線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

伊勢の旅⑨~おはらい町、おかげ横丁へ!

2016年08月29日 23時05分50秒 | 日々雑感
 さて伊勢旅行の最終日、内宮を参拝し、清々しい気分に浸っている。
 そして、最後の最後、内宮の鳥居前、おはらい町、おかげ横丁あたりをふらついた。

 月曜日の午前に内宮を訪ねようと考えていたのは、平日の方が人も少ないかも?と思ったからで、実際にねらい通り(笑)

 さて、やはりお決まりの通り、赤福本店へは行ってみたかった。

 そして、その向かいで「赤福氷」を食べておくといいという情報を得て、早速入店!

 これだ!

 基本は抹茶氷だが、その下の方に赤福のお餅が隠れている。

 梅干しじゃないよ(笑)

 こういう地域限定モノ、大好き!

 さて、おはらい町では「白鷹」という酒が売られている。

 何とも香りのいいお酒だ。


 さあ帰ろう。二泊三日の伊勢の旅であった。割合ゆっくりとできたような気がする。また来たい、日本の「故郷」のような場所だ。



おまけ
《神宮の御守りと御札》


《第六十二回神宮式年遷宮−総集編−》DVD


《伊勢のお木曳−総集編−》DVD


そして…
《赤福》

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伊勢の旅⑧~伊勢神宮内宮

2016年08月29日 15時38分02秒 | 日々雑感
 伊勢の旅も3日目。休日の混雑を避け、月曜日の午前中に内宮を参拝する。

 午前9:00過ぎに到着。さすがに人は少なめな印象。さて!宇治橋を渡って、参拝へ。

 広々とした神苑。電柱もなければ高層の建物も目に入らない。気持ちのいい場所だ。

 そして五十鈴川へ。

 御手洗場といい、身を清める場所。きれいな流れだが、台風が近づいていたせいか、水量が多かったような印象。

 さて、荘厳な建物や神域らしい巨木が迎えてくれる。

 ここは神楽殿。御神楽の実演でも観てみたいものだ。

 境内には巨木、古木があり過ぎ!

 さて、いよいよ内宮、天照大御神の宮、正宮にて参拝。以前来た時は、3年前の御遷宮よりも前であったので、新しい正宮だ。
 
 正宮は石段の上にあるが、写真はここまで。ふと見上げると「御幌(みとばり)」という白い布が風で一瞬めくれ上がった。何だか招かれているような気分になった。

 さて、参拝へ。白布の前に立つと、静かに「御幌」は閉じられた。ここでも参拝は個人的なお願いはしない。心静かにお祈りをする。その後、あたりを歩き、それでもと正宮を斜めの位置から見つめることにした。3年とはいえ、まだまだ新しさを感じるきれいな建物だ。そして、出口にさしかかろうとするとき、ふともう一度正宮の方を振り返った。すると、御幌が再び風で上がり、中の風景が見えたのだ。思わず、小走りで引き返し、もう一度手を合わせてしまった。いや、身体が自然と正宮正面に走って行ったような感じだった。ちょっと、ずるいかもしれないが、直接中を見つめながら、参拝してしまったのだ。

 さて、出口から石段を下る。すると、どうしたことか、涙が出てきた。どうしようもなく泣けてきてしまった。心の中にあったできごとを思い出しながらお詣りできたことが、心を動かされた。しばらく涙目で歩くことになった。

 続いて、個人的なお願いのできる別宮「荒祭宮」へ。

 実はちょっと悲しい気持ちでのお詣りであったのだが、正宮での感動、そして荒祭宮でお願いをきいてもらうことができ、吹っ切れた気分になった。すると、不思議と涙も止まる。

 そして、その他の別宮のいくつかお詣りする。中でも、この3日間、台風がくるかも?という天気予報であったが、不思議なことに大雨には遭うことなく、暴風もなかった。そんなお礼をするために、「風日折宮」へ行く。

 ここへは橋を渡っていく。

 ここは文字通り、風の神で、元寇のとき神風を吹かせた神様だそうだ。安全な旅行ができたことに感謝をこめてお詣り。

 前回は、出張の途中で急いで廻ったが、今回はゆっくりとすることができた。やはり不思議とパワーを感じる伊勢神宮は、古代の佇まいをたたえているだけではなく、現代人が求める悩みや苦しみを救ってくれそうな気がする。もちろん、お伊勢さんでは「感謝の心」「おかげさまの心」でお参りするのだが、俗人の浅ましさで、お伊勢さんで参拝することが最高な気分にさせられる。

 心静かに、宇治橋まで戻り、一礼して鳥居をくぐり出た。また、いつか来ようという気持ちとともに、離れがたい気持ちで去ることにした。
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伊勢の旅⑦~伊勢神宮外宮

2016年08月28日 22時05分27秒 | 日々雑感
 伊勢神宮へお参りするときは、まず外宮の豊受さんからが習わしだという。そこで、天の岩戸から帰ってきて、外宮の駐車場までタクシーで送ってもらう。

