Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

強く咲く花~大同団結はあるか

2011-04-10 16:11:01 | 国際・政治

コナサン、ミンニチワ!

当地名古屋は、例年より少し遅めの桜花の見頃となった。一昨日より昨日にかけて雨天に祟られたものの、花は意外に保ちが良く、二度目の日曜を迎えた今も、何とか見られる状態だ。まあ明日以降、葉桜へ向け順次散って行く事となろうが、桜前線を当地だけで独占していてはいけない。西日本より東日本、そして北日本へと、全国公平に愛でられなければ嘘だろう。そう言えば、東日本大震災の深甚な被害に遭った土地でも、花は開き始めていると聞く。意外に強かった当地の花、そしてこれから咲くであろう、被災各地の希望の花。それは危地に立たされながらも懸命の復興に取り組んでいらす、被災各地の方々の強い希望と信念を表している様にも感じるのは俺一人ではないかも知れない。

所で、此度の国難的震災に際しても、表沙汰になるのが政界の民主、自由民主両党の所謂「大連立」話。何か災いに乗じた様な話で感心しないのは、これも俺一人ではなかろう。これまでの政治で見れば、民主連立政権でも言えた事だが、どうせ所詮は「寄せ集め」で長続きしない事は目に見えている。仮に大連立が上手く機能した場合、窮迫する課題についての意思決定が早められる半面、政策面が独裁的になりかねない懸念も孕んではいる。しかしながら、結局は方向性の異なる勢力が手を組んだとて、現状ではまともに意思統一など図れず、結局は又離合集散などと言う事になりはしないか。何よりも政治権力絡みでは、長期の安定は望み難い。今の我国に求められているのは、そうした政治の連立よりも、全政党が此度の国難的災害と真摯に向き合い、政党間の利害の相違や恩讐とかを少なくとも一時は棚に上げて、言わば「大同団結」に近い物心両面の協力と交流を行って、この難局に立ち向かう事ではないのか。

自慢ではないが、当地名古屋の河村市長は、事実上滅んでしまった岩手県下のある地方都市の再生の為、今年から来年にかけ、延べ数千の市職員の一定期間派遣を決定した。金品のみならず、人員面でも支援するこの手法は、国際紛争などに出動する国際連合平和維持活動PKOを参考にした可能性もあるのでは、とも俺は思う。勿論、これは資金や物資などの支援と並んで大切な活動であり、民間ボランティア同様、現地の実情に合った活動を心がければ、必ず地元の歓迎を得られる事と思う。これに加えて、平時なら立場の異なる他の政党とも連携を行い、それぞれの得意とする所を活かして支援活動を進められれば、被災地の復興速度を上げられるとか、深甚な農林水産業再建への希望とかも見えて来ようし、震災津波被害と共に懸念される、被災各位への医療問題や福島第一原子力発電所の放射線漏れの問題も、その様な状況下より解決への糸口が見つかるかも知れない。

我々国民レベルでもそうだろうが、今は平時の様に各政党が見解の相違を問題にして、対立していて良い時ではない。それぞれに「今、何が一番大事か」を理解し、できる所より連携と協力を強く速く推し進めるべきであろう。

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