コナサン、ミンニチワ! OCN Cafe拙日記より読み進まれた方は改めまして。忘年会の時期となり、夜は酒気の入る機会も増えたが、事件事故も増える時だけに、どうかいつもに増して健康安全には留意をお願いしたい所であります。
さて昨日、大韓民国沖の黄海にて、同国の排他的経済水域EEZ内にて、違法操業を図った中華人民共和国漁業関係船舶が、警戒中の韓国警察艦艇の臨検中、衝突と中国側乗組員による韓国海洋警察官への暴力事件を生じ中国側船舶は沈没、分っているだけで中国側乗組員1名が死亡、双方の乗組員複数に負傷を生じている様だ。我国の沖縄尖閣近海にて問題となっている違法操業の問題は何も我国だけではなく、大韓民国や台湾こと中華民国など、近隣諸国も同様に直面している事が良く分った次第。こんな事もあってか、我国内閣府が昨日表した外交世論調査にても、対中親近感は大きく後退している様だ。「北」こと朝鮮民主主義人民共和国に対してもそうだが、領土問題なども絡んで難しいのは承知なるも、我国としても、何とかこうした国境を超えた経済問題に対しては、近隣諸国とできる所より連携と意思疎通を行って、これ以上の不良な事態を生じない様対策を願いたい所である。
それにしても、対日、対韓のいずれの問題にも共通して見られるのは、中華人民共和国側の「捕った物は返さじ」とでも申したくなる、意固地な強硬姿勢である。10憶を超える人口を抱え、経済面で強い政策を要するのは分っているが、そうかと言って、近隣諸国の尊厳に関わる様な所業を黙って許す訳にも参らない。それはまるで、ロシア共和国が戦利品として認めた我国の北方領土を返そうとしない不良姿勢にも似た、芳しからぬものである。こうした問題を繰り返していては、中華人民共和国の対外印象は確実に悪化する事であろう。
話を国内に転じる。当地名古屋の政治問題、政策を巡る名古屋市長VS市議会の対立の件。市長支持派の行った、名古屋市議会解散請願の署名が、同市選挙管理委員会より一時は文面の不備などを指摘された事もあって無効とされたものが、再審査の結果有効との判断が示され、市議会解散へと進む事と相成った。同時に現市長、河村たかしさんも「再び市民の信を問いたい」として辞職される方向となる。注目の選挙だが、来る2011=平成23年2月第1日曜日に、任期満了に伴う愛知県知事選挙と同時に実施される「トリプル選挙」となる可能性が強まっている。これは続く春の統一地方選挙の前哨戦とも解され、迷走続きの現民主党政権の信任にも関わり、今後の政局のあり様にも関わる事となるだけに、我々当地の有権者は、自己責任の自覚を強く持って投票に臨まなければ、と強く思っている所。
それにしても、九州阿久根市の場合も似た所はあるだろうが、市長も市議会も、それぞれの見解において「捕った物は返さじ」みたいな面がなくはないだろう。徒な対立ではなく、双方が接点を探って必要な協力は行って行く現実的視点を持たなければ、選挙の意味は薄らいでしまうし、第一今の大変な情勢に対応する事も叶わないままとなってしまうのではないか。