線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

小山清茂の吹奏楽作品

2011年10月30日 17時22分03秒 | 音楽
わが信州生まれの作曲家・小山清茂(1914~2009)。民謡や民俗音楽をモチーフとした作品を作曲されたことで知られている。

代表曲は《管弦楽のための木挽歌》であろうか。かつて小学校の学習指導要領の音楽科の共通鑑賞教材に取り入れられていたし、それ以前には中学校の鑑賞教材として教科書に掲載され、鑑賞されてきた。

後に吹奏楽に編曲され、《吹奏楽のための木挽歌》として小山自身のアレンジで出版された。全日本吹奏楽コンクール等でも演奏されるほど、よく知られた作品の1つである。


小山清茂の吹奏楽作品といえば、かつて吹奏楽コンクールの課題曲に《吹奏楽のための花祭り》という曲がある。かく言う自分も、学生時代は吹奏楽部員だったので、この曲を演奏したことがあった。
文字通り、奥三河の花祭りをモチーフとしている。当時は、花祭りなど知らなかったのだが、妙に不協和な和音のクラスターで、不思議な感覚であった覚えがある。そして、花祭りに初めて行ったときに、耳にした「テーホヘテーホヘ」の声を聴いて、納得したことを記憶している。その後、東栄町の「花祭会館」に行ったとき、そのスコアが展示されていて、思わず懐かしさがこみ上げてきた。


また《吹奏楽のための太神楽》という作品も印象的。これは、現・長野県千曲市八幡に伝わる太神楽獅子をモチーフにしているという。聴く機会がなかったのだが、小山清茂が亡くなられてから出された吹奏楽作品のCDに入っており、初めて聴いた。
八幡の獅子を見たことがあったので、この曲を聴くとやはり「太神楽だ!」と実感した。


今、こうした作品を書く作曲家はいないだろう。たにしのように噛めば噛むほど味が出るような音楽であると思う。自分が信州出身だけに感じるのだろうか…。
また、あらあめて、小山作品のアルバムを聴き直してみたいと思う。
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松本へ…

2011年10月29日 21時51分48秒 | 日々雑感
久しぶりに松本へ行った。ちょっとした研究会があって、出かけてきた。
かつて勤務していた場所で、懐かしいところだ。転勤して3年目だが、かなり「昔」のような感じがした。

しかし行ってみると、まだ残留している方も会い、またいろいろ関わりのあった人たちがたくさん集まっていたので、一気に「昔」から「今」になってきた。

そして、今日は学生時代の友人とバッタリと出会い、ほとんど一緒に行動をした。


この研究会は、まあ何とも独特な雰囲気。かなりのテンションの高いものだ。
いやあ…久しぶりの「緊張感」を味わった。最近、こんな「緊張感」も少ないので、こうした「刺激」をもらわないとだめだな…という気持ちにもなった。







久しぶりついでに、帰り道では、松本時代によく寄っていた美ヶ原温泉のある宿で、入浴してきた。これがまた、切ないほど懐かしい。


そして、せっかく松本まで来たので「馬刺し」でも買おう!っと、浅間温泉にある肉屋さんに寄る。すると、店の方が、自分の顔を見るなり、
「馬刺しだね」
と、先に言われてしまった(笑)。


松本の空気を吸って、ある意味、気分を切り替えた感じ。そして、上田へ戻り、現実の世界へ。

ああ…明後日は、今の職場で、ちょっとしたプロジェクト。
明日は日曜日だが、ちょっと職場へ行って、準備でもせねば…。
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大町の水~女清水、男清水

2011年10月28日 21時19分47秒 | 名水
先日、大町出張のとき、昼休み時間に、大町の「女清水」「男清水」を巡った。
これには、あるお話が伝わっている。

かつて「大町」集落の人々は、南北に通る道を真ん中に作ったそうな。
道の東部では、居谷里の湧水を使い、西部では、アルプス白沢の湧水を生活に使い始めたという。

月日が経つと、東の集落は女の子ばかり、西の集落は男の子ばかりが生まれたとか。いつしか村人達は東部の水を「女清水」、西部の水を「男清水」と呼ぶようになった。

しかし、これでは困るということで、東と西の村人が話し合って、南北の道に川を作り、両方の水を合わせて流すようにし、川の両側には村人達が集まるようになり、男女仲良く、暮らすようになったという。

市内にはいくつかの水場が作られている。

<女清水>

■西宮神社の水場


■いーずら大町物産館前の水場


■塩入家具前の水場


■JR信濃大町駅 交番前の水場


<男清水>

■竈神社の手水


■わちがい前の水場


■三王稲荷社境内の水場

 ※自分が行ったときは、出ていなかった…(涙)

全部廻ったつもりが、1ヶ所「大黒天」の水場(女清水)を訪ねそびれてしまった。
再び、大町へ行かねば…(笑)
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大町出張・昼食

2011年10月27日 22時57分45秒 | 日々雑感
大町出張で、午前の予定が終わると、昼食を取りに出る。場所は…上司に聞いておいた「昭和軒」へ行ってみた。大町駅前からすぐ近く。

名の通り、昭和の香りのするいい店構え。ここで名物の「ソースがけかつ丼」を頂く。


カラッと揚がったトンカツ、甘めなソース、そして肉の下にはキャベツのせん切りがのっている。なかなか美味しかった~!


さて、店を出てうろついていると、大町には「男清水」「女清水」があるという。そして水場があるというのだ。何でも、街の東側からの引水と、西側からの引水であるそうだ。何ヶ所か水場を作ってあるという。

デジカメを自動車に置いてきたことに気付き、一端駐車場へ戻り、カメラをもって再び、大町駅前付近の水場巡りに出てみた。



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大町出張・当日

2011年10月27日 22時41分48秒 | 日々雑感
今日は大町出張だ。
昨日、どうやって行くんだ!?と大騒ぎした結果、麻績村廻りで行くことにした。

念のため、上田を6:40a.m.に出る。そして青木村に出て、修那羅峠を越えて筑北村に出て、麻績インター付近を通り抜ける。信号はここまで(笑)。しばらくないのだ!

途中、山道でもある県道55号線で、国道19号に向かうと、名勝<山清路>あたりに出る。結構いい風景。


そして国道に一端出てから、しばらく進む。すると、バスとすれ違う。

あれ?「大町行き」だ。これは???ナビのない自分、ケータイのマップで確認すると、国道を曲がった方向を間違えた。あわてて引き返し、ようやく「大町」へ向かう標識を見つけた。
ここから、再び山道を登って、旧八坂村へ進む。

いや~何だか見覚えがある。確か、数年前に通ったことがあるような気がする。何しに行ったかも覚えていない。
八坂村は、かなりの高地だ。八坂小学校付近を通りかかる。ふっと振り向くと、なかなかいい風景。


そしてトンネルを出る。すると!北アルプスの展望できる場所が!


おお!もう北アルプスは雪がうっすらと見えるではないか!


さて、あとは一気に下り道。だんだん街が見えてくる。大町市だ。大町東小学校がまず目に入った。そして、線路を渡ると、何だ!大糸線「信濃大町」駅だ。


ここで、ウチから56kmほど。時間は8:00a.m.なので、1時間20分ほどだった。早すぎだ(笑)


そして、うろうろして時間をつぶして、午前中の出張会場へ向かう。
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