Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

元総理国葬ー野党各党の出欠対応分れは「予定調和」だ

2022-09-03 21:26:48 | 国際・政治

継続すべき大きな国家的テーマたる「防災」「防疫」「防衛」への強い対応の一方で、少なくとも外交分野では大きな貢献をしたとされ、今夏の参院選地方遊説中 凶弾に斃れた安倍元総理の国葬を巡って、相変わらずの賛否が飛び交っている様だ。

少し遡って 安倍元総理の訃報に接した時、拙者は前述外交面の成果を重く見、又 それから当然導かれたともいえる 地球レベルの諸外国からの弔意に応えるべく、少なくとも内閣、自民、国民有志による「国民葬」以上の儀礼を以て見送るべきと思っていた。これは 以前やはり当時の最長任期を有し、かつノーベル平和賞を受けた履歴を持つ安倍元総理の親戚にも当たる 佐藤栄作元総理が同様の葬礼で見送られた事による。

早めに閣議決定をみた「国葬」にてに際しては「まぁそれならば」との受け止めだったが、安倍元総理の訃報に絡んで「埃の様に」出された旧統一教会と我国政界との接点問題についての報道メディアの扱いは、明らかに問題ありだと思う。指弾されるべきは 霊感商法などの反社性を帯びた所に留められるべきであり、同教団に儀礼的挨拶をしたとか、祝電を送った・・或いは 同教団関連メディアの取材に応じた程度の事を悪行視するのは筋違いだろう。

末尾に、先月末 女流保守言論の重鎮・櫻井よしこさんの記事をリンク致すが、霊感商法被害者弁護団の表明にもある様に、与野党問わず 我国政界が留意すべきは旧統一教会の反社的部分に関してのみの反省や検証、再発防止策の留められるべきであり、それを逸脱すれば 現憲法も保障の「信教の自由」への侵犯ともなりかねない。特に左傾メディア勢力に自重を求めても無意味かも知れないが、せめて読者の我々は「読まない、見ない、買わない」の対抗策実践と共に、目を通すにしても そうした危険性を念頭に置くべきと心得る。

さて その安倍元総理国葬につき、出欠をどうするか 野党間で対応が分れそうな気配だ。日共は「弔意の全体主義的強制」に繋がるを理由に 早々に欠席を決定。それはそれで良いが、第一第二野党の立憲民主、日本維新の両党派がまだ出欠を明らかにしていない様だ。党派への支持率を左右し得る事を気にしての様だが、これでは岸田政権を「検討使」などと揶揄する資格に欠けるのではないか。以下 昨日の時事通信ネット記事を引用して、みて参りたい。

「安倍氏国葬出席、悩む立民=維新も表明留保」

立憲民主党や日本維新の会は、故・安倍晋三元首相の国葬に関し、出席するかどうかの態度表明を先送りしている。国民民主党は出席、共産党は欠席する意向を示しており、野党間で対応が割れている。

立民の 泉 健太代表は 9/2の記者会見で「国会に対する (政府の)説明を見極めながら最終的に判断したい」と述べるにとどめた。「本当に悩ましい。安倍氏を悼む気持ちは当然あるし、これまでも内閣葬があれば出席してきた」と出席の余地も残した。

世界平和統一家庭連合(旧当為っ教会) と安倍氏ら自民党議員の関係が明かになり 国葬に反発する世論が高まる中、立民は国葬反対の主張を強めている。一方 国民(民主) などが出席を表明しており、立民が国葬を欠席すれば「共産寄り」との印象を与えかねない。

維新は 国葬に賛成の立場だが、世論の賛否が割れており 出席は明言していない。岸田文雄首相が 国会で説明責任を果たすよう求め、藤田文武幹事長は記者会見で「(衆参両院の) 議院運営委員会で 首相も入って質疑があるので、それを聞いた上で党の対応を決めたい」と説明している。

国民(民主) の 玉木雄一郎代表は (安倍元首相)国葬に理解を示し、出席する考えを表明。共産党の 小池 晃書記局長は「国葬が強行されることになれば、私たちは厳しく批判されるわけだから 出席はできない」と欠席する方針を示している。(引用ここまで)

日共が「欠席で筋を通す」つもりなら、その事を云々するつもりはない。決定を尊重する訳ではないが、欠席の表明は自由だろうから。立憲民主、日本維新の両党派は 安倍元総理国葬が今月下旬の事もあり、岸田総理も出席の上行われる 国会閉会中審査の早い段階で出欠態度を表明すべきだろう。特に維新は基本国葬賛成なら、その旨に沿う様表明すべきだろう。

一方の立憲民主。新執行部では 岡田克也・新幹事長以下、どちらかといえば「左派色、対決志向」の人事を明らかにしている。そういう事なら、どの途「立憲共産党」と揶揄されても良いではないか。泉代表の表明にしても「国葬でなく、内閣葬レベルなら確実に出席」というレベルの意味で、曖昧さを捨て「国葬なら欠席」で日共と足並みを揃えた方が 筋は通るのではないか。拙者は立憲民主の支持者ではないので、正直どうでも良いのだが。

とまれ 安倍元総理国葬についての野党間対応割れは、やはり「予定調和」の域でしかないのではないか。欠席が既定の日共に加え、立憲民主、社民、れいわ新撰組が欠席という事で 拙者は正直納得するという所。改めての弔意を表した上での話だが、冥界におわす元総理も「ああ、やっぱり」とお思いになっているのではとも愚考する者だが、思い過ごしか否かは 読者各位にお任せする事にしたい。今回画像も振り返り恐縮。先年 京都市内で見かけた、JR東海道線を西日本方面へと下る 高級夜行列車「トワイライトEXP 瑞風(みずかぜ)」の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。(櫻井よしこさんコラム 8/25付) 「 安倍総理と統一教会、報道への違和感 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト (yoshiko-sakurai.jp)

コメント (4)
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