線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

4年ぶりの花祭

2006年11月25日 23時51分10秒 | おまつり
民俗学者・早川孝太郎が世に知らしめた奥三河の花祭。いま真っ直中だ。忙しかったり体力的に億劫になったりして、しばらく出かけていなかったが、今回ネット仲間と、豊根村坂宇場の花祭へ行った。

松本で合流して、一気に愛知・奥三河の地へ。わたくし花祭は4年ぶりだが、三遠南信も新野の雪祭以来で、2年ぶりだ。実際来て見ると、懐かしさよりも、自分の身の中にある!という感じだった。

さて中途半端な時間に坂宇場に着いたので、腹ごしらえと汗を流しに東栄町へ。温泉は「とうえい温泉」。わたくし実は初めて入る。この山中でスーパー銭湯みたいな雰囲気。そして腹ごしらえ。

いよいよ坂宇場の八幡神社へ。着いたらすでに「花の舞」だった。とにかく舞は丁寧だから、きちんと進んでいく。
そして「舞上げ」が終わって、「一の舞」。そして「山見鬼」に突入する。しかし?供鬼が出るかな?と思ったら、いきなり親分だった。それにしても久しぶりの鬼面に、何だか感動だった。


そして「三つ舞」。この舞もすがすがしい。お気に入りの舞だ。
そしてやっぱり「榊鬼」!迫力だ。


そして道化の舞があって、「四つ舞」へ。どうも、ここら辺が眠くなる時間帯。セイト衆も参会客も減る。しかし、実はわたくし、この「四つ舞」も好きだ。それまでの「トーホヘテーホヘ」という喧噪のなかの舞もいいが、こちらは何だかとぎすまされたような美しさがあるような感じ。

そして~「湯ばやし」は、すっかり朝だ。段々セイト衆も増えてきて、盛り上げる。ここの湯をかけるシーンは、豊根のなかでは比較的静かな感じがした。

再び静寂の「朝鬼」「獅子」で、終わる。今年は8:00頃にすべて終わった。11月の花祭は、それほど寒さはきつくはない。

早めに終わったので、試しに河内の花祭にも行ってみた。着いたらちょうど「湯ばやし」の最中だった。やはり神道花の河内は雰囲気がまたちがう(…坂宇場も神道花だが)。
ここでもネット仲間に久しぶりに出会う。「久しぶりですね」というあいさつをされてしまった。しかしこれには間違いない

ちなみにこの日は、足込も花祭だった。さすがにここは断念して、花祭会館を見学して、長野へ向け北上した。久しぶりに楽しい花祭だった。遠くから見えたネット仲間も、喜んでもらえた。次の花祭も行きたくなったようだ。
コメント (2)
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