各位お早うございます。今朝の当地名古屋は曇り。今日午後より降雨が予想され、暫く続く様です。
梅雨入り前の北陸、東北の各地も今日以降入梅する模様で、いよいよ梅雨本番と言った所でしょうが、その東北の宮城・岩手内陸地震の被災状況を考えると情趣に浸る訳には参らないのも事実です。
1995=平成7年に起きた阪神・淡路大震災の時もそうでしたが、程度の差こそあれ日を追う毎に新たな被害が報告され、犠牲となった各位も10名を超えてしまいました。
今最も懸念されるのが中華人民共和国にての震災でも問題になった、判っているだけで10ヵ所を超える土砂崩れダムの存在。これからの雨がちの気候により、決壊の恐れのある所が出る由で、国土交通省が危険の度合いの高い所より対策に乗り出す様ですが、どうか二次災害などの大過なき様願いたい所です。
前置きが長くなりましたが本題に入ります。
地震などの災害時、当然ながら傷病の方々に対応する医療の態勢が大切ですが、その医療機関にて又も不祥事が露見してしまいました。
当地近郊の三重県下の外科診療所にて、主に鎮痛に用いられる点滴薬剤の管理不良により判っているだけで1名が犠牲となり、20名近くの方々が体調不良に陥って入院を余儀なくされた由。
原因は点滴薬剤の調製管理時に、取り扱う看護師の手袋着用などの衛生規定が徹底されていなかった模様。
又、薬剤そのものも本来は望ましくない大量作りおきや冷蔵保存の不徹底、更には前日作った薬剤の使い回しなど、院内感染を引き起こす細菌汚染に陥り易い状況にあった模様です。
この件に関し、病院長は点滴薬剤の管理不良を知りながら黙認していた由。この事については刑事責任を問われる場面ではありますが、背後には深刻な医師不足を初めとする医療危機の問題が横たわっていると私は見ています。
問題の薬剤作り置きは昨年以前より常態化していた様で、患者各位の健康被害も生じていた様です。
病院関係者に非があるのは事実ですが、この診療所では僅か1名の医師と数名の看護師だけで、多い日には300名近い患者に対応していた由。この一事よりも医療現場の地獄ぶりが伝わって来る思いが致します。
医療事故に関する訴訟も増えてしまい、医師各位の姿勢は腰の引けたものになってしまっている現状がある様です。人事面もさる事ながら我国の医療に対する国庫負担は1980=昭和55年に3割から2割5分に引き下げられたまま。
高齢の方々も増え、医療の状況も当時とは変わっているだけに、政治も行政も道路予算の確保ばかりに狂奔せず、医療予算の増額に本気で取り組んで頂きたい。此度の事件の背景には、そうした問題も見え隠れしている様です。*(SOS)*
梅雨入り前の北陸、東北の各地も今日以降入梅する模様で、いよいよ梅雨本番と言った所でしょうが、その東北の宮城・岩手内陸地震の被災状況を考えると情趣に浸る訳には参らないのも事実です。
1995=平成7年に起きた阪神・淡路大震災の時もそうでしたが、程度の差こそあれ日を追う毎に新たな被害が報告され、犠牲となった各位も10名を超えてしまいました。
今最も懸念されるのが中華人民共和国にての震災でも問題になった、判っているだけで10ヵ所を超える土砂崩れダムの存在。これからの雨がちの気候により、決壊の恐れのある所が出る由で、国土交通省が危険の度合いの高い所より対策に乗り出す様ですが、どうか二次災害などの大過なき様願いたい所です。
前置きが長くなりましたが本題に入ります。
地震などの災害時、当然ながら傷病の方々に対応する医療の態勢が大切ですが、その医療機関にて又も不祥事が露見してしまいました。
当地近郊の三重県下の外科診療所にて、主に鎮痛に用いられる点滴薬剤の管理不良により判っているだけで1名が犠牲となり、20名近くの方々が体調不良に陥って入院を余儀なくされた由。
原因は点滴薬剤の調製管理時に、取り扱う看護師の手袋着用などの衛生規定が徹底されていなかった模様。
又、薬剤そのものも本来は望ましくない大量作りおきや冷蔵保存の不徹底、更には前日作った薬剤の使い回しなど、院内感染を引き起こす細菌汚染に陥り易い状況にあった模様です。
この件に関し、病院長は点滴薬剤の管理不良を知りながら黙認していた由。この事については刑事責任を問われる場面ではありますが、背後には深刻な医師不足を初めとする医療危機の問題が横たわっていると私は見ています。
問題の薬剤作り置きは昨年以前より常態化していた様で、患者各位の健康被害も生じていた様です。
病院関係者に非があるのは事実ですが、この診療所では僅か1名の医師と数名の看護師だけで、多い日には300名近い患者に対応していた由。この一事よりも医療現場の地獄ぶりが伝わって来る思いが致します。
医療事故に関する訴訟も増えてしまい、医師各位の姿勢は腰の引けたものになってしまっている現状がある様です。人事面もさる事ながら我国の医療に対する国庫負担は1980=昭和55年に3割から2割5分に引き下げられたまま。
高齢の方々も増え、医療の状況も当時とは変わっているだけに、政治も行政も道路予算の確保ばかりに狂奔せず、医療予算の増額に本気で取り組んで頂きたい。此度の事件の背景には、そうした問題も見え隠れしている様です。*(SOS)*