東京ついでに浅草へ立ち寄った。その時、何気に目に入ってしまった「浅草観音温泉」の文字。何だか動物的勘で入ってみたくなった。そこで早速ナビ開始!
あった!
有名なレジャースポット「浅草花やしき」のすぐ近くであった。しかーし!この店構え!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/54/c6a4e3b246a46feed93053a92d27e231.jpg)
冬なので葉はないがツタで覆われたビルになっている。
早速中に入る!
おおっ!何とも期待通り…いや期待以上の雰囲気だ。何だこの下駄箱と廊下の感じ。レトロな雰囲気だ。
この男女別の入り口もいいね!
「男湯MEN」
やはり、浅草は外国人客も多いのかな?
さて脱衣場。これも期待通りだ。この鏡!
このマッサージ機!
そして!浴室へ突入。
大きめなタイル張りの浴槽が2つ。熱めと温めのようだ。お湯が黒っぽく見える。たっぷりとお湯が張られている。結構温まる。このご時世だけに、やや塩素臭もあるのはやむを得ないな…と思いつつ、壁を見てみると、「お湯の中の白い玉は、保健所の指導により消毒剤を投入している」という趣旨の注意書きがあった。何だか学校のプールみたいだ(笑)。まあ東京都のど真ん中の温泉ではしょうがないね。
それにしても壁の画が富士山ではなくマーメイドというのも何ともいい。
入浴したのは日曜日の午後4:00頃だった。それでも地元風のお客さんが5~6人おられた。もう慣れた感じの常連さんたちだ。
風呂上がりに脱衣場で涼む。すると、地元のおじさんの会話がいい。
A:昼間っから風呂はいいな~。
B:そうそう。明日は何があるから分からねーからなあ。
A:病気にはなりたくねえな。
B:そうそう。いつ逝っちゃうか分かんないよ~。
A:思う存分、楽しんどかなきゃなあ。
B:そういえば、長野のあいつ。24億円も使っちまったの。
A:おお!いい気なもんだ。
B:でも逮捕されたときの顔、ゲッソリしちまってたなあ。
(以下省略)
何とも下町的雰囲気な会話であった。長野の使途不明金問題の話題がタイムリーに出て、信州人としてはいたたまれない感じでもあったが(笑)。
そんな会話を聞こえないような顔をして聞き、笑いそうになるのをこらえて、脱衣所を後にした。
出口に向かうとき気付いた風景をもう1つ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/31/86d26bb07611f431e08f59b55aeff23f.jpg)
こんなの、昔あったなあ!
しかし、張り紙が笑えた。
バンビさんは動きません
もう~!大笑い!
昭和のいい香りのする温泉だ。
温泉データ
料金:700円
営業時間:6:30~18:00
定休日:水曜日
開業:昭和32年
泉質:重曹泉
泉温:26.3度