Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

内政干渉が疑われる、北欧 2カ国 NATO加盟申請への 日共の反対表明

2022-05-22 23:44:58 | 国際・政治

今日夕方、バイデン米大統領が初来日。明日は岸田総理との日米首脳会談、明後日の離日当日には 日米と豪印両国、計 4か国による「クァッド」会合が持たれる予定。無理筋の海洋政策を続ける 中国大陸を睨んだ対応策が主な議題の様だが、深刻さが続く ロシア国の対ウクライナ国侵略を巡っては、印と他の 3カ国間には安保面での温度差もあるとか。

各国首脳がどう知恵を絞って歩み寄るかも見ものだが、米合衆国にしても 対露、対中の二面作戦を強いられる場面でもある様だ。岸田総理はバイデン大統領向けに 費用面を含めた我国防衛態勢の強化を明らかにする姿勢と聞くが、その状況でも「できない事は はっきりNo」と返す信念ある姿勢で臨んで頂きたいものだ。

その米国の安保政策にも影響するだろう 露の対宇侵略に対し、長い国境を接するなど 西の近隣にある北欧スウェーデン、フィンランドの両国が これまでの軍事中立を転換、北大西洋条約機構 NATO加盟申請の方針を明らかにした。30に及ぶ全既加盟国の承認を要するが、自国の反政府勢力を保護しているなどの理由で トルコ国など若干の諸国が現状反対とかで、加盟実現には曲折がありそう。以下 今日の AFPネット記事を引用して、みて参りたい。

「トルコ大統領、北欧 2カ国の NATO加盟に難色崩さず」

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は 5/21、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO) について、両国がテロ組織を支援しているのではないかとの懸念が解消しない限り「前向き」に対応できないとの立場を示した。

トルコは以前から 北欧、特にトルコ移民が多いスウェーデンが、クルド人勢力や 2016(平成 28)年のクーデター未遂をめぐり指名手配されている在米イスラム教指導者、フェトフッラー・ギュレン師の支持者をかくまっていると非難している。

スウェーデン、フィンランド両国の NATO加盟には 全加盟国の承認が必要なため、エルドアン氏のこうした否定的な姿勢は 加盟実現に向け大きな障壁となる可能性がある。

トルコ大統領府によると、エルドアン氏は NATOのイエンス・ストルテンペルグ事務総長と電話で会談し「スウェーデンとフィンランドがテロとの戦いなど、基本的な課題をめぐり トルコと連携していくことを明確に示さない限り、我々が両国の NATO加盟に前向きに取り組むことはない」と述べた。

エルドアン氏は先に 両国が NATO加盟申請を受けて代表団の派遣を打診したのに対し、受け入れを拒否。5/21には 両国首脳と相次いで電話会談し、トルコの安全保障を脅かす「テロリスト」集団への資金・政治面での支援をやめるよう求めた。

(トルコ)大統領府によると、エルドアン氏はスウェーデンのマグダレナ・アンデション首相に対し、非合法武装組織「クルド労働者党」やイラク、シリア両国内のその分派をめぐるトルコ政府の懸念を共有していると示すため「具体的かつ真剣な措置」が講じられることを期待すると述べた。

(反政府組織)PKK は 1984(昭和 59)年以来、トルコ政府に対する武装闘争を行っている。トルコの他、フィンランド、スウェーデン両国も加盟する欧州連合(EU) などの西側諸国・地域に「テロ組織」と指定されている。(引用ここまで)

歴史的転換とも称される 北欧 2国への「露の脅威」は理解するも、トルコ国への脅威ともなりかねぬ 反政府組織保護の可能性があっては、NATO加盟申請もおいそれとは参らぬ所も 又理解できる。北欧 2国にとり「政治信条の自由」が国是といえど、他国の存立を脅かしかねない事共は やはり除去努力が欠かせない事だろう。順調でも加盟承認には半年程度を要すといわれるが、当該各国にとり 望ましい結論となる事を望みたい。

と、我々が言及できるのはここまでだろう。ご存知の様に、ここから先の事は各国の内政問題だからである。しかしながら 我国の左派容共勢力は、此度の NATO問題が スウェーデン、フィンランドの北欧 2国とトルコ国がそれぞれの間で対話や協議、交渉を行って決着を図るべきである事を理解しない政治勢力がある事実にも目を向けておいて良さそうだ。日共が前述の北欧 2国の NATO加盟申請に、少なくとも直ちに関係しない 日米安保体制の強化に繋がるなどと的外れな反対表明を発したのだそうな。

詳しくは 末尾の関連記事に譲るが、日共も外交面ではダメレベルな様だ。前述 2国の NATO加盟申請は、あくまでも各国が直面する安保面の「お国の事情」からで、それはもう一方のトルコ国にも当てはまるも 直ちに日米同盟の過剰な強化には繋がる訳ではない。大体日共は、日米安保体制自体を「日米軍事同盟」などと勝手な読み替えをしているが、これもあくまで国防安保の為で 的外れも甚だしい。

「自党自勢力の主張は、内政干渉が疑われる」レベルを自覚し、必要な見直しをした上で発出すべき。それができなければ公党としての信頼保持も困難だろう。まぁ拙者はそうなる方が良いのだが。今回画像は 先日訪れる機会を得た、岩手・釜石市内を行く第三セクター・三陸鉄道線列車の様子を。概ね日中は 気動車 1両単独での運行が圧倒的多さも、運転事情により この様な 2両重連となる事も。やはり乗車の多い 朝・夕によく観られる様。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) フィンランドとノルウェーのNATO加盟に反対する“お花畑政党”日本共産党 - 外交 (fc2.com)

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