線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

箱根清水

2016年11月26日 00時37分36秒 | 名水
 黒部市荻生にある名水「箱根清水」へ寄った。何年か前、黒部市の沓掛の獅子舞を見に行って以来だ。

この付近には北陸街道が通っていた。この街道は黒部川を渡らなければならないので、宇奈月入口あたりの愛本橋が出来てからは、黒部の三日市で、大布施方面から黒部川をわたって入善・泊へ向かう道と、荻生、浦山を経由して愛本橋を渡り、舟見、泊へと出る道とが出来た。

 荻生の長屋の村の入口には七本の松があり、旅人はこの松の下で休憩したが、この松の脇から湧水が発見、小屋を構えた茶店を開いたものという。この水が「箱根清水」である。「箱根」とは「大きな山」「神聖な山」のことをいうという。「清水」は北陸らしく「しょうず」と発音する。

 壺みたいなところから、水が流れ落ちていた。また、その場全体が、親水公園のようになっている。

 魚津駅前で飲んでいたとき、居酒屋のマスターと名水の話をしていると、この水の話題となり、マスターが子どものころは、こんなに立派な水場はなかったそうだが、その清水は有名で、よく飲んでいたという。

 今では東屋のような建物もあり、水琴窟まであった。

 涼しげな水場は、平日にも関わらず、多くの地元の方々が水を汲みにやってきていた。

 
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ます寿司

2016年11月25日 18時46分18秒 | 食べ物
 富山のお土産というと「ます寿司」が有名。今回の富山帰りにも買っていこう!と思っていた。

 今回は黒部市宇奈月温泉に立ち寄り湯!と思って魚津から向かって行くと、下立付近を通りかかると、ます寿司屋さんを発見!

 「ヒロ助」さんだ。パッと見たところ、ケーキ屋さんか?と思われるような外観。吸い込まれるように入店。

 何でも、注文してから作ってくださるので5分ほど時間がかかるという。5分なんてどうという時間ではない。


 包み方はやはり富山ならでは。笹で包まれたおなじみのスタイル。

 
 富山の方々は、自分のお好みのます寿司があるというような話を聞いたことがある。それだけ、お店によって味がちがうらしい。自分は売店で目についたものを買うくらいだが、やはり今日は目の前でつくってくださるます寿司に感激だった。そして味は言うまでもない。今までになくおいしかった。

 また当地を通りかかったら、再び立ち寄って買いたいな。



 

 
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湯めどころ宇奈月

2016年11月21日 18時56分32秒 | 温泉
 宇奈月温泉といえば、古くから知られた名湯。しかし、案外日帰り施設がなく、自分も宇奈月温泉会館に入ったくらい。今年、平成28年4月27日(水)、この宇奈月温泉「湯めどころ宇奈月」がグランドオープンしたとのこと。その情報を、昨晩飲んだ魚津の魚津のお寿司屋さんのマスターの情報から、今日は宇奈月温泉まで足を伸ばした。

 場所は、宇奈月駅からほど近い場所で、おみやげ屋さんやつい入りたくなるショップが周りにある中にあった。


 入口は2ヶ所あり、足湯と飲泉できるコーナーとがあった。


 外観は大変オシャレで、現代風ではあるが和風でもある。中に入ると、これまたオシャレなカフェみたいな雰囲気だ。受付を済ませると、お風呂は2階と3階なのだそうだが、自分が訪ねたときは3階だと案内された。2階が「桃の湯」、3階が「月美の湯」というそうだ。宇奈月温泉はかつて「桃原」と呼ばれていたことから「桃の湯」、宇奈月温泉との美肌の湯にちなんだ「月美の湯」と名付けられたのだそうだ。

 さて浴室は内湯と外湯があった。やはり新しい施設のため、キレイな内装だった。

 お湯は名湯・宇奈月温泉だけに、キ~ンと芯から温まる感じだった。やはり、昔から愛されていた理由が分かるような気がした。 

 浴後、外へ出ると秋の風が気持ちがよかった。ふと見ると「総湯」という文字の幟が目に入る。これは北陸で見かける共同浴場の呼称。ああ…北陸にいるんだなという実感とともに、晩秋の宇奈月温泉を後にした。



  
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愛本橋

2016年11月21日 13時17分23秒 | 歴史
 富山県黒部市宇奈月町の愛本橋は、黒部川にかかる橋。かつては全長61.42m、幅3.62mという大きな橋で、両岸から刎(はね)橋というであったため、山口県岩国市の錦川に架かる錦帯橋、山梨県大月市の桂川に架かる猿橋とともに日本三奇橋の1つといわれていた。


 黒部川下流部を避けて敷かれた、北陸街道の上街道に架かる橋で、加賀藩五代藩主・前田綱紀が命じたという。現在の橋は、1969年(昭和44年)の豪雨で、以前の橋が流失したためにかけかえられたもので、12代目。元の位置から少し下流で、朱色に塗装されている。


 昔は木造で、現在は立派になったが、かつての写真を見ると岸には松の木もあり、風情があったようだ。



 愛本橋にはいろいろなお話が伝わっている。特に、大蛇に嫁いだお光のお話がよく知られている。
 橋のちかくの徳左衛門という茶屋に、親孝行のお光という娘がいたという。ある晩、戸をたたく者があるが、誰もいない。やがて三晩も続くと、お光の姿が見えなくなった。三年目の夜、そのお光が粽をもって帰ってきた。
 すると、妊婦となったお光は、出産をするので母親に「中を見てくれるな」と納屋に入った。しかし、母が約束を破って中をのぞいた。すると、大蛇体となった姿があった。お光は涙ながらに親子の縁を切り、別れを告げ、大蛇になって愛本橋の水の底へ消えていったという。

 そのお光にまつわる神社が、愛本姫社。

 解説板がこれ!御神体は、美しいお光にちなんで、花魁を描いた巻物であるそうだ。

 毎年6月21日には祭りが行われているとのことである。この日にはお光が持ち帰った粽にちなんで、地区の女性たちによって粽がつくられるのだそうだ。

 
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またまた魚津駅前で飲む

2016年11月20日 21時07分30秒 | 日々雑感
 何だかお気に入りの富山・魚津。今回は民謡の魚津郭声会の「民謡の集い」を聴きにきたのだが、やはり駅まで宿泊、飲みに出た。
 今日はまず、こちらの居酒屋さんへ。

 ここへは初めて入ってみる。

 日曜日ということもあって、静かな店内であった。しかし!魚が充実!さすが富山だな。

 エイのヒレの酢の物。


 そして、お造り。

 バイガイ、キジエビ、ベニズワイガニ、マグロなど、すべて魚津近郊で獲れたものだそうだ。

 富山で話題の白エビのかき揚げ。


 出た!ゲンゲのから揚げ。


 信州人にはどれも珍しいモノばかり。おしゃべりも楽しく、美味しくいただく。お酒はビールの他に、富山の地酒「皇国晴」「勝駒」などをいただく!

 さて、軽くいっぱいやったところで(笑)、締めはお寿司だ。

 ここへは何回かおじゃましている。今回も入店すると「毎度!」「お帰りなさい」等と、あたたかく迎えてくれる。

 飲まないでおこうか?とも思ったが、やはり飲んでしまった。

 やはり富山の「千代鶴」、「米の芯」などをいただく。

 何かつまみを!とお願いすると、かなりボリュームのあるものが出された。



 そしてお寿司!


 魚が美味しいのは言うまでもないが、魚津の人がいい。何回か通いたくなる土地だ。

 
 
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