Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

米本土にて、中国旅客の軍基地不法侵入複数。無防備日本は大丈夫か

2023-09-05 21:18:38 | 国際・政治
本日、2019=令和元年夏 京都府下にて生じた、犠牲 36名、負傷 32名を数えた京都アニメーション放火殺人事件の初公判が持たれた。九死に一生を得た被告、起訴事実を認めるも 被害各位への明確な謝罪はなかった様だ。

公判に際し 検察と弁護双方の主張は「予定調和」の食い違い。明確な責任能力の所在を指摘の検察側に対し、心身喪失を理由に無罪主張の「左傾」弁護側の体たらくも予想通り。

平成期最悪の犠牲多数を生じた以上 極刑クラスの罪業は当然だが、最高裁などの判例をざっと見すると、三審まで進んだ場合の裁判費用も 全て被告の負担とする例が多い模様。この事からも、極刑たる死刑とせず 被告に生涯に亘る償いを厳しく課す事を条件に、事実上の終身刑とする線もありかも知れない。

勿論その場合も、被告の社会復帰など安易に認めてはならない。現状「寝たきり状態」から車椅子での出廷など移動は可能なレベルの様だが、拙的にはこれを上回る回復を図るべきではないと心得る。

最悪レベルの犠牲多数を生じた惨劇と、生涯に亘る苦痛を以て向き合わせる必要が強くあるからだ。唯一社会復帰の機会があるとすれば、それは我国が安保上の危機に陥り 日本国憲法も停止する事態に直面した様な場合の、自衛行使に向けた徴兵の時だろう。勿論その時は、前述被告の生還など保障の外だろう。

その事を踏まえた上で、社員多数の犠牲という大いなる損失を被った京都アニメーションに対し、改めての弔意とお見舞いを申す次第。その上で、改めて先日 拙者の触れた「防」で始まる 同根を持つ 4つの事共に想いを致す次第。

 4つの事共とは「防衛」「防疫」「防災」「防犯」である。前述被告の蛮行は許されざる事実だが、これに鑑み 京都アニメを含む諸企業、諸団体各位は防犯の為の対策強化を願いたい。

京都アニメのケースでは、普段事件に遭ったスタジオはみだりに玄関などを開放していなかった由だが、当日は来客などの為 臨時に開けていたと聞く。被告はその事を知っていた可能性があるのではないか。こうした悲劇を再来させない為には、いかなる場合も玄関の開閉を制限し、防犯カメラなどで記録を残すべきだろう。

防疫と防災も、防犯と全て同じとは申さないが、近い取り組み姿勢が必要は事実だろう。先般までの新型コロナ感染症との向き合いはまだ途上。まず予防が大事なのは論を待たないが、感染や災禍が生じた場合 そのダメージを小さく抑える努力も同様に重い意味があろう。感染症も災害も、これまでとは形を変えて再び襲ってくる可能性が大きくある。その為の備えと構えに、知恵を絞る必要もありはしないか。

そして防衛。ここまでの 4つの事共が一定でもきちんとできる事が、京都アニメ事件の犠牲各位への大いなる供養になると信じる者だ。これまでも主張してきた様に、21世紀に入り 我国を取り巻く周辺情勢は険しさを増している。防衛予算面のあり方は深く議論の必要あれど、防衛力向上には息長く取り組まなければならない。その為には 近い将来の憲法改正も視野に入れるべき。

それにしても、我国の安保上不可欠な保安策・情報セキュリティ保持に現状は不安が付き纏うのは事実。同盟の間柄たる米合衆国本土にては、中国大陸発旅客の 同国軍基地エリアへの不法侵入事案が複数報告されている由だが、同国軍基地は我国内にもある。我らが自衛隊の同種問題と共に、今日の外国誌・フォーブス日本版ネット記事を引用して、少しみて参る事に。

「中国人観光客が 米軍基地に不法侵入多発『スパイ活動の疑い』」

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ) は 9/4、米軍基地やその他の施設に 観光客と名乗る中国人グループが侵入した事例が 米当局によって (約)100件も記録されていると報じた。

 WSJによると、米国防総省や連邦捜査局(FBI) などの機関は「ゲート・クラッシャー」と呼ばれる このような不法侵入を制限するための調査を実施しているという。

ゲート・クラッシュの例としては、中国人らがニューメキシコのミサイル発射場に侵入したり、同国人のスキューバ・ダイバーがフロリダのロケット発射場の近くで泳いでいた例が挙げられている。

その中には、中国人らが Googleマップの案内に従って 米軍基地内のマクドナルドを目指した事件があったが、より深刻な例としては アラスカの陸軍基地内で、基地内のホテルを予約していると主張して 警備員を押し切ろうとした中国人のグループの例が報告されている。(引用ここまで)

保安セキュリティのレベルが厳しい米国本土の軍基地でさえこうである。それに比し、我国内の米軍基地や 自衛隊の基地施設の保安性は心もとないレベルではないだろうか。中国旅客による同様の問題は、我国内ではまだ表面化していないだけの話ではないのか。

防衛省と自衛隊に速やかに願いたいのは、米国本土の前述問題を米国側の理解と協力を得た上で できるだけ詳しい調査と分析を行い、米国側とも問題を共有する事だ。スパイ行為の疑いが事実なら、かなり深刻レベルの可能性があろう。ロシア国と並び、中国大陸のスパイ行為も相当に進んでいる疑いがあり、早急な対応策が求められよう。

こうした所も「今までが無防備だった」自覚が強く促されると心得る。先般も 我国の情報セキュリティの緩さが米国専門筋から指摘され、警告を受けた所ではないか。同じ事で 又注意される様ではいけない。対米信頼を損ね、ひいては日米同盟自体にヒビを入れる事になりかねない。そんな事では中・露両国などを喜ばせるだけだ。

復習だが、米国本土の軍基地で生じている前述問題を 我国の問題として捉え、米国側とも必要な情報を共有して 厳重な対応策を打っていく事が強く求められるはずだが。今回画像も振り返り恐縮。京都の東縁、山科区にて捉えた JR湖西線から北陸方面へと向かう 下り臨時便の様子を。北陸新幹線開業を来年に控え、近い将来は見られなくなりそうです。
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