ロシアの大作曲家、チャイコフスキー。叙情的で流麗、華やかなオーケストレーションで知られる。耳になじみがよく、曲想はメルヘンチック。しかし、ロシア民謡の旋律をふんだんに盛り込んだ作品も多いが、ロマンティックな曲想、国民楽派とは一線を画している。
ナンバー付きの交響曲は6曲で、代表的な第6番は「悲愴」。
初期の第2番は「小ロシア」と呼ばれているが、これはウクライナ地方の民謡の旋律が使われている。抒情的な雰囲気はチャイコフスキーらしい。
昨今、ロシアのプーチン首相がウクライナに侵攻。首都キエフを陥落させようとしているウクライナ危機。
こんな美しいメロディの歌われるウクライナ地方。これからどうなる?平和的な解決を願うばかり。