ネパール国が、大きな震災に見舞われた。分っているだけで千人超の犠牲を生じ、負傷の方々や建物設備の倒壊も広範囲に及んでいる模様。亡くなられた方々への弔意と、被災に対するお見舞いの意と共に、救援に動いている我国を含む各国の早い対応を望みたいものであります。
さて、警備保安の面では万全が求められて当然の、我国内閣総理大臣官邸(以後官邸と略す)の屋上に、無人飛行機ドローンが墜落しているのが発見された。盗撮機材と共に、微量ながら放射性物質が搭載されている事も確認され、こうした場所だけに遺憾極まる事態である。墜落は少なくとも数日以上前に遡る様で、この件については福井県出身の男性容疑者が逮捕され、概ね容疑事実を認めている様だ。犯行当初は、官邸中庭への着陸を画策するも、気象などの条件が悪く、操縦不具合によって屋上墜落となった模様だ。放射性物質は福島県下で採取できた様で、原子力発電所再稼働に強く反対し、実施中の統一地方選挙の混乱を図ろうとしていた由。あの大事故を考えれば心情は一定理解できるが、何しろ方法が悪い。無人機の官邸内墜落となれば、業務妨害の罪責が避けられないのは当然だ。司法の場に入っては全てを誠実に語り、決まった罰には従うべきだろう。まず無期刑はあり得ないはずだから。
その一方、今回の事態は、官邸を警察、消防など初めとする我国の公的機関の保安態勢にも見直しを迫る事になったと言って良い。非常時専用とは言え、ヘリコプターの発着も可能な官邸は、屋上と言えども最低日に一回の巡視は必要だ。今後は監視カメラなども常設するなど態勢を強化して警戒を新たにすべきではないか。今回の事態は、どう譲っても保安に隙がある事を世界に向けて露呈してしまった訳だし、このまま放置では、国際社会の信頼も低下しかねない。政府与党には、危険区域と同様に、政府機関などの集まる地域のドローンなどの無人機飛行向けの適正な飛行規制と罰則の明確化など、断固とした対応を行って頂きたい。
もう一つ、気になるのが全国の寺社にて、境内の建物設備や国宝重文級の立像などが破損や汚損に遭う事件が多発している事。当初は今春先より、奈良県下を中心に、油状の液体で建物などの木部が汚損されるケースが目立った。これだけでもかなり悪質だが、今月に入ってはほぼ全国に拡大、甚だしいケースでは、複数の石像が同時に破壊される事件も生じている様だ。寺社は、参拝各位の信仰の場と言う事もあって、防犯カメラ設置や夜間の巡回強化などが行い難い所もある様だが、これまでにないこうした事件が多発する様になった以上、再発続発を食い止める為にも、早めの対策が検討されるべきだろう。実際、防犯カメラのある一部の寺社にては、夜間挙動不審な人物の姿が捕捉された例もあると言う。残念な事であるのは分っているが、これから拝観者の増える大型連休を控え、防犯の為、各所が連携して対応する事が早急に必要だと強く思う。
勿論、こうした犯行を助長する背景には、宗教や信仰を蔑ろにし続けた唯物史観による戦後教育の不良が大きくあるのも事実だが。
今回画像は、今月初めに訪れる機会のあった、奈良 春日大社境内の一コマ。今回は約20年ぶりで本殿が公開されるなど、良い話題もあったのだが、他の寺社同様の汚損被害に遭ったのが遺憾な所です。
さて、警備保安の面では万全が求められて当然の、我国内閣総理大臣官邸(以後官邸と略す)の屋上に、無人飛行機ドローンが墜落しているのが発見された。盗撮機材と共に、微量ながら放射性物質が搭載されている事も確認され、こうした場所だけに遺憾極まる事態である。墜落は少なくとも数日以上前に遡る様で、この件については福井県出身の男性容疑者が逮捕され、概ね容疑事実を認めている様だ。犯行当初は、官邸中庭への着陸を画策するも、気象などの条件が悪く、操縦不具合によって屋上墜落となった模様だ。放射性物質は福島県下で採取できた様で、原子力発電所再稼働に強く反対し、実施中の統一地方選挙の混乱を図ろうとしていた由。あの大事故を考えれば心情は一定理解できるが、何しろ方法が悪い。無人機の官邸内墜落となれば、業務妨害の罪責が避けられないのは当然だ。司法の場に入っては全てを誠実に語り、決まった罰には従うべきだろう。まず無期刑はあり得ないはずだから。
その一方、今回の事態は、官邸を警察、消防など初めとする我国の公的機関の保安態勢にも見直しを迫る事になったと言って良い。非常時専用とは言え、ヘリコプターの発着も可能な官邸は、屋上と言えども最低日に一回の巡視は必要だ。今後は監視カメラなども常設するなど態勢を強化して警戒を新たにすべきではないか。今回の事態は、どう譲っても保安に隙がある事を世界に向けて露呈してしまった訳だし、このまま放置では、国際社会の信頼も低下しかねない。政府与党には、危険区域と同様に、政府機関などの集まる地域のドローンなどの無人機飛行向けの適正な飛行規制と罰則の明確化など、断固とした対応を行って頂きたい。
もう一つ、気になるのが全国の寺社にて、境内の建物設備や国宝重文級の立像などが破損や汚損に遭う事件が多発している事。当初は今春先より、奈良県下を中心に、油状の液体で建物などの木部が汚損されるケースが目立った。これだけでもかなり悪質だが、今月に入ってはほぼ全国に拡大、甚だしいケースでは、複数の石像が同時に破壊される事件も生じている様だ。寺社は、参拝各位の信仰の場と言う事もあって、防犯カメラ設置や夜間の巡回強化などが行い難い所もある様だが、これまでにないこうした事件が多発する様になった以上、再発続発を食い止める為にも、早めの対策が検討されるべきだろう。実際、防犯カメラのある一部の寺社にては、夜間挙動不審な人物の姿が捕捉された例もあると言う。残念な事であるのは分っているが、これから拝観者の増える大型連休を控え、防犯の為、各所が連携して対応する事が早急に必要だと強く思う。
勿論、こうした犯行を助長する背景には、宗教や信仰を蔑ろにし続けた唯物史観による戦後教育の不良が大きくあるのも事実だが。
今回画像は、今月初めに訪れる機会のあった、奈良 春日大社境内の一コマ。今回は約20年ぶりで本殿が公開されるなど、良い話題もあったのだが、他の寺社同様の汚損被害に遭ったのが遺憾な所です。