Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「変な議論好き」という持病ー米山衆議への疑問

2022-09-17 11:47:26 | 国際・政治

崩御された エリザベス英女王への、同国民の大いなる弔問が進んでいる様だ。首都ロンドンにての弔問は徹夜で行われ、長いと 30H待ちとの話も聞いた。それでも厭わない方々が多くに上るという事実は、逝かれた女王がいかに国民的敬愛と信頼を得ていたかの証だろう。その「信」は勿論、国境をも越えるものだったろう。

女王の国葬は 我国よりは天皇・皇后両陛下の参列が決まり、今日にも英国へ向けご出発とか。女王への確かな弔意とご帰国までのつつがなき、各国首脳との少しでもの交流機会が持たれる事を祈念したい。本当は 岸田総理も参列希望だったらしいが、招待枠が 2名までだった事や 出席予定の国連総会が近い事もあって実現には至らなかった由。ここはまぁ、両陛下にお任せすればよろしい。総理には、まずは国連会合への出席を確かにして頂きたい。

そして、総理帰国後には賛否飛び交う 安倍元総理の国葬が控える。事実上の暗殺だっただけに 国葬自体に拙者は異論を挟まない者で、保守側の識者からも 国葬根拠は内閣設置法で十分との見方もあるが、野党側のみならず 与党側にも「まだ説明不足」とかの異論が多くあるのかも知れない。又 同国葬出欠に関しても、野党側は社民、日共、れいわ新撰組の各党派が全面欠席、立憲民主も執行役員の欠席が決まっているとか。

まぁ予定調和だろう。要するに 安倍元総理の負の面ばかり強調してその功を認め尊重する気のない「左派反安倍」の会派が欠席という事で、その意味では国民有志レベルの国民葬といえるかも知れない。一方で、日本維新と国民民主の各党派は出席を決めている。弔意の強制がない以上出欠は自由だし、出たくなければその方が 儀礼上も望ましい。で 今回は、余り取り上げる気になれない与野党双方の二人物につき、一応触れておこうと思う。これも余り出来の芳しくなさそうな東京スポーツ WEB記事から。

「『ドンと思っているのか』(安倍元総理)国葬めぐる二階氏の”上から発言〟を米山隆一氏が批判」

元新潟県知事で衆議院議員の米山隆一氏が 9/16、ツィッターで自民党の二階俊博・元幹事長を批判した。

二階氏はこの日 TV番組で、安倍晋三・元首相の国葬をめぐり世論が割れていることに「みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」と指摘。反対論(筆者註・ーというより、論の体を成していないのが多いので、反対意見の方が実態に近い)「(国葬が)終わったら 反対していた人たちも良かったと思うはず。日本人なら」と述べた。また「国葬がどうだとか、こんな時に議論すべきではない。控えるべきだ」とも語った。

これに対し米山氏は、ツィッターで「二階氏『みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい』『国葬がどうだとか、こんな時に議論すべきではない。控えるべきだ』との事ですが、これが弔意の強制、議論の封殺でなくて何でしょうか。この人は 自分は国民に何もかも指示できるドンだとでも思っているのでしょうか」と批判した。このツィートには 5000近い「いいね」(9/16, 9pm現在)がついている。

フォロワーからは「今こそ議論する時ですよね」との意見や「そうかもしれんけど あんな亡くなりかたされて、国葬議論は少し横おいといて みんな黙って手を合わせてお見送りするべきだとは、私個人的に思う」との意見がある。(引用ここまで)

二階元自民幹事長、立憲民主入りが決まったとかの米山衆議の双方共、拙者には不興の対象だ。二階元幹事長は、云わずと知れた自民媚中派の頭目。与党自民の最高幹部として 安倍元総理への当然の弔意にみられるも、奥底には今月下旬に控える 日中国交正常化 50周年の事共がある事だろう。沖縄・尖閣の不穏な問題を初め 日中間の芳しくない事共からは国民の目をそらす為の意図とも取れ、米山衆議よりまともにみえる今回言及も、その辺りに留意して向き合わねばなるまいて。

一方の米山衆議。先年までの新潟県知事の地位も 左派野党側から立っての当選だった様だ。不適切な女性問題を生じたかどで 退任に追い込まれた様だが、同衆議のこれまでの言動をざっと見渡しても「何かがおかしい」と思わざるを得ない所が少なからずと感じたのは拙者だけか。

二階元幹事長の今回言及に、国家による弔意強制までの意図はないと 拙者などはみる者だ。「みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」とは、これまでの我国古来の風習によるもので、これは「国葬がどうだとか、こんな時に議論するべきではない。控えるべきだ」の下りも語弊はあろうが、基本思考スタンスはほぼ同じだろう。それに過剰反応し「弔意の強制、言論の封殺でなくて何なのか」と極左の如く声高に難詰する米山衆議の方が病的なのである。

米山衆議の身上には「議論・論争好きは生来の性分」というのがあるやに聞くが、これまでの発言からみえるのは「不適切な増幅やバイアスが多過ぎる」感がする事だろう。到底「真に受ける」訳にはいかないレベル。むしろ今回葬礼については 前述一フォロワーの反応にある「(米山見解は)そうかもしれんけど あんな亡くなりかたされて、国葬議論は少し横置いといて みんな黙って手を合わせてお見送りすべきだとは、私個人的に思う」の方が遥かに全うだと思う者だ。

今回の最後に「又 ツィッターか」の一言も添えたい。短文メッセージが身上のこの SNSは、仕事や商売などの手短かなやりとりには力になるも、政見などの表明には誤解を招き易く 使用には慎重を期すべき。特に政治家がユーザーの場合は尚更だろう。米山衆議がその事にどれ位理解があるのかも疑問符のつく所だ。今回画像は、当地南郊・半田市内に残る 赤煉瓦建てビール工場跡の様子を。戦中の米軍機銃掃射による弾痕がみられる箇所もあるとか。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする