Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

安保と鉄道 その⑩

2022-08-20 21:31:20 | 国際・政治

今日の共同通信ネット報道によると、過熱気味の大韓民国発・旧統一教会と 与党メインの我政界との近過ぎる距離問題についての左派野党や左傾メディアの取り上げ姿勢につき「こちらの方がまともに見える」趣の与党・公明党から現憲法上の保障規定から外れる事への懸念が発せられた様だ。

記事によると 石井啓一・公明党幹事長より 8/19の記者会見の席上、政治と宗教の関係を巡り「宗教団体が政治に関わってはならないとする 誤った論調が一部にあるが、特定の政治家や政党を支援するのは憲法上保障されている」と懸念を示した由。同党は仏教系大手教団・日本創価学会を支持母体とするのは 有名な所だ。

旧統一教会の世界平和統一家庭連合と 主に与党の政治家の関わりが批判を浴びているのを受け、政治と宗教全般の関係に議論が広がるのを警戒した発言だ。旧統一教会については 社会的なトラブルを多く抱えているとして、他の宗教団体とは区別すべきだと指摘した。

些か公明党による組織防衛臭も感じはするし、支持母体たる創価学会が 全く社会的問題がないかどうかは各自の受け止め次第という所もあろうが、旧統一教会と我政界、特に自民とのエラく近しい距離感は、同教会の抱える 霊感商法疑惑や過分な献金要求の様な反社性による所からではなかろうか。同霊感商法被害者弁護団の姿勢も 旧統一教会の反社性のみを問題にしたもので、レベルこそ違え 特に関与の多かった与党自民など向けには「過去の事はさておき、今後は速やかに手を切る旨を確とすべし」との立場だ。ここの所を弁えぬ過激で粗雑な論調の放置は、むしろ日本国憲法も保障の「信教の自由」への侵害ともなりかねない。

左派野党や左傾メディアの取り上げ姿勢は 前述の反社性への緩い対応への批判を大きく超えた貶め的攻撃志向もみられ、これが韓国内にての 信者らによる大規模な抗議行動にも繋がった所あるとか。デモの挙に出た信者らにそのまま与する者ではないが、対与党側批判も 旧統一教会の反社性を認めた様な緩い所に限定すべきであり、又 その事だけで直ちに議員辞職などを求めるのは過剰反応だと思う。

それらに留意した上で、福田前自民総務会長ではないが「何で騒がれているのか良く分からない」とかの言葉はもう聞きたくないとの想いは多数意見だろう。今月 拙者が触れている、安保と鉄道の事共も まだまだ詳細に踏み込めている訳ではなく、恥ずかしながら「さわりだけ」レベルに終わるかも知れない。しかし、中国大陸他由来の 又もの流行期にある新型コロナ感染症問題や、前述の旧統一教会と我政界の不適切な関係問題と共に、安保と鉄道の事も 政治家の関心対象になりきれていないのも事実だ。

詳しくは 末尾リンクの関連記事に譲る所も多いが、我国鉄道貨物の大半を扱う JR貨物と、産業各界とが意見交換を行い 業務改善への模索がなされているのも事実。この中には 防衛省と自衛隊も含まれ、安保の為の補給と物流の確保という視点からは当然の事と思う。然るに他情報によると、与党自民や公明の所属国会議員各位や各党幹部クラスの間にも、こうした所への正面からの向き合いはほぼ皆無に近い様だ。

全く「平時だけの思考」と受け取られても仕方がないのではないだろうか。2018=平成 30年夏だったと思うが、当時の西日本豪雨の為 JR山陽本線が長期寸断され 多くの鉄道貨物輸送が麻痺した折に、無傷だった日本海側の JR山陰本線や伯備線他を経ての迂回貨物便の運転は、野党側の提案が採り入れられたと聞いている。形こそ違え、類似の事態は今後とも生じる可能性が大きくあろう。現実にそうなってから慌てない為にも、今の内から「有事に備えた物流態勢の構築」を、陸・海・空の別を問わず考え、実施へと繋ぐ必要がありはしないか。

拙者は必ずしも熱く支持する訳ではないが、例えば安保・鉄道の両面に明るいとされる 石破 茂・元自民幹事長辺りをトップに、この様な安保と鉄道を含む物流のあり方を検証し より強い方向へと研鑽する部会を立上げて頂きたいと願う者だが。今日なども 国内総生産 GDP比 2%レベルへの防衛予算増強案に対し、萩生田自民政務調査会長から「まだ不足」の表明がされた。それは分った。しかしながら、より深化した防衛力増強とは、表の華やかともいえる 兵器や装備増強だけではないはずで、各方面から指摘される 自衛隊員の福利面改善や教育の向上、そして拙者が触れる 鉄道を含めた補給や物流の拡充までをも含むはずだ。

更に申せば 一定額でも良いから、自衛隊の補給上必要な鉄道運営・整備も安保活動の内との理解も願えればと思う。これができれば、少額でも防衛予算の一部を取り付けられる可能性もあるからだ。防衛省と自衛隊は鉄道貨物便の輸送演習を行うなど 既に行動を具体化し始めている様だが、こうした事共に もっと与党政治家諸氏の関心を惹きつける必要があると拙者などは思う所。今回画像も振り返りで恐縮。少し前 当地の大宮・熱田神宮傍の JR東海道本線を下る、関西方面への貨物便の様子を。終点で積荷のコンテナはトラックに載せ替えられて荷受先の玄関まで届けられ、間接的にせよ 鉄道線路は結局、我々の足元まで繋がっているという訳で。以下に 関連記事をリンクいたします。(IT Media 8/19付) 鉄道貨物の諸問題解決が急務、運送業界「2024年問題」に備えよ (msn.com)


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