コナサン、ミンバンワ!梅雨末期に良くある大雨による水害で西日本、特に山口県が大変な事になっている。特に高齢者施設の土石流被災は、その最たるものであろう。10名近い犠牲各位に謹んで哀悼の意を表すると共に、被災した方々にも、心よりお見舞い申し上げたい。
さて、些かの不謹慎をお許し下されるのであれば、もう少し今梅雨の不良読物を続けさせて頂きたい。つい今しがた、厠に脱ぎ捨ててあった、ウ〇コ付き褌の後始末をして出て来た猿を見た、桃が島軍の兵員達の反応の下りより・・・。
犬「エテ公の持って出て来た紙袋、ありゃ本当に例のウ〇コ褌なんやろうな?」
雉「ま、何ぼなんでも厠の便槽に顔を突っ込む様なバカはやらんだろう。エテ公だったとしても。笑」
赤鬼「まあその褌である事を、とりあえず信じた方が良いのでは?微笑」
青鬼「そう見るのが、一番素直で平穏ですわな。これも微笑」
偽!桃「確かにな。俺もそう思いたいとこや。所で、ワン公と雉助の厠談がまだやった気がするが・・・。」
義父母「そう言われれば、まだ聞いてない様な気がするなー。」
犬「左様でしたか。それは済みませなんだ。何、逃げる気などはさらさらありません。ではここいらで、俺の厠の思い出を申しましょうかな。」
雉「拙方も、ワン公に続いて必ずお耳に入れますから。笑」
犬「では俺から行きましょう。青殿がお楽しみになった、磐越の地のちょっと山間に鹿瀬(かのせ)って言う集落があるんです。そこを通るJR線の列車待ちをしている間に、ちょっとしたハプニングがあった訳でして・・・。」
偽!桃「なる程、初めて聞くな。列車待ちの間って事は、その鹿瀬の駅の厠で事件があったって事で、おK?」
犬「正に仰せの通りであります。新潟方面行まで後20分程あったので、俺は駅の厠へ小用に立ったのです。駅は業務委託と言って、JRの駅員は不在で、地元の商店が駅建物に入居する見返りに、駅の業務を担ってる訳です。んでもって、その商家には結構デカい飼い犬がいるんですが、そのバカがとんでもない所業をやってくれたのです。憤」
雉「さては、厠でエテ公並みの失態をやらかしたか?笑」
犬「こらこら笑い事やない!失態も俺やなくて、そいつがしでかしたんや。俺が便器に向かって放尿開始した途端、何やら後ろで気配がする。何気に振り返ると、あろう事かそのバカが俺の行為をじろじろ覗いて見てやがったのです。又憤」
青鬼「百歩譲っても、やっぱり頭がおかしいとしか思えないよね。」
赤鬼「わざわざ厠まで覗きに行く・・・その神経が理解できんなぁ。」
犬「そうお思いでしょう。で、俺は振り返り様、そいつに言ってやった。『お前、ホ〇か?』ってね。さすがに困った顔して黙ってやがりました。だったら初めからやるなっての!」
偽!桃「ハハ。さすがに『そうだよ』とは言わなんだか?笑」
犬「当然ですがね。そうでなくてもそいつや分った時、俺はいつカマを掘られるかと内心ヒビッてましたよ。」
雉「それでよ。マジでカマの危険はあったんか?」
犬「有難よ。お陰で危険はなかったが、俺はそいつのバカ面を証拠にしようと『こら、ちょっとそこから動くな』って待合にカメラを取りに戻ったのです。その間にそれに気づいた飼い主が、バカを連れ戻して来やがりました。マジで顔真っ赤っかだったですね。笑」
偽!桃「そこで、あの狂詩が浮かんだんだよな。青どん。例の調子でちと詠んでくれへん?」
青鬼「了解!吟じます。『四つ足 四つ足 馬鹿にすな。同じワンコのどこ違う?覗き見るとこ ちょと違う』 とまあ、こんなとこであります。」
赤鬼「中々良いですな。その詩。」
雉「そうですな。ワン公にしてはまずまずまとまっとるし、流れも良いし。」
犬「まあ良いでしょう。んでもってその時は、バカの顔写真を撮り損ねた。そりゃ悔しかったですよ。3年後に再挑戦して、その時やっとモノにしたんですが。」
偽!桃「いやいや有難よ。五月蠅がられるのは分っとるが、ワン公もその体験、貴重やったのと違うか?もしかすると鹿瀬の野郎はワン公と、チン〇の大きさを比べたかったのかも知れんな。笑」
赤鬼「まあどっちにしても、変態の誹りは免れませんわな。例の野郎は、駅の番犬にしては出来が悪いのは事実でしょう。」
雉「聞く所やとそいつ、本来は賢犬のはずのラブラドール・レトリバーやそうやないですか。まあワン公を、アホ度ワーストのエテ公と勘違いしたのかもですが。」
偽!桃「ま、ラブラドール・レトリバーもピンからキリまで居るからな。まあ、そんな事をやるんやから下等の部類やろうて。さて雉助、お前の体験も聞かせてや。」
雉「かしこまりました。まあ拙者の場合は厠体験やないんですが、今年静岡の浜名湖へ飛んだ折に、とんでもないものを見せられましてな。」
赤鬼「そうですか。拙者は又、浜名湖と来れば健全な漁業と釣りなんかのマリン・スポーツの拠点。それに競艇と鰻しか思い浮かびませんが・・・。」
雉「いやいや、それだけ理解できてりゃ十分でしょう。拙者はJR東海道線の真下まで飛んで、そこから東海道新幹線の走りが見られる方を向いて休憩してたんです。そしたら、地元の鵜がとんでもない粗相をやらかした。何と、全力で飛びながらやってくれたのです。」
偽!桃「なる程な。まあロケットみたいなもんやな。しかし後ろにおらんで良かったなあ。もしそうやったら・・・。」
犬「そりゃ悲惨な光景やろうな。頭から糞浴びちゃってさ。なあ青殿、例の放禁歌ってそんな出だしだったよね。」
青鬼「左様!「悲惨な戦い」ならそんな出だしやね。『私は~かつてあの様な~ 悲惨な~光景を~ 見た事がない~・・・』ですから。」
雉「まあそんな訳で、後あとまで思い出すとキモかったです。苦笑」
偽!桃「いやいや、皆有難う。有意義やった所で、又エテ公が出て来た。さてと、手を洗ったかどうか、とくと見てやろうじゃんか。」 (以下次号)