Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「開戦の日」に思う、サミット警備の事

2015-12-08 21:33:59 | 国際・政治
コナサン、ミンバンワ!本日12/8(日本時間)は、先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争の、開戦の日。1941=昭和16年のこの日(現地時間は12/7)、ハワイ諸島真珠湾作戦にて、戦端が開かれたのはご存じの通り。開戦の経緯は複数の見方があるのは知っているが、当時の我国、大日本帝国側だけの一方的落ち度でない所は史実として押さえておきたい所。昭和初期の大不況に端を発する欧米列強の、我国を不利な位置に追い込んだ故の苦渋の決断があった事を、歴史を振り返る折に留意しておきたい。この戦の失敗は、開戦の理由よりも、むしろ終わらせる好機を見誤った事にある。内外の国民多数に犠牲を生じ、多くの苦悶の元となった泥沼戦争を二度と繰り返してはならない所を配慮するにしてもだ。

本題に入らせて頂く。来年初夏、三重県下にての開催が決まった先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」まで後半年を切った。当地を含む地元にては、それに見合った受け入れ準備がこれから本格化し、経済文化面ではそれなりの期待もして良いだろう。勿論難しい課題もある。各国要人が安心して議題と向き合える宿、食事をメインにした遺漏のない「おもてなし」や適格で安全な警備がその双璧だろう。今回は、特に後者を見て参りたく思う。

会場に予定される鳥羽市近郊の賢島は、ほぼ周囲を海に囲まれ、陸路も道路2箇所、鉄道1箇所があるが、ご存じの様に、海からの接近も容易である。島嶼部が多く、テロ行為を企てる危険勢力が身を隠したり、武備を集め置くに好都合な地形も多い。三重県警と海上保安庁の連携の大切さがかねてより指摘されており、その準備も進んでいるであろう事は分るが、くれぐれも前例に囚われる事のない、例えばいきなり撃って来るテロ勢力との銃撃戦など、想像想定を超える事態も意識して、訓練などの取り組みをお願いしたいものだ。折しも欧米にては、中東シリア国などで猛威を振るう国際イスラム軍事組織 イスラム国ISが多くの攻撃の挙に出ており、多数の犠牲を生じている折でもある。他国での例もある様に、こうした連中がサミット期間の前後をメインに、我国内を攻撃する様な事態は当然想定されなければならない。状況によっては、敵勢力に死傷者を生じる事態もやむを得ない場合があろう。銃の持ち込みは限られるにしても、爆発物や発火物、毒物などは想像もつかないレベルだろう。三重県下は元より、当地愛知や首都圏、関西圏の大都市部でも不測の事態は起こり得る。こうした所の港湾も、同様の警戒をすべきであろう。

同じ事は、陸と空でも言えるのではないか。例えば、少し前にエジプト国上空で爆発物テロ行為が原因で墜落、乗客乗員全員が犠牲となったロシア国航空機のケースでは、中東の空港の杜撰な保安態勢がこうした事件を許したとされるし、陸上にても、混雑する通勤列車や路線バスなどが標的とされたケースも複数ある。これらの事件は「我国の都市でも、いつこうした事件が生じるか分らない」事を雄弁に語っていると思うがどうだろう。特に空港周りと公共交通の安全確保は、移動が多くなる時季とも重なるだけに、重要な課題となる事だろう。

伊勢志摩サミットは、来年の5月下旬辺りの開催が予定されるが、この期間の前後はサミット会場は勿論、主要都市の交通機関や公的施設、商業施設にての警備も大きく強化されよう。そうした事共は、我々にとっての不便を伴う。警備の厳重化に伴い、鉄道駅やバス・ターミナル、商業施設などのゴミ回収箱やコイン・ロッカーなどが、爆発物対策の為一定期間使用禁止の措置が取られるのがその代表例だろう。又、場所によっては一定期間、立入そのものが不可となる所も出るかも知れない。そうした所があり得るにしても、我々は常に「何が一番大事か」と言う事を良く理解把握して、一時の不便を耐えながら、冷静に向き合って行かなければならないものと心得る。「今までが安全だったから、これからも」と言う様な性善説の思考は、もうこれからは通らない気がするのだが。
今回画像は、この夏訪れた鳥羽市近郊の様子。JR参宮線と近畿日本鉄道山田線が併走する、ちょっと鉄道模型的な風情もある場所です。
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流行語~どうせ「流言飛語」

