Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

特報~東京五輪再び・・・そして

2013-09-08 22:41:49 | スポーツ

コナサン、ミンバンワ!久々の朗報と理解して良いのだろうか。先日来話題の、2020=平成32年開催の、五輪夏季大会の、東京開催が本決まりとなった。

東京は、前回2016=平成28年夏季大会の候補でもあったが、国内世論をまとめ切れなかった事もあり、ブラジル国リオ・デ・ジャネイロに惜敗を喫している。今回はその反省より、国民的意思統一と、国際五輪委員会IOC向けのロビー活動を積極的、計画的に行い、有力なライバルだったスペイン国マドリッド、トルコ国イスタンブールの両都市を抑えて開催地決定に漕ぎ着けたのである。

勿論、大いにリスクはあった。先の震災に伴うT電力 福島第一原子力発電所事故関連の、放射線汚染水の処理問題がその代表。複数の欧米メディアよりもその懸念が提起され、安倍首相と猪瀬知事は、周到な説明に追われた印象が強い。ただ、その様な状況下でお二方は概ね説得力ある具体的な対応をされたのは、少なくとも一定の評価をしたい所。後は、世界に向けて安全を謳った以上は、開催地となる首都圏を不安に陥らせぬ様、万全の対策が取れる様、強い態勢作りをお願いしたい所だ。それ以外にも、会場や関連インフラの整備など、後7年の間に取り組まなければならない課題は多い。正直唐突とも言える決定に、俺なぞは今も「ちょっと~、ちょっとちょっと~!何で~何で何で~?(喜劇集団、安田大サーカスのノリで。笑)」と言う感情が一方に残るのが本音なのだ。国家的な財政難、先の震災復興もまだ途上だし、本当は五輪誘致以上に優先しなければならない事共も多々ある。ただ、開催決定は、兆単位の経済効果が見込めるのも事実。そこで、難問ある事に留意しながら、次回東京五輪招致成功のポイントをざっと見て参りたい。

まず立地。これは良く知られている様に、競技会場の大半が、都内のまとまった範囲に集中できている事だろう。やはり都内の選手村より、ほぼ8km位以内の範囲に殆どが収まると言う。会場への交通も既に、あるいは開催までに整備され、多くの不安が解消されよう。建物設備を、なるべく既存の物を活用する方針も、ある程度は評価されて良い。但し、必要以上に建設予算を膨張させない事が条件だが。

東京都内の世界的な安全性も挙げられよう。勿論、各自での注意警戒は、世界中どこにいたって必要だろうが、東京初め我国の都市圏は、海外よりは安全面の負荷が少なくて済む事だろう。選手各位は、その分本来の競技に集中できる訳だ。

招致へ向けた、ロビー及びプレゼンの各活動も、今までとは段違いに洗練されたものだった。皇室の適切な関与も、諸外国にとっても分り易いものだったし、英語、仏語が堪能なタレントの働きも称賛すべきものだった。又、安倍首相の代表者としてのまとめも一流のもの。招致活動に携わった関係各位の一人一人が、それぞれ自らの立場と持場を正しく理解し、全力で当たった様に思われたのは感銘を受けた次第。これは、これからの我国の色んな分野の対外活動に際し、良き教科書となるに違いない。

ソフト面では、欧州の秀逸な招致アドバイザーを招いた効果も大きかったろう。この方は、昨年のロンドン、その次のリオ大会の招致をも成功させた立役者の由。この様な、世界のあらゆる知性と見識を利用して行く姿勢も大事なのだと、改めて思った次第。後、癌に打ち勝った女性パラリンピック選手の説得力あるスピーチの威力もあった事だろう。

次の東京五輪の主会場は、前回と同じ国立競技場。但し施設は一新され、開閉屋根のある、全天候型の会場になる予定と言う。震災復興、財政再建や近隣との外交正常化など、難問も多く抱える今の我国だが、日本人の叡智を以てすれば、乗り越えられない事はないだろう。そうした所をも踏まえて、今後の我国の文化作興や、実のある国際交流の為にも、今回の決定を最大限に生かして行く事が、我々の取るべき姿勢の様に思われる所だ。

余談を一つ。工事中だった今夏の拙写真貼が、一応の完成を見ました。下記に拙HPアドレスをご案内しますので、クリックにて「別室」の「写真貼」欄へお進み下さい。同欄の下方、⑱番の「附録~夏の行路13,s」がそれで、折にご笑覧下さり、ご意見ご感想等賜れれば幸いです。

拙ブログのコメント欄も、ご利用頂けます。

http://www.geocities.jp/hakase5704/

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