先日選出の 頼 清徳(らい・ちんとー)台湾次期総統に向け、欧米や我国より非公式にせよ祝意が表された事に対する 中国大陸の露骨ともいえる非難が表明されてもいる様だ。
まぁ概ね想定内の事でもあり、余り気にしないのが良い様な気もする所。尤も 我国内にも一定存在する媚中勢力には不興かもだが。この件につき、昨 1/15付けのロイター通信ネット記事を引用して、少しみて参る事に。
「中国(大陸)、日米など非難 台湾次期総統への祝意表明で」
中国(中共)政府は、各国政府が 台湾の総統選で勝利した、民主進歩党(民進党)の 頼 清徳氏に祝意を表明したことを強く非難した。
ブリンケン米国務長官は 1/13、(台湾)総統選で当選した 頼 清徳・現副総統に祝意を示す声明を発表。台湾との非公式な関係を さらに推進することを期待していると述べた。
これに対して中国外務省は ウェブサイトに掲載した声明で、台湾の独立分離主義勢力に「著しく誤ったシグナルを送っている」と批判。「中国(大陸)は 米国と台湾の間の公式交流にこれまで強く反対しており、米国がいかなる形や口実であれ 台湾問題に干渉することに断固として反対する」と強調した。
中国大使館も、キャメロン英外相が頼氏へ祝意を伝えた際に 台湾の選挙は「活力ある民主主義の証しだ」と指摘したことにつしいて「誤った行動だ」と非難した。
さらに、在日中国大使館は (我国の)上川陽子外相が頼氏に祝意を表したことにも反発。対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に声明を投稿し、頼氏に言及しない形で「中国(大陸)の内政に対する深刻な干渉だ」とし、「強い不満と断固とした反対」を表明し、日本側に抗議したことを明らかにした。(引用ここまで)
欧米や我国に向けられた一連の非難声明は、明らかに中共の過剰反応であろう。この動きに対しては 林 芳正・新内閣官房長官より「これまでも新総統への祝意を表している」旨の冷静な反論が返されている。概ね適切な対応だろう。
元日の北陸能登震災に際し、異例ともされる 金 正恩(きむ・じょんうん)北鮮総書記より見舞いの電報が寄せられた折も謝意を返したと伝えられるが、賛否はあれど国際儀礼としてはまぁそれで良かろう。中共の態度には、冷静さが感じられない。これは大国にあるまじき品性不良といえよう。
中共政府は又、台湾の事共は中国々内一地方の出来事だと明言もしている。そうであったとしても、台湾次期総統の選出は一大慶事だ。欧米や我国のした事は、その事に対する非公式ながらの祝意を示しただけの話。それさえも認められない・・と言うより認めたくないとなれば、中共政府は大国に相応しくない狭量な政治勢力という事にもなろうが。
まぁ良いや。どの途欧米や我国側の主張を真っ当に聞く耳を持つとも思えないから「言いたい事は言わしておけば良い」とならざるを得なくなる訳だ。過分に身構えようとも思わないが、相応の抑止の備えをした上で 様子を見ようかともなる訳だ。こんな虚勢を張る勢力とはまともな話もできまいとの失望感が大きくなる事ともなろうが、それで良いのか?との気がするのも事実である。
今回画像も振り返り恐縮。前回と同じく 東海道・山陽新幹線なるも、今回は当地南郊・名古屋港近くから東京方面を目指す人気の試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。残念ながらこの地点からの撮影は 現在は困難に。以下に 関連記事をリンク致します。「時事ドットコム 1/14付」