2015-12-03 10:40:18 | 社会・経済
2015=平成27年12月も、拙ブログを宜しくお願い致します。速いもので、今年も最終月。年の瀬は健康・安全の両面で不安要素が増す所だが、できるだけ注意を払い、続く来年に平穏の内に繋げられればとも思います。

月が変わってしまい恐縮なのだが、先月末、皇室に慶事があった。秋篠宮殿下が満50歳のお誕生日を迎えられた由。まずは一言奉祝と共に、宮中でも存在感を増す同殿下とご一家の今後のご多幸をも併せて祈りたいものだ。ここの所の皇室は、今上陛下のご高齢にも関わらずの公務過多や皇太子殿下の不活発なご行状、雅子皇太子妃の心身不具合など、それなりの問題も聞こえては来るが、こんな時こそ日本人の叡智を働かせ、これらの解消へと進んで頂きたい所。その為には、ある意味思い切った決断や行動も必要な場面があるかも知れないが、風聞の域も多いので、これ以上の多言は差し控えたいと思う。

さて本題。これも先日、今年の流行語大賞が表され、各地を訪れる中国大陸よりの旅行者各位による「爆買い」と、セ・パ両リーグのプロ野球選手が打ち立てた大記録に因む「トリプルスリー」が選ばれた。この2語は、至って常識に基づく健全な所からであろう。
だが、続く10傑の中には芳しくないのもある。先日、俺が「三悪」と指摘した内の「アベ政治を許さない」がそれだ。明らかに意図的な選出根拠が見て取れる。実は、流行語の選者中には、世間の不興を買う思考の人物が何人かいるらしいのだが、こう言う言葉が出て来ると、やはり「さもありなん」との感情に駆られてしまう。

つまり「選者の見識が疑われる」と言う事だ。

考えてもみられよ。「アベ」こそ片仮名を使いごまかそうとしているが、安倍現政権への攻撃であるのは火を見るより明らかだ。(1票較差の問題がありはするが)これまでの政治ルール通り、国政選挙によって信任された以上、安倍政権施策の大元の責任を負うのは主権者たる国民市民ではないか。「許さない」も何も、民主主義の根幹たる自己責任を負う真摯な姿勢がない事を自認している様なもの。ある意味では、公の面前で性器を露出するより恥ずかしい事だ。選者のイカレ具合もさる事ながら、ろくに深い意味を追求もせず、声高に叫び続けた「アンチ安倍」左派勢力の恥知らずな低民度言動と、斟酌する知性もなしに商業宣伝みたくまき散らす報道メディアの愚劣には、改めて呆れて声も出ない所である。安倍政権は全知全能とは参らないのは事実だが、それならば代理の勤まる人間集団が今あるか否かの慎重な思考姿勢に基づく言動も当然求められるはずだ。安倍政権目標の一「一億総活躍社会(実現困難 失笑)」も10傑入りしたが、いかにも表向きのバランス取り狙いが垣間見える、安直で泥縄な選ばれ方の様に感じられる。

今回の流行語には、学生政治組織「SEALDs」も選ばれた。こちらはそれ自体非難はしないが、10傑表彰に赴いた代表者の弁は、護憲と反戦に終始した陳腐なもの。先の大阪首長選にては、アンチおおさか維新の相乗り候補の「泥舟」に乗って沈んでいるだけに尚更の印象だ。
本当に「お手軽民主主義」から脱却したかったら、単に憲法と安保の問題のみならず、社会経済や教育、地域対策など広い所まで目を向けなければ広い浸透は難しい。何よりも、この組織や左派勢力が忌み嫌う「道徳再建」に正面から向き合わねば祖国日本の立て直しは難しいはずだが、この連中がこうした事共に真摯に取り組むかは疑問だろう。もう一つ、背後に国家を否定する勢力があるとも言われ、そこより「健全な愛国心」を持ち続けられるかどうかも首を傾げざるを得ない所がある。こんな組織に「アベ政治を許さない」なるアホ文句を流行語にするな!などと諌める見識を期待するのは、やはり無理と言うものか。

まあ人の世の見解には色々あって「たかが流行語位でムキになる必要もないだろう。どうせ何カ月か経てば、人の口にも上らなくなる」との見方もある様だ。全部ではないが、一定までは支持しても良いだろう。ここからは表題に戻るが、流行語も、所詮は言ってみるだけの「流言飛語」に過ぎぬかも知れないから。

今回画像は、過日も載せた拙近所の 晩秋の金山公園の模様。丁度上空に広報目的の飛行船が飛来、来合わせたJR貨物便とのコラボが一応叶いました。今年も撮りましたが仕上がりが今一つ。これは、昨秋の撮影であります。
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