Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

誕生月に 言いたい事 その⑨

2017-04-19 13:29:28 | 国際・政治

語学者で政治評論家 渡部昇一(わたなべ・しょういち)さんが亡くなられた。英語を初め、語学への深い造詣の一方で、戦後一貫して、保守側の信念ある発言者としての地歩を堅持された足跡は大きい。

拙者も、学生時分は勢いのあった左派的思潮に押された事もあり、渡部さんの地に足をつけたご見解が、直ちには理解できない所もあったが、齢を経るに従って、その意味が理解できる様になって来ていた所だった。一言、弔意を表したい。

皇室についての、渡部さんのご見解は、男系メインの皇統堅持と言う事で、今様の捉え方からすると、違和感があるかも知れず、そこの所は、拙者もついて行けない所あるかもだが、今上陛下ご譲位問題に際しても、率直な立場からのご言動は尊重されるべきで、亡き後も、後継とも言える政治学者 中西輝政、佐伯啓思、女流なら報道家 櫻井よしこの各位によって、渡部さんの思考は、これからに受け継がれて行くものと信じる。拙者としても、これら後継の方々から「何が一番大事か」と言う事を、引き続き学んで参りたいとの想いを新たにする所であります。

本題に入る。他ブログで、知人の方が嘆いていらした事だが、朝鮮半島情勢が大変に緊迫したこの期に及んで、国会質疑は、平時と変わらぬ締りのないものがダラダラと続いている印象である事。

記したくはないが、安倍政権の閣僚も、ちと失態が多過ぎやしないか。震災復興は自己責任とか、各地の学芸員は、文教予算のお荷物の様な言動は、仮に筋が通っていたとしても、決してそのまま表にすべきものではない。どうしてもと言うのなら、もう少し表現に工夫があって然るべきだし、それを落ち着いて実行するのが、閣僚の務めだろう。それさえしない、不要だと言うのは、奢れる者の強弁と言うべき。今日などは、不適切な男女関係があったかどで、辞職した政務官まであった。安倍総理大臣は、夫人の昭恵女史の行状を含め、この辺りを一度総点検し、早めの内閣改造に踏み切るべきだ。衆院法務委で審議入りした、テロ準備罪法案の進行にしても、かねて問題視される、金田法相の交代を真剣に考えて頂きたい。今度こそ、真摯で質の高い審議を経て、法案成立へ確実に進むべきだからだ。

対する野党各党の低次元ぶりも相変わらずだ。特に、民進以下左傾四野党のそれは、最早触れる価値もないレベル。国会の各質疑にしても、予告外の的外れなそれを、時間稼ぎの為にやっている印象が強い。質問に立つ野党議員自身が、資金や経費、国籍など出自とかの諸疑惑を抱えたままであるケースも間々あり、「信用ならず」と言うのなら、どちらも同じではないか。

折しも、民進、自由、社民三党の合流構想が聞こえて来た。音頭取りは、例によって小沢自由代表辺りらしいが、結局は旧民主同様の「烏合野合の寄せ集め」で終わる事だろう。「経済無策」に代表される様に、内外の諸政策で、説得力ある有用な見解は、ほぼ何も示されず、実行もされなかった。旧民主政権を演出した左傾メディアも、結局はそんな状況を追認、それは今でも変わらないだろう。

そもそも、民進党内だって、小沢自由代表の評価と信頼を巡っては、決して一枚岩ではないはずで、それを「自党は一枚岩」などと強弁に身を窶(やつ)す、蓮舫執行部や、党内左派の菅~枝野~辻元ラインの右往左往ぶりは、見ていて白けるだけ。民進憲法調査委など、各委員会も、その存在価値は希薄ではないのか。ろくに深い政策論議もせず、ただ「初めに、安倍政権との対立ありき」に終始しているからだ。こんな事で、ただでさえ低迷する数%台の支持率を、大幅に改善できるとは到底思えない。

今回画像は、昨春 滋賀県下の琵琶湖南岸にて捉えた、瀬田付近の様子。「急がば回れ。瀬田の長橋」で有名な、瀬田川を渡るJR東海道線の模様。少し前に紹介した、琵琶湖西岸も好感ですが、ここは旧東海道近くだけに、平日でも来訪者が結構多く、桜の時季などは、結構な人出が見られました。近くには、地元中学の漕艇部施設もあり、練習に勤しむ学生達の元気な姿も、よく見られます。


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4 コメント

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Unknown (のん子)
2017-04-19 23:33:34
ほんと、反日野党化している民・共は要りません。
本来、野党であっても愛国心があってしかるべきだと思っています。

お写真、ステキです~(^_-)-☆
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お言葉通りです! (HAKASE(jnkt32))
2017-04-20 09:21:10
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

仰る通り、今の与野党の体たらくでは、困難な時の挙国一致など、到底無理と心得ます。

次の選挙で、我々有権者も、その辺りを糾して参る必要がありますね。

画像ご声援も感謝。ま゛まだ満足している訳ではありません。引き続き、精進して参ります。
返信する
渡辺氏の訃報 (onecat01)
2017-04-21 15:22:32
HAKASEさん。

 今日わ。渡辺氏の訃報を知り、あなたと同じ気持ちを味わっております。日本の保守にとって、大切な方でした。国民の一人として、渡辺氏の志は引き継いでいきたいと、誓っております。

 さて国会につきまして、野党はいうまでもなく、与党の大臣諸氏から総理にいたるまで、あなたの苦言をもっともなことと、拝読致しました。長期政権を望むのなら、総理はもっと適材の任用を考えるべきでしょう。大臣待機組の消化ということでは、国難への対処は無理ですね。

 今回だけでなく、誕生月シリーズの写真は、どれも味があります。心に残りますね。
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ご見解感謝 (HAKASE(jnkt32))
2017-04-21 20:17:00
onecat01さん、今回もご見解を有難うございます。

昭和期、優れた保守思想を表された福田恆存(ふくだ・つねあり)、
会田雄次、山本夏彦、江藤 淳の各位に続き、今、渡部昇一さんが旅立たれました。

貴見解通り、一言の弔意と共に、同氏の思考を語り継いで参りたいと思います。

政権運営が難しいのは分りますが、だからこそ、安倍大臣にも、
もっと適材適所と言う重要な事共と、正面から向き合って頂きたい所。
それに注力する事が、結局は野党の攻勢に対する抗弁力ともなりましょう。

恐れながら、拙誕生月の今月は、国家 桜の全国的な見頃。
決して、現状に満足している訳ではありません。これからも、
向上すべき所を見つけ、改善に努める所存です。
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