景気回復の呼び声も聞こえる、2013=平成25年3月も慌ただしく過ぎようとしている。今月は、月初の厳寒が嘘の様に途中より気温が大きく上がり、何度かの「寒の戻り」がありはしたものの、概ね温かめの日々が続き、遅れ気味の梅とは対照的に、桜の開花は前倒しとなった様だ。場所によっては両者の共演も楽しめた様で、これよりは、依然低温気味の日本海側と東北日本の花便りがどうなるか、少しく気になる所ではありますね。
勿論、昨年に続き内外の情勢は難しい。経済政策アベノミクスの一定の効果もあって、総花的な景気への好影響は認めるが、とに角長続きさせる事が大切。安倍内閣の閣僚各位には、効果が簡単に息切れする事のない様、引き続いての監視とフォローをお願いしたいし、又、この政策が大手と中小・個人などとの格差を拡げる事のない様、又、環太平洋経済連携協定TPPなどの国際経済的取り決めにあっては、我国に大きな不利がない様 配慮も併せて下されたい所である。政治の根幹たる選挙制度改革も勿論必要で、都市部と郡部の「一票の格差」の緩和(解消は物理的・政策的に無理!)にも本腰を入れて頂きたい所だが、まずは全国の選挙区の所謂「0増5減」定数是正を核に、現実的対応を進めて下さればとも思う。比例区の見直しも必要なら行われるべきだが、直ちに行わなければならない事と、後追いで良い事を区別して順位をつけ、その上での実行も考えられるべき。何よりも、選挙区格差問題の最大の原因は、少子高齢化のあおりの、郡部の過疎化ではないか。原告の日本弁護士連合会勢力にしても、市場原理などを理由に、こうした問題に加担し追認して来たのである。責任の一端があるのは明らかだ。その事を直視もせず、一方的に正義派面をするのはやめにして頂きたい。いかにも「二心」ある様で、甚だ不愉快である。
政治の問題は、この後も多少関係あるがこの辺で。当地愛知の桜花も、お陰様でこの土・日曜は各所で見頃。名古屋城や鶴舞・東山の両公園などの名所は大いに賑わっている様だ。天気の方も表情豊か。昨日は絶好の行楽日和。今日はと言うと、時折降雨もある花曇りでやや難ありだが、どちらもそれぞれに花の豊かな表情を演出してくれたのではとも思う。
惜しむらくは、やはり拙居所近所の金山公園の花の間伐による見劣りだろう(画像)。開花前から「これは芳しくないな」とも感じてはいたのだが、いざ咲いたのを見ると、やはり去年までの華やかさが失われ、大いに残念な所。付近を行くJRなどの鉄道線や、道路交通の支障になるとは思えず、公園の見物人の便宜だけを考えた、安易で狭量な施策にしか見えない気がしてならないのだ。「一部のものでなく、皆のもの」これが我国の国花たる桜の正統な立場のはずだ。少なくとも当面は、この遺憾な光景と向き合わなければならない訳だが、又数年後、以前の魅力ある光景を期待したい思いもありますね。
今月の、拙ブログはここまで。続く4月も、宜しくお願い致します。