Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「大使館の 攻めの発信」は本来のあり方だ

2023-09-01 22:46:32 | 国際・政治
2023=令和 5年 9月も、拙ブログを宜しくお願い致します。報道多数が伝える様に、今日は 1923=大正 12年に生じた、関東大震災から 100周年。改めて、当時の在日外国人を含む犠牲各位への弔意を表すと共に、被災史実を少しでも正確に学び、今後の防災の糧としたいものだ。

些か余談の域かもだが、拙者は「防」で始まる四つの事共、即ち防衛、防疫、防災、防犯の各分野は全て同根ではないかと考え始めている所だ。防衛は今 我国周辺情勢が峻嶮になるのに対応して増強の方針が取られるのは一定やむなしだし、防疫にしても ここ 3年来の新型コロナ禍が必ずしも終わった訳ではない。現に一旦落ち着いたかに見えた感染規模は、盆明け辺りから再び拡大し始めているとも聞く。

今月特に声高に主張される防災と 我々が普段最も気を付けるべき防犯と共に、防衛並びに防疫も ある程度は同列に考えられ、議論されるべきではないのか。

それらの事共との向き合いの基本は、まず「自らは、自らで守る」事、自助を心がけながら 必要時は周囲と協力し、助け合いながら困難を乗り越える共助、それらの努力を払っても尚 助けを要する所は、行政などより大きな力を借りる「公助」に出動願い 解決を目指すという事だろう。主に左側から批判もされたが、先年出された 菅 義偉(すが・よしひで)前総理の「自助→共助→公助」の表明は、決して間違っていないと心得る者だ。

本題です。その 菅前総理が主導決定の、福島原発事故処理水海洋出しに強く反対の 中国大陸発の対日嫌がらせ発信多数の対応策として、ようやく我国外務省と在中手大使館が対外発信強化に乗り出した様だ。こんな事は 外交上当然の事とされるべきとも愚考する者だが、以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「(在中)日本大使館『攻めの発信』に転換、SNS『微博』で中国政府のプロパガンダに対抗」

在中国・日本大使館が、東京電力・福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を巡って「攻めの情報発信」に転換している。中国(大陸)の SNS・微博(うぇいぼー)で 日本政府の主張を中国語で積極的に発信し、科学的根拠のない中国(中共)政府のプロパガンダに対抗している。

同館の微博はこれまで、文化活動や日本国内の名所や美食情報など 日本の魅力を中心に発信してきた。

しかし 処理水放出を巡り、中国政府や(同国の)官製メディアが「核汚染水の放出は 海の生態系に悪影響を及ぼす自己中心的な行いだ」などと科学的根拠のない主張を繰り返すことを問題視。日本政府の主張を正確に伝えるため、放出開始前日の 8/23から国際原子力機関(IAEA) の声明や 放出後の周辺海域のモニタリング(監視)結果など客観的情報の投稿に力を入れ始めた。

中国(大陸)が 国内で運用する複数の原子力発電所が 2021(令和 3)年、日本の処理水の海洋放出の年間予定量と比べ 最大で約 10倍の放射性物質トリチウムを放出していることを図示した投稿は 8/30時点で 864万の閲覧があり、通常発信時の(約)80倍という 高い関心を呼んだ。

情報発信を強化して 1Wが経過し「日本を支持する」というコメントが書き込まれるようにもなってきたという。ただ 中国(中共)政府は 官製メディアを使った情報発信を続けており、日本政府関係者は「処理水が国際機関の基準にのっとったものであることを 根気強く発信していきたい」としている。(引用ここまで)

もう戦後ずっと行われるべき事が、今やっと着手されたかとの印象も受ける所だ。勿論 やらぬよりは遥かにマシだが、我が国内も 外務省や在中大使館任せなだけではいずれ息が切れ、強硬で巧妙な中共の政治情宣・プロバガンダに敗れかねない所だろう。

岸田総理はこれらの問題対処に 対中影響力が強いとされる 二階俊博・元自民幹事長(衆議)に訪中などの助け船を求めているとの話も聞いたが、二階衆議がすんなり応じるかは未知数だし 媚中の頭目とも揶揄される所から、訪中が実現しても 先方から舐められてしまっては何の意味もないだろう。

西隣の大韓民国もそうだが、中国大陸の対外ロビイングなど情宣能力は相当高そうだ。だからその事を武器に 我国への情報戦を仕掛けてもくるのだろう。外務省と在中大使館には、その辺りもせいぜい警戒の上で情報発信の強化を息長く願う者だ。些か遅きに失したは遺憾だが、前述した様に 何もしないで媚びているよりはずっとマシだろう。何らかの芳しい結果に繫げる事を、強く望む事としたい。

今回画像は JR東海道本線・笠寺駅より臨んだ、日本ガイシホール(旧称レインボー・ホール)の様子。多くの芸能、スポーツイヴェントなどで、特に週末などは大いに賑わう模様。笠寺は貨物駅も併設され、ご覧の様に 貨物便を先導する電気、ディーゼル両機関車の出入りもよく見られる様です。
コメント (4)
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