外宮は左側通行なのだそうだ。ドライバーさんからは、一の鳥居から二の鳥居からはもう静かに進んでほしいとのこと。そして、今更ながら鳥居をくぐるときの一礼も教えてもらった。

 外宮は内宮よりは狭いのだが、それにしてもかなり広大な神域である。境内にはかなりの巨木に囲まれている。

 さて、豊受大御神の宮、正宮にて参拝。

 心静かに参拝。お伊勢さんでは個人的な願い事はしないのだそうだ。


 続いて豊受大御神の荒御魂の宮、多賀宮へ。ここでは個人的な願い事は許されるのだとか。


 その後、境内のいくつかの別宮に参拝する。若干小雨も落ちてはきたが、清々しい気分で廻ることができた。

 表参道の「火除橋」を渡ったところに、クスノキの巨木が目に入る。

 柵囲いされているこの古木は「清盛楠(きよもりぐす)」という。直径は3m余り、樹高10m程度だが、見るからに古そうだ。伝承では、平清盛が勅使として参向したとき、冠にさわった枝を切らせたという。平家の武将も参拝したんだ!?

 さて夕刻迫り、外宮を後にする。


 
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伊勢の旅⑥~天の岩戸(恵利原の水穴)へ

2016年08月28日 20時49分56秒 | 日々雑感
 朝熊岳金剛證寺の帰り、タクシーのドライバーさんが、天の岩戸へ行ってみますか?と紹介してくださった。場所は志摩市磯部町恵利原という場所である。朝熊山地でその山麓は伊勢神宮別宮〈伊雑宮〉の社叢の原生林だそうだ。ワクワクして出かける!

 一端、伊勢志摩スカイラインを下って、再び方向を志摩市へ向けて山道を行く。ほどなく標識に従って、山中の目的地に向かっていく。

 ここは環境省の名水百選の1つでもあるのだ。

 駐車場から鬱蒼とした木々の間の道を進んで行く。すると、まず「みそぎ」の場が目に入る。


 いよいよ水源へ向かう。高いところには「瀧祭窩」と書かれたお社がある。




 そして、目的の水源へ。

 風穴のようだ。穴からは冷気が漂ってくる。そして、冷たくきれいな水が湧き出す。

 口に含んでみる。かなり冷たい水だ。神秘的な雰囲気の中、とても清められたような気分にさせられる。伝説では、この水は伊勢神宮に届いているらしい。

 ここは志摩市だが、当地域は伊勢神宮に関わる様々なスポットがあるのだ!


 
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伊勢の旅⑤~金剛證寺

2016年08月28日 19時23分46秒 | 日々雑感
 《伊勢音頭》にこんな歌詞がある。
お伊勢参りに 朝熊をかけよ
朝熊かけねば 片参宮


 朝熊(あさま)とは?思い、ガイドブックを見たところ、朝熊岳金剛證寺のことだと分かった。そこで伊勢市駅前からタクシーで行ってみることにした。伊勢市街地からは鳥羽方面へ行く。伊勢志摩スカイラインという有料道路を通り、かなりの山を登ったところにある。

 ホームページによると、次のようなガイドがあった。

伊勢神宮の鬼門を守る寺
昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の俗謡にも唄われ、参宮する人々は当寺に参詣するのが常でありました。 当山の草創は古く欽明天皇の頃、暁台上人によって開かれ、平安時代には弘法大師(空海)によって堂宇が建立され、密教修業の一大道場として隆盛を極めました。その後応永年間(1394~1427)に鎌倉建長寺開山大覚禅師の法孫である仏地禅師(東岳文昱)が法燈の衰微を嘆き再興して以来、禅寺に改められ、現在は臨済宗南禅寺派の特例地で、御本尊の福威智満虚空蔵大菩薩は、日本三大虚空蔵菩薩の第一位として広大無辺な福徳・威徳・智徳の三徳を有する仏様であります。御本尊は秘仏で、伊勢神宮のご遷宮の翌年に、二十年に一度のご開帳を厳修いたします。

 まず立派な仁王門に出迎えられ、中に入る。

 伊勢市内にいると、白木の神明造のお社を多く見かけるが、ここに入ると、一気に仏教の世界が広がるので、一瞬不思議な気分にさせられる。

 本堂へ向かう石段の脇では、スギの巨木が出迎えてくれる。

 そして赤い色が印象的な本堂へお参りする。

 御本尊は虚空蔵菩薩だそうだ。心静かに参拝し、せっかくなので絵馬やお守りをいただく。

 タクシーの運転手さんによると、伊勢参り客だけでなく、こちらへの参拝客も結構おられるという。ミステリースポット的雰囲気を漂わせ、清々しい気持ちにさせられる。


 さて、待機していただいたタクシーに乗る前に、という看板を発見!

はあ?

 清々しい気分のあと、何ともほっこりとした気分にさせられた!(笑)

 

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