

立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が憲法改正を巡り、自由に中身を討議すべきだという「正論」を述べたところ、枝野幸男代表らに不快感を露わにされる事態となった。ただ ネット上では、憲法の議論を前進させようとする山尾氏を評価する声が高まっている。

「国民投票法改正案の手続き議論が終わらない限り、一切 憲法の中身に入らないのはおかしい」山尾氏は 11/7、約 2年ぶりとなる衆院憲法調査会の自由討議で、こう発言した。憲法審査会は本来、憲法の論点を自由に議論し合う場だが、立憲民主党は 国民投票を巡る TV-CM規制の議論を優先する立場を取っている。この為 枝野代表は同日の記者会見で、山尾氏の発言に「国会の議論の段取りは国会対策マターであり、大衆討議のものではない」と苦り切った表情を見せていた。

だが、山尾氏は怯まない。自身の FBでは「憲法の議論は、まず(憲法審の)委員各自が背中に背負う 選挙や政党の空気・圧力を意識的に取り外し『全国民の代表』たる一人の国会議員として矜持をもって発言すべきだ」などと持論を表した。同氏は自身の SNS・ツィッターでも「このままスルーすれば、党所属の普通の議員は普通に委縮する。これは本当に問題だ」「党の標榜する立憲主義の価値が揺らぐ」などと党を批判した。

堂々とした反論に ネット上では「山尾氏を見直した」「個人的には余り良い印象はない山尾衆議だが、この発言は悪くない。野党は真摯に議論に参加すべきだ」「枝野代表は『正論は野党に不要!言論の自由など議員党員にない!』て事ですね。憲法論議自体したくないのが見え見えだ」などと、山尾氏を支持する意見が目立っている。政治評論家・伊藤達美氏は「野党第一党の党首としての枝野氏の『国対マター』発言も一理あるが、党利党略になりかねない。山尾氏の発言にも一理ある。やはり国民投票法改正案などを含め、憲法審査会での自由な議論は縛るべきではない」と語っている。(引用ここまで)

ざっと一瞥すると、枝野執行部の掲げる「国会議論の段取りは国対マター」の姿勢は、そのまま「政策より政局」の党利党略そのままではないのか。かねて各方面より「小沢元自由党代表と似たり寄ったりの『数と議席が欲しいだけの選挙互助会』と揶揄された体質をそのまま引きずっているとしか思えない立憲民主党のあり様。もう愛想が尽きたという向きが多数に上っても仕方あるまい。冒頭の「桜を見る会」にまつわる疑惑には 日共が真っ先に手を突っ込み、それに立憲民主、国民民主、社民の各党が相乗りした印象を受けるが、前述の山尾衆議に対する事共を振り返って見ると 何の事はない、立憲民主党も日共、社民の各左派野党と大差ない、所属議員の自由な政見や議論さえ許さない思潮に嵌っているではないか。これで枝野代表の掲げる「多様性は力」とは、呆れてモノが言えなくもなるものだ。

山尾衆議は、これまで言われて来た自身の不適切とされる事共を 決して清算している訳ではなく、そこの所は拙者も芳しくは思わない所だ。しかしそれに留意するとしても、今回の同衆議の対応は 曲がりなりにもプラス・ポイント位は進呈して良いと心得る。同党には他にも、塩村文夏(しおむら・あやか)参議など 必ずしも支持し難い立場なるも枝野執行部に異を唱える議員は一定数存在する。先日の劇画作家・小林よしのりさんご指摘の「立憲的改憲勢力」を纏める為には、山尾衆議の様な人材が一定程度必要なのだろうか。

そうした勢力に対し、枝野執行部は党議拘束などの強硬手段で臨むのか、それとも「多様性は力」を掲げた以上、困難でもそうした言動を認めながら党運営に当たるのか、ここは一つの「踏み絵」の様に思えるがどうだろう。現状では同執行部は旧社会党程の力量も認められず「多様性は力」を味方につけ得ないとしか思えないのだが。今回画像は JR名古屋駅に到着の東海道・山陽新幹線の人気試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。以下に関連記事をリンク致します。(産経ニュース 11/11付) https://www.sankei.com/politics/news/191111/plt1911110026-n1.html

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