線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

鳩ヶ湯温泉

2017年08月13日 21時50分55秒 | 温泉
ここは福井県大野市にある一軒宿。いつも岐阜・白鳥町から越前大野に向かう時、「鳩ヶ湯」の標識や看板が気になっていた。ある年、行ってみよう!と思い、それでも?と思ってググったところ、「廃業」と書いてあった。そうか…もう止めちゃったのかと思っていたところ、今年、国道158号線沿いに、こんな看板が目に入る。


もしかして?と思い、ググると、ついに再開したとのことであった。これは行くしかないな!と、鳩ヶ湯を目指すことにした。

国道から13kmと書かれている。結構な距離だな…と思いつつも、この道は以前来たことがある。2009年、下打波の白山神社の大カツラを見に来たのだった。今回ももちろん立ち寄った。


ここまでは、国道からそれほど遠くはない。ここから、さらに延々と山中の道を進んで行く。途中、集落らしきところもあるが、住んでいる気配がないような気がした。

まだか…と思った頃、「鳩ヶ湯へはあと3km」という看板が目に入る。
まだ3km? 
とも思ったが、がんばって運転。

あった!ここだ。

場所は白山山麓であり、白山国立公園の中に位置するということのようだ。

建物全景はこんな感じ。


HPなどによると、山鳩が傷を癒している湯を見つけ、これが温泉の湯であることを知る。江戸時代には土地の浴場として、明治時代には湯の宿として営業し始めたという。しかし、昭和36年の北美濃地震により、集落の人々は土地を離れ、この宿だけが残ったのだそうだ。秘湯として知られてきた湯宿であったが、先代のご主人が急逝、100年続いた宿は「廃業」となった。ところが、現在のオーナーさんの努力により、日帰り施設として、そしてついに宿泊棟も完成して、グランドオープンしたのは平成28年9月1日のことだったそうだ。

いよいよ中に入る。

清潔感だだようエントランスは、本当に別天地。今、自分はどこにいるんだろう?と思わせられる。

さて浴室へ。浴室は昔の浴槽という雰囲気で非常になつかしい雰囲気。

岩で組まれた扇形の浴槽。タイル張りが心地いい。少し深めな感じなのも昔風?(笑)
浴槽の岩には析出物の結晶が見らる。温泉成分の濃さの証拠であろうか。

お湯はほんのり塩辛さがあった。泉質はナトリウム炭酸塩泉とのこと。こういう泉質は保温性が高い名湯だ。13kmという距離も価値ありだな!と思わせるひととき。

帰り際にフロントの方とおしゃべり。携帯もつながらないこと、あと3kmの看板にたどり着いても「本当にあるのか?」と思って帰りそうになったお客のことなどを話してくれた。とてもていねいに、そしておだやかに。

外に出て、お宿の裏手をふと見ると、結構な大木に囲まれた神社があった。地震以降、土地を離れたとのことであるが、神社はこの湯宿に守られているような気がした。

今日は白鳥まで戻らなければならないので、慌てて宿を出る。また13kmの道のりを国道まで戻らなければならない。しかし、一度走った道は案外近く感じるもの。すいすいと運転する。
途中、市営バスの停留所「中神」という文字が目に入る。

そして、その脇には石で出来た水舟のような水場があった。

手を入れてみるとかなり冷たい。そのはす向かいにもやはり石造りの水槽のようなものがあった。周囲には古いお家もある。こんなきれいで冷たい水が流れて続けているということに、何ともいえな郷愁を感じてたまらない。

このあたりの住民もかつては鳩ヶ湯に入りに行ったのかな?などと勝手な想像をして、再び白鳥へ向けて車を走らせた。






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山代温泉散策

2017年08月13日 18時39分54秒 | 温泉
 2017年の郡上~白鳥おどりツァーでのひととき。今回は加賀の名湯、山代温泉まで行ってみた。
 昨年は山中温泉へ行ったが、今年は山中をスルーして山代へ。ここでも総湯に入浴しよう!と期待して出かける。すると、ここには新しい総湯と元々の古総湯という2軒が並んでいる。

こちらが総湯。

しかし、自分はまず古総湯へ入ってみることにした。

中に入ると、係の方が案内してくれる。階上には休憩場があること、そして浴室には脱衣場も合わせてあること、源泉はかなり篤いので直接触らない方がいいことなどを話してくださった。

浴室には2人だけ。そして昔ながらで洗い場はない。昔の浴場はこういう雰囲気だったのだな。

さて、浴後に周辺を散策。古総湯へ入ったのだから、総湯へも!?と思ったが、さすがの温泉好きでも続けざまに入浴はキツいな…と、今回見送った。そして水好きとしては、湧水の案内に目が行く。
まずは「女生水」へ。

コンコンと湧いている感じ。

そして「男生水」へ。

ここは水掛け地蔵というように、お地蔵さんの足元に水があった。右脇の水場らしいところには水が出ていなかったのが気になる。

今回も大急ぎでまわった山代温泉。お宿に泊まって、ゆっくりと過ごしてみたいな。


 
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郡上八幡散策 2017

2017年08月12日 18時14分50秒 | 日々雑感
今年も郡上おどりに来た!趣きのあるお宿、八幡の町は踊りだけでなく散策すると楽しい。


まずは、郡上踊りの碑のある旧八幡町旧庁舎前。


吉田川では釣りをする人が。もちろん鮎釣りだろう。


街並みがいい。






日本名水百選、宗祇水は何回来てもいいな。






郡上八幡は水の町でもある。お宿にはこんなステッカーが貼ってある。


そして鮎が名物!


そして郡上おどり!


また来年も!
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せせらぎ温泉

2017年08月04日 13時57分02秒 | 温泉
 佐久市に転勤して約4ヶ月。夏になり特別休暇なるものをとって、少しゆっくりしている。
 さて、佐久市鳴瀬にあるせせらぎ温泉に行ってみた。

 ここへは10年ほど前に行って以来の訪問だ。なつかしい感じ。

 この小さな温泉宿のような佇まいの入口もいい。


 さて、脱衣所の中に入ってみると!あ~思い出した!この掲示物!

 何ともシュールな感じがたまらない。しかし、よく見ると模造紙に書かれている。タッチはプロの仕事のようだ。これも昔のままだな。

 浴室へ入る。おお!確かに岩風呂だ。

 前回来たときは、確か2月の御代田町小田井の道祖神祭のあとだった。寒い日で、この浴槽は湯気がいっぱいで何も見えなかったことを思い出す。
 
 岩からお湯を流れ出すような仕組みがあったんだな。


 比較的温めに感じ、夏にはとても気持ちいいな。

 久しぶりに来たが、前のままだなと思った。こういう瞬間、うれしいなと思う。近くになったので、また入りに来たいね。
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