海上保安庁関係複数の各位に犠牲を生じ、又 航空旅客初め搭乗者多数を危険に晒す事ともなった東京・羽田空港事故は、空港管制のあり方に陥穽(かんせい)があった事が一因とされ、人為面の不足やヒューマン・エラーを補う為の当面の対策が打たれる事ともなった様だ。
この事故以外にも、当該の海保機が救援に赴こうとしていた北陸能登震災関連や、左傾勢力が大騒ぎする与党自民主要派閥派閥が関与の政治資金パーティー券不正問題など その事件事故事象についての全容解明と健全な総括、再発を防ぐ又はダメージを緩和する為の施策が強く求められる所でも概ね一致するのではないか。今回は 主に前述羽田事故に触れたいが、以下 昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。
「出発順伝える運用 当面停止に 誤進入を常時監視 緊急対策」
羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故で、国土交通省は 1/9、再発防止に向けて (空港)管制官の業務内容の一部を見直す緊急対策を公表した。
滑走路への誤進入防止機能の表示画面を常時監視する担当を配置。管制官が「ナンバー 1」などと出発順をパイロットに伝える運用を当面見合わせる内容も盛り込んでいる。海保機が 出発順を離陸許可と勘違いした可能性を考慮したとみられる。
斎藤鉄夫・国土交通相はこれまで「原因がはっきりしたら 抜本的な対策を取る」としていた。
国交省によると、管制塔には 着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した場合に管制官に注意喚起する「滑走路占有監視支援機能」がある。進入を検知すると 卓上の画面で滑走路が黄色になり、(当該)航空機は赤色に表示される。
画面を常時監視する決まりはないが、事故を受けて羽田(空港)では 1/6から担当者を配置した。増員ではなく役割分担の変更で対応する。羽田以外の空港でも 常時監視する要員を置くかどうかは未定としている。事故は 1/2、5:47pmごろ発生した。(引用ここまで)
他報道によると、羽田以外の主要空港複数でも 監視強化の計画や検討がある様だ。末尾リンクの関連記事に譲る所もあるが、各種航空機の離発着が多く 運用が過密気味の空港は重点的に管理監視が強化される様で、当然の事と心得る。誤解を招く様な用語は当然使用を止めるべきだし、又 自動車事故などで指摘ある、前述事故時が薄暮の所謂「魔の時間帯」だった事も 原因究明には考慮されて良いのではないか。
今年初・羽田事故の一方の当該は海保機だった。その事から、一部左傾勢力などが 海保や自衛など公的な航空機の民間空港利用中止要求の挙に出る動きも聞いているが、それは的外れというものだろう。羽田を初め 北海道の新千歳など主要都市空港の過密化が問題視されるのは事実だが、だからと言って公的な航空機の民間空港利用反対とは 今元日の 北陸能登震災などの災害有事への対応を無視した「平時だけ思考」が招いたもの。決して与し得るものではない。
にしても「安全は全てに優先する」は、動かぬ鉄則も事実。緊急の安全策も、試験してみて有効なら 是非標準化して頂きたい。それと共に、まだ解明途上の事故全貌も明らかにされる事を望む者だ。形こそ違え、これは前述震災や 昨年来問題視され 現職国会議員に逮捕者が出るまでになった、与党自民主要派閥の政治資金関連不正事案にも当てはまるのではないか。
各事案事象の全容解明と 健全で適切な総括が遺漏なく実施され、再発防止やダメージ緩和へ向け 強い動きとなる事を望みたい。今回画像も振り返り恐縮。昨年初頃、当地北郊の一宮市内にて目撃の 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「産経新聞 1/9付」