Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「複合事態」という言葉を覚えておこう

2022-05-08 21:50:28 | 国際・政治

つい先程の事だが、第一野党・立憲民主党の元参議が 現職国会議員になりすまし、JR切符の一部を詐取したかどで 逮捕され刑事問責されている由。同党は、公党としてこの地方幹部への厳正処分と 国民市民向けの誠実な説明を実行すべきだろう。関西圏にては 来る参院選を視野に入れての、競合関係にある 日本維新の会への攻勢を強め、対策顧問には 菅 直人・元総理が自ら志願して陣頭指揮するのだとか。

その折の、この不祥事。安倍政権下の森友・加計・桜の各問題より規模こそ小さけれ、根は似た様なものではないのか。左傾メディアを巻き込んでの「対安倍追及」は自由かもだが、同時に自党自勢力のこうした不始末にも厳しく当たらなければ 世間の理解を得るのは難しいという事ではないのか。

本題に入ります。今朝の某民放報道番組でも取り上げられたのだが、先月来気になる言葉として 拙的には「複合事態」が挙げられる。これは、今春先以来続く ウクライナ危機を生じたロシア、アジア太平洋地域への露骨な武力進出を図る 中国大陸、そして対日本海弾道ミサイル発射など不穏な動きを続ける北鮮の各国が連携して軍事的行動などに出る可能性を懸念しての意がある様で、既に先月下旬 元防衛閣僚により発出されているもの。同じく先月下旬ので恐縮だが、当時の毎日新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「『中国(大陸)、ロシア、北朝鮮の複合事態に危機感を』自民・小野寺氏」

自民党の小野寺五典・安全保障調査会長は 4/24、フジTV の番組に出演し、日本周辺の安全保障環境について「中国(大陸)、ロシア、北朝鮮は連携している。(3カ国が同時に軍事行動を起こす)複合事態があるかもという危機感を国会で共有し、現実的な議論をさせてもらいたい」と述べた。防衛費を国内総生産(GDP)比 2%以上も念頭に引き上げることに関しては「それに向けて努力することは、日本の国際的な立場として大事だ」と強調した。

同調査会は 既に外交・安全保障に関する提言案をとりまとめており、今週(当時) にも政府に提出する。提言案では、中露と北朝鮮が同じタイミングで軍事行動を起こすことを念頭に「複雑な対応を強いられる複合事態にも備えなければならない」と指摘。防衛費については、北大西洋条約機構(NATO) 加盟国が国防予算を GDP比 2%以上にする目標を掲げていることも念頭に、日本も「5年以内に必要な予算水準の達成を目指す」としている。

提言には 相手国領域内のミサイル発射拠点などを攻撃する「敵基地攻撃能力」について、名称を「反撃能力」に変えたうえで保有することも盛り込まれた。政府が憲法上許されるとしてきた「必要最小限度の実力」を逸脱する恐れが指摘されているが、小野寺氏は「災害救助を『必要最小限度にしてくれ』とは誰も言わない。必要な時には 合理的な範囲で対応するのが大事だ」と語った。これに対し、同じ番組に出演した 立憲民主党の小川淳也・政務調査会長は「安倍政権以後、戦後積み重ねてきた規範が なし崩し的に壊されているという危機感がある」と述べた。(引用ここまで)

僅かな事でも左傾勢力が色めき立つ 防衛・安保に関する事案だけに、抜け目なく特定野党幹部の批判的言動を併記するのが毎日新聞らしいとも言えるのだが、そうでなくても この「複合事態」という言葉には重い注目をせざるを得ない。左傾やリベラルの各勢力は「そんな事はあり得ない」などと一笑に付すかもだが、中露と北鮮が示し合わせた格好で 同時に大きな軍事行動の挙に出るリスクは可能性ゼロとは言えないだろう。

つい先日、2度に亘り行われた 北鮮による対日本海弾道ミサイル発射の件は、或いはこうした連携を視野に入れてのものかも知れない。これにつき 米合衆国は軍事面でウクライナ危機対応にに多くを割かれ、北鮮を含むアジア太平洋地域の手当ては余裕のない状況であるとも聞く。中露の軍事面を含む連携が進んでいる事をも考えると、中国大陸による台湾危機の顕在化もあながちない線ではないだろう。まだウクライナ危機が終局を迎えない状況でその様な事態にてもなれば、米軍の十分な対日援護は望めず、我国の自衛隊が矢面に立たざるを得なくなるだろう。自衛隊が、現憲法も許容の「専守防衛」の範囲をひとまず外れないにしても。

小野寺元防衛相が問題提起された「複合事態」の可能性は、曲がりになりにも我国内が平穏な今の内から「自らは、自らの祖国は自らで守る」意識の涵養を軸に 国民レベルで意識され、万一の状況に陥った場合 我国の態勢をどうするかとの議論まで、今の内に踏み込んで 一定でも緊急時のあり様を詰めておく必要があると心得る者だ。今回画像は 先月半ば、新潟県下からの帰路に乗った 上越新幹線グリーン車内の様子を。日曜午後で 普通車が大いに混雑した為、乗車のやむなきに。それでも首都圏近くの高崎からは こちらも満席近くなり、当地愛知辺りとは利用者の意識差も感じさせられた一時でもありました。

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