Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

この「侵害」なかった事にしてはいけない

2019-11-16 23:04:34 | 国際・政治

10人超の死傷を生じた、今春の東京・池袋交通事故の当該運転者だった 80代の元経産省最高幹部が書類送検された。この処置に際し、東京警視庁は検察向けに「厳重処分を求む」旨の意見を付けたそうだ。当然の事だろう。妻子を奪われた遺族の方は、当該運転諸に対し、高齢を留意しても厳罰を求める 40万筆に迫る署名を集められたという。

これに対し、当該運転者は型通りの謝罪はしたものの「自動車メーカーは、高齢者が安心して乗れる車の開発を願いたい」などとまるで自己責任を否定するかの様な表明を発出した由。これには誰でも憤りと不興を感じる事だろう。「これだから上級国民の出方は頭にくる」を筆頭に、厳しい批判の反応が多く寄せられるのもむべなるかだ。今朝の報道番組にて弁護士・橋下 徹さんが触れられていた様に、法律に基づく公正な処分が行われるべきは留意にしても、その処分は無辜の犠牲被害各位のお立場を十分に汲んだ厳正なものであって頂きたい。改めて、この方々への弔意とお見舞いを新たにしたく思う。

本題です。前述の事故を生じた元経産省幹部は、どうも当事者意識に大きく欠ける所があった様だが、形こそ違え 国会議員初め政治家にもそうした問題が見られるのは困った事だ。今渦中の「総理と桜を見る会」問題を巡っての政権与党のあり様も勿論芳しいものではない。安倍政権と少し距離を置いて申せば、長期政権に伴う緩みが盛大に出始めたという所か。諸々の法案成立では歴代随一の実績を誇り、又「志」を感じる政権運営を進めた安倍内閣も、やはり人の集まりである以上 緩みや芳しからぬ事象を生じる事もあるものだ。長らくの緊張が保てないのなら、年毎など折々の検証と見直し位は心がけるべきだろう。せめてそれ位できれば、特定野党と左傾メディアからも過分な攻勢に晒される事態位は避けられるのではないか。

政権与党のそうした不良個所に留意するも、野党側にも問題は多いだろう。先月来の森 裕子・国民民主参議が生じた、国会質問通告遅れ問題と民間人の方の個人情報流出問題はその代表だろう。質問通告遅れの方、当初森参議は 去る 10/11夕刻の期限を守ったと主張も、その時点で送られたのは 質疑者氏名、順位、時間及び出席を求める国務大臣を記載した文書で質疑内容はなく、その方の文書が正式に内閣総務官室に送付されたのは、同日夜間の 10pm頃だったという。折しも首都圏は台風第19号の襲来中で、一定の官僚初め省庁職員が深夜まで残業、帰宅不能となった方も複数あった模様と聞く。

この件に対し、森参議は自身の質問通告内容が 省庁によって外部漏洩した疑いありとして、云わば「居直り」の追及の挙に出たとされるもの。森参議所属の国民民主党以外の野党も同調した様だが、森参議の不始末を省庁の不始末にすり替えようとした意図は拭えないものがあろう。この問題こそ、検証と追及がされるべきではないか。

質問通告問題以上に深甚なのが、民間人の個人情報を流出させた件だ。政府の国家戦略特区WGの原 英史座長代理に近い企業が、特区提案者から金銭を受けてコンサルタント業務をしていたとされる事への疑問視に関連して、原座長代理の自宅住所を森参議個人の HPと SNSで公開したという信じ難いものだ。原座長代理らは、前述の疑義に対しても事実無根として森参議の懲罰と再発防止を求める署名活動を行っている様だ。又、原座長代理の住所がネット上に表された事に対し、森参議は「個人の住所との認識がなかった」と釈明した由。民間人への明らかな人権侵害にも関わらずだ。

本当に、人権感覚があるのだろうかと疑わざるを得ない森参議の行状。普段から「国民ガー、人権ガー」と騒ぎ立てる人物の見識とは到底思えない。「個人の住所かどうか」などは、文面を丁寧に一読すれば理解できる事ではないだろうか。森参議はそんな初歩的な事もスルーしていたのだろうか。これで対政府与党の追及や、政策の検証などどだい無理というものではないだろうか。

原座長代理らも求められている国会内処分がまず実行される事を強く望むものだが、最終的には議員辞職に追い込むべきだろう。又は次の選挙で必ず落選させる事。拙者としては、特にメディアから出た野党参議にはロクな人物がいない印象を受ける。総人口も減る折、行く行くは参院廃止→国会一院化を視野に入れるべき時かも知れない。そうした国民的論議も、もう今から始めるべきではなかろうか。今回画像は、昨秋訪ねた愛知・岐阜県境付近の旧国鉄中央線の線路変更で使命を終えた旧トンネル出入り口の様子。往年の勇者・蒸機に因んだ大幕が飾られ懐かしさも覚えたものです。以下に関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3647.html

コメント (2)
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