コナサン、ミンバンワ!「行楽の秋」と言う事もあり、景況が優れない面はあるものの、ごくたまの旅行や遠出にお越しの方々もある事と思う。かく申す俺も恐れながら今月初め、福島県の会津地区へ早めの紅葉見物に行かせて頂いた。
会津地区の中心都市は会津若松市。最近の2005=平成17年の国勢調査にては総人口20万強でちょっとした県庁所在地並み。こうした地方都市の駅にも、近頃はハイテクの一産物である自動改札システムが続々と導入されているが、その様な中JR会津若松駅は今も駅の方による手改札を頑なに守る、数少ない駅ではないだろうか。
「宜しくお願いします!」「はい!有難うございます!」駅の方とのこんなやりとりをしていると、こちらも何となくホッとし、心休まる何かを感じる事があるものだ。勿論執務粗雑なDQN駅員や乗務員が皆無な訳ではないが、ここ会津若松ではその様な光景はまだ一度も見ていない。それどころか自動システムに頼る事なくラッシュ時でも大勢の利用客を迅速的確に捌いて行く様は正にプロの所業、感動的ですらある。
慣れれば便利で高効率な自動集改札システムであるのは事実だが、人手によるそれは、やはりそれならではの味と温かみがあるのも事実。願わくばこの駅の手集改札、末長く続いて欲しいと願うのは、俺一人ではあるまい。