Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

北海道・洞爺湖サミット雑感

2008-07-07 07:45:00 | インポート
各位お早うございます。今朝の当地名古屋は曇り。九州と本州西部にて梅雨明けした模様、との報に接しましたが、当地のそれはもう少し先になりそうですね。冷房に必要な電気エネルギー代も高騰している折、叶うならゆっくり目の梅雨明けも又良いかな、などと思っている所ですが。苦笑

さて本日より3日間、北海道洞爺湖畔にて主要先進国首脳会議、所謂サミットが執行されます。我国のそれは2000=平成12年に続く第2回目で、今回はG8と呼ばれる主要8か国に留まらず、昨今の発展著しい中華人民、インドの両共和国を初めとする主要途上国を含めた計22か国によって開催され、関連する市民組織の行事をも含めて相当に幅、裾野とも広い会議となりそうです。

勿論問題も山積。我々の身近な問題としてもご存じのエネルギー高騰と気象問題をも含めた食糧供給不安、環境上大いに望ましくない温暖化ガスの抑え込み、更にこの会議に不参加の朝鮮民主主義人民共和国の核兵器、日本人拉致の両疑惑への対応など、難しくも避けて通れない事共が横たわる中での開会と相なった訳ですが、ここは多くの出席各国の間で知恵を出し合い、少しでも解決への見通し位はつけて頂きたい。その為にも議長国たる祖国日本は、ただでさえ見え難いとされる政治姿勢を明確に打ち出し、特に地球環境面では高度の独自技術を武器に、各国をリードする位の姿勢を見せるべきではと強く思います。これまで中々方向性を見せる事のなかった福田内閣総理大臣は、この機会にその方向性を強力に打ち出すべきではと思いますね。

それともう1つは保安の問題。既に議場上空が管制され、周辺海域も警戒の手が入っているのはご存じだと思いますが、前回英国の同会議にて、議場より遠方の首都ロンドンがテロ事件の舞台となった事もあり、今回は首都東京と議場最寄りの札幌にても相応の警戒がなされているのは評価して良いと思います。
しかしながらテロ事件の実行犯は意表を突く手口に出るケースがあるのも事実。他の主要都市、大阪や当地名古屋、それに外国との接触の多い福岡なども警戒レベルが上げられて然るべきだと思いますが・・・。

とまれ本日より3日間。些か短すぎる期間ではありますが、中々集えない世界の主要首脳が一堂に会するこの会議、少しでも多くの収穫を期待したいのも事実ではありますね。*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名物電車「パノラマカー」の車窓から見えたもの

2008-07-03 23:57:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今年2008=平成20年ももう折り返し点。7月も拙日記を宜しくお願い致します。

さて前回記事の通り、拙幼少の頃より親しんで参った名古屋鉄道の名物展望式電車「パノラマカー」が遂に先月限りで主戦の座を降り、後進達に後を委ねました。(例外的に、一部車両が隠居的な立場にて今後1年位残留の予定)。初デビューより早半世紀近くが経ち、近年の省エネルギーや混雑時の乗降性向上、更には旧世代の断熱材、アスベストの健康面への悪影響指摘による掃討目的などもあって今回の降板となった訳ですが反面、乗客には魅力の前面展望やまあ上質な居住性、そして走行性能の飛躍的な向上など、新世代鉄道車両の礎となった功の面は絶対に見逃せないものがあると強く思います。この良好な視認性は名古屋鉄道の後輩車種にも受け継がれ、パノラマカー栄光の軌跡を不朽たらしめんとしている様にも感じますね。もう少しこの思い出の名車に絡む記事をやらせて頂ければと思います。

思えばパノラマカーは拙幼少、思春期から成人、そして中年過ぎの今日に至るまで、私に色んな光景や事共を見せ続けてくれた様に思います。
良き光景、良からぬ光景、それは相半ばだった様に記憶しています。
一頃のこの車両は、当地名古屋より拙生地東三河へ頻繁に往来していた時期もあり、その折は先頭に空席あれば良く座って前方に視線を集中させたものであります。笑

この路線、名古屋本線の沿線も時代と共に変貌し、荒地が多かった所が今は住宅地として開発整備され、まずは住み易くなったのではとの印象を受けます。気候も比較的温暖で、夏の猛暑を別とすれば冬でもそう厳寒とはならず、生活には割合恵まれた土地なのかな、などと漠然とした理解をしたりもしています。この感触は人により異なりますので、もし違和感のある方がいらしたらご容赦を・・・。

後、昔も今も乗車マナーが今一つなのも強く感じる所ですね。
拙幼少の頃の名鉄名古屋駅、当時の新名古屋駅では列車が到着して乗り込む時に、特に男性客が空席を求めて我先にと争って乗り込む傾向があり、押された方が転倒などで負傷されるケースも少なからずあった様です。後にマナー向上運動の成果などもあって整列乗車が定着し、この様な問題は目立たなくなりましたが、今は代わりに車内携帯電話の安易な使用や床への座り込みなどの新たな問題も起きている様です。これは若者への道徳面を含めた教育の不備による所が大きく、是非保護者と教育者の連携による善処が強く望まれる所です。

中部圏は今、新国際空港の開設や先年の万国博覧会開催など経済面が好調だと言われています。そこに影を落としているのが原油や鉄鋼を中心とする原材料の高騰。短見的には米合衆国経済の不調から来る株投資への嫌気から、投機資金が原油や金属類に流れているせいだとされます。確かに余り好印象がないのは事実ですが、価格高騰の理由はそれだけでしょうか?むしろ本当の所は発展途上国、特に中華人民、インドの両共和国の高い経済成長にあるのではとの見方もできると思います。
考えてもみて下さい。地球全人口の実に4割近くがこの両国で占められているのです。その両国の経済が伸びれば原材料やエネルギーの需要が伸び、価格がはね上がるのは当然であり、市場経済をそのまま許容するなら値上がりも止むを得ない事となるでしょう。
何しろ両国には「先進国がさんざ享受して来た繁栄や利便を、我々が手にして何が悪いのか」との大義名分があり、この事に少なくとも先進国は反論する資格がないと私は見ています。それでもし、地球温暖化ガスの増大は問題と言うのなら、北欧のスウェーデン王国にて実施されている様な、脱石油への取り組みを先進各国は本気で実践すべきでしょう。
それができれば石油消費量はいずれ減り、原材料高騰の歯止めとなり得るかも知れません。大変に難しい課題ですが。

話を線路の上の展望席に戻します。
名古屋鉄道パノラマカーは、流れる景色のみならず、私に少しでも巨視的なものの見方をする様、その方向性を示してくれた様な気がするのです。
して良い事、悪い事、考えるべき事、べからざる事・・・良好な視界は問わず語らずの内に、そんな思考をプレゼントしてくれた様な気が今、している所です。
改めて、この名物電車の軌跡と功労に心より拍手、そして一礼を贈りたく思います。
P.S 次回は7/6(日)~に掲載予定です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする