Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

有意義な、産経の衆院選各党アンケート

2017-10-21 20:30:02 | 国際・政治

今回の、衆院選投票日まで後一日となった。各党代表も、今日は最後の追い込み遊説で、全国を駆け回っている様だ。それと、南方に控える 大型台風第21号の、風雨の影響が懸念される事もあって、島嶼(とうしょ)部では、投票日を今日に繰り上げたりする動きも一部で見られ、又、各地の期日前投票が過去最高の件数となった由。投票場所によっては、1Hを超える待ち時間となり、今日の投票を諦めた有権者各位もあった様で、今後の選挙運営に課題を残したのではないだろうか。願わくば、今日の期日前投票叶わなかった各位が、明日の本投票に、一人でも多く赴いて頂きたいと願う所であります。

今回の本題も、衆院選関連。投票日直前のこのタイミングで、全国紙 産経新聞が、万一 北鮮情勢が有事の様な状況となった時、拉致被害の方々の救出などにつき、10党にアンケート調査を実施した由。救出の具体的検討に触れる回答が、過半を占めた。危機が高まっているとの認識が、各党に広がっている事を窺わせたが、現行法制の限界も浮き彫りになった由。以下、記事を引用しながら、見て参りたい。

「[衆院選]拉致被害者救出 各党アンケート 自衛隊の活動、見解分かれる」

質問は、拉致問題について (1)公約で言及しているか (2)担当する党内組織があるか (3)これまで、どのように被害者救出な取り組んできたか (4)今後どのように取り組むか (5)有事の際、自衛隊の救出活動を認めるべきか・・・の 5点。

全党が、一刻も早い拉致問題解決の重要性で一致。大地を除く 9党が、公約で拉致問題に言及した。一方で (5)については見解が分かれた。

自民は、憲法上、自衛隊の活動は限界があり、有事には米国の協力を得る重要性を強調したが、対策に検討の余地もあるとした。公明も「仮定の質問に対する回答は控えたい」としながらも、同様の意見。希望は、可否に言及しなかったが、検討する意向を示した。

社民は、活動に反対で、外交での危機回避を主張。共産は、外交が被害者帰国につながるとし、活動の可否に言及しなかった。立憲民主は、外交力で有事を防ぐとした一方、(拉致)被害者救出では、自衛隊が憲法の範囲内で活動すると主張した。

大地は「あくまで他の手段を尽くした上での、最終手段でなくてはならない」とし、外交努力優先の姿勢を強調。一方、維新は、超法規的な自衛隊の活動に反対しつつ、立法議論を始めることに、積極的賛成だとした。

これに対し、日本のこころは、現行法制上でも自衛隊の活動は可能と判断。幸福は「憲法 9条の適用除外により、直ちに自衛隊を北朝鮮に派遣し、被害者救出を図るべきだ」と主張した。現行法では、自衛隊が被害者を救出するには、北朝鮮の同意が必要で、現地で邦人を捜索する権限もない。

政府は、有事の被害者保護では、米国に情報提供し、救出の協力を求める立場。北朝鮮政権が崩壊し、国連決議で設置される可能性がある、暫定統治機構の同意に基づき、米軍などの第三者が保護した被害者を救出する案も検討している。自衛隊は、武器使用が制限されるため、(現状では)作戦実行や被害者の安全確保でも、米側に大きく依存する事になる。(引用ここまで)

投票日を控え、とても有意義な各党アンケート調査だと思う。企画実行した 産経新聞には、一言敬意と労いの意を表すものだ。又、目立つ拒否や隠蔽をする事なく、率直に見解を返した各政党も、今回は前向きに評価したく思う。この調査は、明日の本投票に臨む上での、大切な根拠を捉えていると、拙者は思う。今回画像は、拙者が年一、二度は訪れ、拉致被害各位の無事帰国を祈念する、新潟県下の日本海岸。通る列車は、JR羽越線特急「いなほ」。今回記事の末尾に、各党の見解記事をリンク致します。 https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710210024.html

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「筋の通らなくなって来た」立憲民主党

2017-10-19 13:14:28 | 国際・政治

昨日、今回衆院選の 期日前投票に行って来た。ここの所は雨がちで、本来は秋晴れの続く気候の所が、思わしくない空模様が続く日々。加えて、南方に控える、台風第21号が今週末から来週初にかけ、我国本土を窺う気配。投票日の 10/22(日)は、悪くすると荒天の可能性もあり、投票を早めた次第。期日前投票の理由にも「荒天が予想される為」の項目が立派に存在し、これにより、投票を繰り上げる方々も多かった。これからの天気変化は、投票率を初め、今回選挙情勢にも影響する事だろう。与野党どちらに味方するか、まずは見ものである。

衆院選の話題を続けさせて頂く。前評判では、やはり自公連立勢力に有利であり、野党勢は総じて苦戦の様相らしいが、ひとり立憲民主党だけは、善戦しているやに聞く。まずは、某ネット記事を引用して、見て参りたい。

「立憲民主 なぜ勢い=希望と一線『筋通した』の声

衆院選で野党各党が苦戦する中、勢いを保っているのが立憲民主党だ。報道各社の情勢調査では、公示前勢力から(獲得)議席を伸ばすと予想されている。民進党から 希望の党に合流せず、安全保障関連法への反対姿勢を貫いて 新党結成に動いた 枝野幸男代表の行動が『筋を通した』と好感されている面があるようだ。

『国民が民主主義の主役。本当の民主主義を取り戻したい』。枝野代表は 17日、小雨の降る東京・JR新小岩駅前で、こう声を上げた。応援演説を依頼した、立憲民主前職は『聴衆が、出陣式の時より多い』と、手応えを語った。

民進党前職の多くが、希望の党入りの条件として、安保法制容認などの「踏み絵」を踏まされたが、枝野立憲民主代表は拒否。同陣営内では、希望の党 小池百合子代表の人気にあやかろうとする流れに与(くみ)しない枝野代表の姿勢に、一定の評価が集まっていると見ている」 (引用ここまで)

本当にそうか?小池「希望」代表が、民進党勢力の受け入れに際し、一定の選別をするのは、政党運営の安定を図る意味から当然の事だし、その条件とされた「政策協定書」にしても、主に左派報道メディアが一方的に「踏み絵!踏み絵!」などと騒ぎ立てただけの話だろう。枝野立憲民主執行部の顔ぶれを見ると、何と民主党政権期の、菅 直人内閣での閣僚経験者と見事に一致するそうだ。旧社会党と大差ない、深みのある政策対案を打ち出す事もなく、終始浅薄な「初めに批判と攻撃ありき」の、愛想を尽かしたくなる不良姿勢。先般まで問われた、森友・加計問題に臨む態度にも、それが現れていた。

勿論、両件についての 安倍自公政権の対応が不十分な所はあるが、より度合いの深刻な、北鮮の軍事脅威や、我国の国運を左右しかねない、大手製造企業の生産管理面での不祥事、中国大陸を含む、対外経済・外交・安保面に まともに対応し得るのは、残念だが現状は 安倍自公政権の他にない。希望の党とは、議席獲得予想で接戦となり、上手くすれば野党第一党も視野に入ったと言われるが、そうなれば、日本共産党が、野党大同連携へ向け、揺さぶりをかけて来る事だろう。その時、立憲民主党の大きな支持母体 連合こと日本労働組合総連合会への義理立てができなければ「通して来たと言われる筋」など一発で吹き飛ぶ事だろう。

いや、もっと「筋が通らない事態」も起ころうとしている。同じく、希望の党への合流を見合せた、20人は下らないと言われる、現状無所属の民進衆議達が、選挙後に、立憲民主党合流の話が出ていると言うのだ。党勢は強い方が良く、選挙勝利の為には、悪魔とでも手を組みたいなどと、憚(はばか)りもなく口にする 辻本清美衆議(立憲民主政調会長)の様な過激無節操な輩もいる。旧民進の無所属議員全員を合流させられれば、立憲民主党は、間違いなく野党第一党にのし上がると言われる。枝野代表とその執行部勢に、その大きな誘惑に抗し切れる、信念と気力はあるのだろうか。無所属衆議を受け入れれば、その瞬間「筋の通らぬ党組織」に転落するのだ。そうなれば、無能な国会活動に終始した 旧社会党への「退化」であり、一部で上向きとされる、支持や応援も遠のく事だろう。全く「左残オールスターズ」と揶揄されても仕方がない。元東京都知事・石原慎太郎さんや、劇画作家・小林よしのりさんの賛同を取りつけたとしても。

とに角、我々有権者は「旧社会党」 「容共」と言った、日本及び日本人の国益や福利に必ずしも沿わない、立憲民主党の政治姿勢や党組織のあり様を、決して熱狂する事なく、落ち着いた冷静な視点で見て参らなければ、と思う所だ。今回画像は、近畿日本鉄道・名古屋駅で捉えた、伊勢志摩方面へのリゾート列車「しまかぜ」の出発前進入の様子。よく知られる様に、名古屋鉄道と同様、近鉄側の名古屋駅プラット・フォームも地下配置で、この所夜景撮影が余りできない拙者にとり、溜飲を下げる一枚となったのは事実であります。以下に、旧民進無所属衆議の対立憲民主合流についての、新聞記事他を、二件リンク致します。 ①https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171019-00000504-san-pol  ②http://blog.goo.ne.jp/houjou73/e/740c6a6414988e73041bb73492c6c3f1

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「乗ってみたいリゾート列車は?」に答える

2017-10-17 20:28:38 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!ここの所は雨がちの日々。来週初めに、南方の台風第21号が北へ抜けるまでは、秋らしい晴天は期待薄らしい。まあ「降られる」のは慣れているし、雑事にしても、雨天時にした方が良い事もあるだろう。本来なら過ごし易く、週末辺りは行楽などに充てたい所だが、空模様に関しては、もう少し先になりそうであります。

さて、衆院解散総選挙の期間中でもあり、又、依然不安定な朝鮮半島情勢、5年ぶりの共産党大会を迎える中国大陸など、内外の情勢に触れたいのは山々だが、先日10/14が「鉄道の日」だった事もあり、この辺で今回のお題「乗ってみたいリゾート列車」に答えておきたいと思います。

2011=平成23年春の、忌まわしい東日本大震災の惨禍を経て、前後して約 3年続いた旧民主党政権が終わりを告げた直後の 2013=同25中頃、本格高級リゾート列車「ななつ星in九州」が運転開始。これまでの、どの様な優等列車より遥か上を行く、個室寝台や食堂、ラウンジなどの豪華装備。行き過ぎたスピードを求めず、九州内の見所とじっくり向き合える、今までにないリゾート志向は高く支持され、続いて登場の「トラン・スィート四季島」 「トワイライトEXP瑞風(みずかぜ)」などにも、大きな影響を与えた様だ。最低でも 20万円代の高額な旅行費用さえ気にならなければ、どの列車にも、一度は乗ってみたい気がする所だが・・

出発地などから考えると、拙者が乗りたいのは、やはり「トワイライトEXP瑞風」辺りではと思う。前述の三列車に共通する高水準(ハイレベル)な装備と、乗務などの関係各位による、高次元な接客応対、経由地の見所を上手く押えた行程の組み立てなど、見聞だけで恐縮だが、どれも魅力十分と心得るが、やはり出発地が大阪又は京都と、拙居所から遠くない事が大きな理由ではありますね。

「トワイライトEXP瑞風」の車両は、基本的にはディーゼル気動車。「87系」と呼ばれる型式の様だが、走行系は、電気モーター動力も用いた、ディーゼル・ハイブリッドに近い構成の様だ。展望スペースを持つ、両端の先頭車と、編成の中央に位置する、食堂車とラウンジ車、計 4両が動力車。その前後に各 3両ずつ、都合 6両の個室寝台車が入り、これらはいずれも動力なしの付随車だとか。何よりも静粛さが厳しく求められる高級寝台車には、必須の条件であろう。関西対北海道直通で鳴らした、先代「トワイライトEXP」に続く、濃緑のカラーを纏った、合計 10両編成で、鉄道ファン的に表すと、4M6T編成。当面は、関西から日本海側・山陰地区の豪華周遊行程を担う事になる。

「トワイライトEXP瑞風」は、車両によっては、一車フルに一名借り切りにできる内装のものもあるとかで、費用面も、20万円代から100万円超までピンキリだ。拙者は勿論、一車借り切りまでもは望まない。一生一度は分っているが、乗る機会に恵まれるなら、最安値の所でも良いかなとも思う。又、昔ながらの開放式展望スペースがあるのも大いなる魅力。先頭時は立入が許されず、最後尾の場合のみは当然だが、それにしても、よくぞ認可されたもの、と感銘を新たにするものだ。

残念ながら、拙地元の JR東海社は、少なくともリニア中央新幹線が初開業を迎えるまでは、この様な高級周遊列車運行の予定はなそさうだ。営業エリアが、我国の中程に限られ、こうした特別列車の運行に向いていない事も大きな理由だと言う。これ以外にも、拙邪推も入りはするのだが、近年、静岡対山梨県向けの特急「ふじかわ」や、愛知対長野県南信向けの特急「伊那路」の運行を担う特急車 373系の需給に余裕が生じ、当面は、この車両の臨時、或いは特別列車への充当で間に合う事情もある様だ。電車の通えぬ、未電化路線向けには、特急「ひだ」 「南紀」の運用を担う、85系ディーゼル気動車の運用調整で対応できる様だ。

そんな訳で、表題の「高級リゾート列車」は、JR他社の便と言う事になるのだが、微かな希望がない訳ではない。最も出発地の近い「トワイライトEXP瑞風」は、前述通りのディーゼル気動車による豪華列車。これは、国鉄時代からの、積年の夢だったと言う事も聞いた。未電化路線にも入れるし、会社間の調整さえつけば、拙地元 JR東海路線への一定進出も期待できよう。春と秋の祭事がつとに有名な飛騨高山、紀伊半島一周などは、二社間のコラボがなければできない。乗務員各位の研修など、難しい所はあろうが、遠くない日に実現するのでは?と些かの期待も抱いているこの頃であります。画像は、先月下旬に捉えた、京都西方を西日本へ向かう姿。編成中 4両が備えるディーゼル・エンジン音は、思ったより静かだった記憶がありまして。

 

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神鋼の 製品検査不正は「国難級の問題」だ

2017-10-15 14:20:47 | 社会・経済

やはり、民進党は「ポンコツ選挙互助会」に過ぎなかったのだろうか。来週 10/22(日)投開票の衆院選に、希望の党から立候補した民進党出身の候補達が、支持勢力への説明に苦慮している問題があるんだと。一昨年の2015=平成27年、国会で集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案に同意しなかったにも関わらず、今回は同法の「現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」旨について触れた、希望の党 政策協定書に署名した。同法を容認したとも取れる内容に、支持勢力から「考えを変えたのか?」と疑問を向けられる為らしい。

そも、「踏み絵(報道メディアによって、でっち上げられたこの表現も大袈裟だが)」とか揶揄された、政策協定書にしても、旧民進勢力に配慮して、当初よりトーン・ダウンされた内容になったはずだから、同意署名した合流組は、支持勢力向けの説明を、誠実にしなければならないはずだが、その事が不足していると言う事が、まずあるだろう。衆院選期間が短い、時間不足とかは理由にならない。支持勢力に違和感を抱かれているなら、投票日間際まで、言葉を尽くすのが筋ではないか。所謂「森加計問題」が全てみたいな様に言い立てる反政権与党勢力だが、足許の問題さえ片付けられない様では「政権交代」目標は、間違いなく、ただの願望に終わる事だろう。容共四野党が折々騒ぎ立てて来た諸問題以上に深刻な事態が、現実にはあるのだ。

今朝の地元紙 C新聞には、安保面と共に膠着を続ける、昭和末期に生じた、北鮮の日本人拉致事件について、ご自身も拉致被害に遭った、蓮池 薫・新潟産大准教が、時間との闘いとなった、これからの拉致事件対応策について、ご見解を表されていた。少し触れると、北鮮は現在、首都・平壌(ぴょんやん)辺りを別とすれば、全国的な電力難に直面しており、軍事利用ができない形で、我国の電力技術周りの支援用意がある事を、有力な交渉材料とし得る旨の記述がされていた。是非これは、政権与党に留意を願いたいものだし、野党勢力も一致協力しなければなるまいて。左派容共野党の歩み寄りは不明だが、最低でも妨害行動だけはさせぬ様、必要な牽制の手を打った上で、交渉材料可能な様、整備する必要があろう。

もう一つは、これが今回の本題。衆院選期間を見透かした様に露見した、鉄鋼・精密金属の名門 (株)神戸製鋼所による、同社製品検査データ改竄(ざん)問題である。多くの同社製品でこの問題が生じ、納品先は、国内外の約500社に及ぶとされる。今後の焦点は、検査不正当該製品の安全性が担保されているかどうかだと言う。当該素材が最終的に安全かどうか、の判断は、ユーザーの各メーカーだが、判断によっては、神鋼の経営に打撃を及ぼす可能性もある。

神鋼側は、検査データ改竄があったとしても「最終製品の安全性には影響しない」と説明。その一方で「安全性の評価は、素材メーカー単独ではできない。納入先と協力の上、必要なデータを提供し確認する」として、今月下旬を目途に、安全性の検証結果を公表できる様、作業を進める由。約500社の納入先中、これまでに JR東海と同西日本が、新幹線の走行系部品に、問題の合金製品使用を明らかにしたが、両社は「安全面で必要な強度水準を大きく上回り、走行安全性に影響なし」とする。三菱重工業が開発を進める、国産ジェット旅客機 MRJにも神鋼製品が用いられるが「安全性問題なしを確認済」と言う。

焦点は自動車関連。トヨタなど国内に留まらず、米国GM、フォードなど、海外メーカーにも及ぶ。車体、エンジン周りなど、各部に幅広く使われており、日産は「ボンネット部は、歩行者保護に関わる可能性があり、影響を確認する」意向を表している。仮に、国土交通省の保安基準に達しない判断がされれば、大規模リコール(回収及び無償修理)への発展があり得る。富士重工改めスバルは「リコール時は、そのルールに則り、費用を求償する事になる」との社長見解を表している。そうならなかった場合でも、JR各社の新幹線車両の様に、定期検査に合わせて部品交換を要する場合も考えられる。一部のJR社は、部品交換に要した費用を神鋼側に求める方針と言う。不正の代償として、神鋼に新たな負担が生じるのは間違いない由。

神鋼の今回不祥事は、国内外のユーザー企業多数の故、状況によっては、我国の国運を左右する事態もあり得よう。同じメーカー関連で、やはり製品検査の不正から経営破綻した、(株)タカタの教訓が生かされていたのだろうか。形や状況こそ違え、会計上の深刻な問題で、我国を代表するメーカー 東芝が、消滅の瀬戸際に追い込まれたばかりだ。「その不正は、会社の存亡に関わる」厳しい自覚があったか否か、これは企業と監督官庁の、行政の間だけの問題ではないだろう。

各政党は、税収を大きく左右する事ともなり得る、主要企業に起きている問題を、もっと把握する努力をすべきだし、もし、些細でも異常があれば、それこそ野党側が機敏に反応し、国会、地方議会の場で問題提起して行かなければならない事共だろう。以前からそうだが、与野党共、そうした事共への注意喚起が不十分としか言い様がない。民進党は、参院の残党をメインに、無所属組や新党組の希望者を取り込んで、再建への動きがある様だが、それこそ「旧社会党への逆戻り」では話にならない。前述の、主要企業の異変に目を光らせられない様では、新党結成や再編の意味がない。今回画像は先年、JR中央線で捉えた、当地東海地区では唯一だった、二階式電車走行の模様。現在は、残念ながら引退しています。そう言えば、昨日は「鉄道の日」。各地の関連行事も、盛り上がった様ですね。

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衆院選挙戦雑感と、拙写真帖新作のお知らせ

2017-10-13 13:57:10 | 国際・政治

数日程続いた秋晴れも、昨日で一旦終わり、今日から暫くは、秋雨の続編となるらしい。まあ雨がちの「降られる」天気には慣れているし、余程の荒天にでもならなければ、一定は仕方がないかと言う所。「止まない雨はない」のも事実。又、晴天が戻る事を、楽しみにしたいとも思う次第。

10/22(日)の本投票日へ向け、進行中の 衆院選挙戦。当初、自公政権交代への対抗馬として大いに注目された「希望の党」だったが、ここへ来て、その方針にブレが目立つ様になったと感じるのは、拙者だけか。「12のゼロ」政策など、選挙公約まで出したは良いが、第一党になった場合に備えての、総理大臣指名候補の名は、未だ伏せられたまま。先の都知事選及び都議選では、絶大な統率力を誇った小池都知事の力量も、国政に関しては、果たして通じるのか、疑問が生じる所となったのではないか。各種週刊誌などの予想も複数出ているが、どうも当初予想より、かなり苦戦する様だとの見方が支配的になって来ている。こうした情勢に、小池都知事はどう対処されるのか、不利な形勢となっても、最後まで誠実な対応を願いたいものである。

もう一方の新党、立憲民主党の動向も、今一つ不可解だ。旧民進党が「希望の党」への合流に際し、小池執行部と、政策面での歩調が合わない為選別され、除かれた勢力が、枝野元民進党幹事長を代表に、結党した勢力だが、一皮むけば、結局は旧社会党と大差なし。相変わらず、国会質疑に際しては、独自の政策論など主張する事もせず「反対の為の反対」に終始する、建設的な何かが圧倒的に足りない、変わり映えのしない勢力に留まるのではないか。折しも改選のない参院では、旧民進党勢力を積極的に残そうとする動きもあり、枝野立憲執行部は、この動きに乗じて、選挙後は連携を検討する動きもあるとか。野党勢力では比較的健闘するとの見方が強いが、余り強大になり過ぎると「旧社会党の悪夢」再来となりかねないリスクは、今から自覚した方が良いのではないか。

対する与党、自公勢力。これも、徹頭徹尾褒められる状況にはない。今朝の某ネット記事を引用し、そうした所を見て参りたい。

「『夫人に危害恐れ』首相事務所が演説会取材拒否」

衆院山口4区に立候補している、安倍首相の事務所(山口県下関市)は 12日、地元の市政記者クラブに対し、選挙期間中に開く個人演説会の取材を拒否する意向を文書で伝えた。

演説会には、首相の代わりに昭恵夫人が出席、事務所側は、夫人に危害が加えられる恐れを理由に挙げるが、記者クラブ側は撤回を求めている。

事務所側は当初、12日からの個人演説会の日程を報道陣に配布していたが、各社の取材申し入れを拒否、記者クラブの抗議を受けた事務所側は、インター・ネット上に「昭恵氏を取り囲みましょう」などの書き込みがあったことを指摘。「関係者や来場者の安全と、会の円滑な運営を図り、公正な選挙運動が害されることのないための措置」と強調した。(引用ここまで)

ここまで、よく知られている様に、今夏の都議選の東京・秋葉原遊説を初め、この衆院選期間にあっても、安倍総理大臣の遊説に対する妨害行動が、複数回生じている様だ。この挙に出る勢力は、勿論決まった連中で、安倍大臣の遊説行程が、公式には伏せられていても、情報が漏れるらしく、執拗につけ回しては妨害活動を繰り返しているとも聞く。それは対策が必要として、基本、選挙期間中とは言え、報道取材活動は、なるべくオープンであるのが望ましいは勿論だ。今からでも、可能な所は見直して「安倍大臣は秘密事項が多過ぎる」の様な、不良なイメージが蔓延しない様な対応が求められる事と思う。

報道側も、必要な自重をしなければならないのは当然だ。過熱取材や、事実歪曲の伝達は許されない。同時に、報道側が不良な秘密を作る様な挙動も、慎まなければなるまいて。今夏頃、森友・加計疑惑追及に、左派野党に伍して過熱気味の追及に走った 望月衣塑子 東京紙記者はその典型。産経新聞の取材申し込みを「本人が応じたくない」との理由で、東京紙広報経由で拒否したとされる。全く、報道人失格の一言だ。

本当に、安全上大問題があるならやむなしだが、ここまでの反安倍政権の動きを招いたのは、昭恵夫人の「自覚なき挙動」もその大きな一因だ。そうした所も勘案して、報道取材の規制は、どうしてもやむを得ない部面に限る努力もして頂きたい、と言うのが拙愚考である。そう言う姿勢が、国民の負託と「知る権利」の尊重だと思うがどうだろう。

ここからは余談。今夏以来進めて参った、拙写真帖新作が、どうやらお目にかけられる運びとなりました。入口の、拙写真帖ブログの入口を、下記に設けましたので、クリック又はタップでお入りの上、ご笑覧下されば幸いです。いつも通り「鉄分」多めで恐縮ですが、ご感想等ありましたら、写真帖ブログ・コメント欄やゲスト・ブックをご利用下さる様。添付画像も、写真帖ブログと同様で、JR名古屋車両区にて出発待機の、特急「南紀」の先頭車の様子です。   https://blogs.yahoo.co.jp/hakase5704

 

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