Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

中部圏は、本当に豊かか?

2007-02-07 07:48:00 | インポート
各位お早うございます。
報道にてご存知の様に、今月初より暖冬傾向が続いています。今朝の当地名古屋の最低気温は4℃代。最高気温は15℃位が予想され、これは1ヶ月以上先の平均気温。
更なる地球温暖化が懸念される中、この気候はそうした傾向を裏付けているのかも知れません。

さて今朝の報道によると当地の東方、豊橋の市民病院にてこの4月より精神神経科の新規患者受付が原則停止される由。
原因は現行4名の専門医の内2名が、派遣元の名古屋市内の公立大学の意向により引き揚げられる為で、後任医師の見通しは立っていません。継続されるのは児童の精神神経医療を中心とした限定されたものとなる様です。結局、同市内の一般の患者各位は病院側より紹介は受けられるものの、近隣の岡崎市や豊田市、そして県都の名古屋市や、東方の静岡県浜松市などの病院の精神神経科を訪ねる他なさそうです。

私はこの報に接し、経済好調と言われる当地中部は本当に豊かなのかと、思わず首を傾げてしまいました。
医師不足と言えば、近年はとみに産科婦人科の専門医の不足が挙げられます。
新たな人命を預かるこの分野、万一の場合の訴訟や損害賠償責任発生の可能性より敬遠されていると言われますが、この事が地元での出産を困難なものにし、女性の出産願望に水を射す結果となって、近年の少子化に拍車をかける結果ともなっている様です。当地愛知も、都市部以外は例外ではないと見られます。

精神神経科の方もこれに近い状況があるのではないでしょうか。
この分野の医療活動も、地道で困難の多いものの様ですがしかし、患者各位への支援が手薄になってしまっては、その病状が進んでしまう可能性もあり、又放置によってこうした症状を有する者が、周囲に対し思わぬ危害を及ぼす危険だって考えられます。

これまでの行政の姿勢は公共事業に代表される様に、短期的な利便性を求める利益誘導には積極的でしたが反面、高齢者や小児、障害のある各位への医療福祉等は立ち遅れていると言われています。
今回の豊橋の事態は正に、その一面が表れていると思います。
こうした事態が続かぬ様、強い施策を願いたいもの。それができてこそ、真に豊かと言えるのではないでしょうか。*(注意)*

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