Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

一方的なロシア歴史観を復習する

2023-09-03 21:33:06 | 国際・政治
防災月間の折、100周年を迎えた関東大震災の回顧をメインに 国内の防災啓蒙に注力する我国の隙を突く様に、東欧ウクライナ国を侵略、今も交戦中のロシア国が 一方的な対日歴史観を発出してきた。日本及び日本人として 到底受容できるものではない事を断言し、今日の読売新聞社説を引用して みて参る事に。

「ロシアの歴史観ー独善的な解釈は看過できない」

ロシアのプーチン政権が、北方領土の不法占拠やウクライナ侵略の正当化につながる歴史解釈を宣伝している。不見識で身勝手な言い分は、到底受け入れられない。

ロシアが「第 2次世界大戦終結の日」としていた 9/3を「軍国主義日本に対する勝利と第 2次大戦終結の日」に変更した。日本が降伏文書に署名した 1945(昭和 20)年 9/2の翌日にあたる。9/3は記念行事が行われるという。

「軍国主義日本に対する勝利」が付け加えられたのは、日本のウクライナ支援に対する ロシア側の反発を示す意図とみられる。

プーチン(露)政権は、米国との同盟強化を進める日本が「新たな軍国主義に向かっている」と主張してきた。戦後日本の平和国家としての歩みを無視し、日本のイメージをことさら傷つけようとする狙いがあるのだろう。

だが 隣国を侵略し、核兵器使用の脅しをかけているロシアこそ 軍国主義そのものではないか。

そもそも、旧ソ連が(先の)大戦末期に 日ソ中立条約を一方的に破って参戦し、その後 北方 4島を不法に占拠したのは歴史的事実だ。占拠を「大戦の結果」とするロシア側の主張に何ら正当性はない。

プーチン(露)政権による「歴史の書き換え」は 対日本に限らず、現代史全体に及んでいる。

日本の高校生にあたる ロシアの生徒が 9月から授業で使う歴史教科書は、1970(昭和 45)年以降の記述が全面改訂された。ロシアが「特殊軍事作戦」と称する ウクライナ侵略に関する章もある。

そこでは、北大西洋条約機構(NATO) 拡大などで ロシアが「作戦」を強いられ、米欧はウクライナを利用して ロシアの弱体化を進めている、と記されているという。プーチン露大統領が 演説で強調している内容と同じだ。

自らが侵略した側であるのに、被害者であるかの様に主張する「プーチン史観」は 危険極まりない。教科書を通じて、ロシアの若者の間に 誤った歴史認識や (対)米欧観が広がることを懸念する。(以下略、引用ここまで)

本当に、憤りの一方で 大失笑を禁じ得ない。対ウクライナ侵略軍事行為にて、核兵器の行使もチラつかせ脅す国が「軍国主義日本に対する勝利」とは笑わせる。これは我国でなくても、自国側の「軍国主義」を正当化しておいて 相手側のそれを批判や揶揄をした所で、どこの誰も理解も信頼もしない事だろう。

9/3という日付も詐欺的だ。詳細は末尾の関連記事に譲るも、旧ソ連の北方 4島不法占拠に向けた侵略行為は 1945=昭和 20年 9/5まで続いたとされる。つまり 9/3は「終結」の正確さに根底から欠けるのだが、露側はその「不都合な真実」には平然と目を瞑(つぶ)るのだ。

ドイツの或る政治家の言葉に「過去に目を瞑る者は、未来に対しても盲目だ」との有名な一句があるとか。我国も近現代史において それは自省すべき所もあるかもだが、殊ロシア国に関しては、こうした言葉を投げかける事さえ無意味に思えてくるのは拙者だけか。

非友好側ともいえる中国大陸や北鮮と共に、対話の chを全部閉ざせとは申さないが、対露面はやはり相当な抑止力を以て臨まざるを得ないのではないか。今回引用の 読売社説には、少なくとも拙者はかなりの説得力を有する様に思う。今回画像は今月初日、当地北郊の一宮市内にて目撃の 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」西下の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。北方領土問題とは :: 北方領土復帰期成同盟 北方同盟オンライン
コメント (2)
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