線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

岩手のお土産②

2007年02月28日 08時24分13秒 | 食べ物
「かもめの玉子」というお菓子が目に入った。コレは、大船渡市のさいとう製菓のお菓子だ。大船渡は今回の旅では立ち寄ってないのだが、この「かもめの玉子」は、何となく聞いたこともあり、ネーミングも可愛らしかったので、買ってみた。

【かもめの玉子】

これ美味しい!
見かけはやはり卵みたいだ。中は黄色の餡で、まわりはホワイトチョコレ-トで包まれている。
さいとう製菓のサイトを見ると、「いちごのかもめの玉子」というのもあるようだ。

これは、次回見かけたら絶対買ってしまうお菓子だ!と思った。

そして浪板海岸駅近くにあるお菓子屋「もりかまど」のお土産「めかぶカステラ」だ。

【めかぶカステラ(もりかまど)】

ここは京菓子屋さん。和菓子だけでなく、いろんなお菓子があった。浪板海岸駅から道を下っていくと目に入る。まさに隠れ家的な雰囲気。また行きたい~!

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岩手のお土産①

2007年02月25日 00時30分52秒 | 食べ物
黒森神楽採訪で買ってきた岩手のお土産コーナー!
これは、毛ガニとホタテの剥き身。


これは宮古の食菜市場でかったものだ。この寒い時期は毛ガニのシーズンだそうだ。普段毛ガニなぞ目もくれないが(…と言うか、あまり見かけない…)、今回は奮発して買ってみた。宮古からクール宅配便によって、翌日には届く。

さて、送られてきた毛ガニは、まだ生きていた。これを洗って、塩水で茹でるのだ。いやー、これがなかなか!ふたを空けたら、毛ガニがごそごそ動いている…。これを洗わなければならないのだが、モゾモゾ動く。カニが動く姿は、何ともクモみたいで気持ちわるい。また茹でるにも、カニと目があって、何ともいえない気分に(笑)。
でも食べるとやはりカニはいいな…と思う。滅多に口にしない毛ガニ。決して安いものではないが、たまにはいいな。

続いて剥き身のホタテは、刺身で食べてみる。やはり海の味がする!しかし…宮古の市場のおばちゃんに、黒っぽいところを取るように言われたが、しっかりとらないと確かに美味しくない…。

三陸の海の幸を味わったひととき。
(あ…1日で全部食べたわけではない…念のため)
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黒森神楽探訪③

2007年02月12日 23時17分11秒 | おまつり
今日は岩手から帰る日。あっという間の2泊3日だった。
民宿で最後の朝食をいただく。
まだ時間もあるので、寒かったが目の前の海岸を散歩した。浪板海岸はとてもきれいな海岸だ。

【浪板海岸】

さて大槌駅まで行くのにタクシーを呼んでもらった。待ち時間に民宿の女将さんとお話をする。こちらの民宿の息子さんは黒森神楽の若い舞手なのだ。3歳の頃から地元の神楽を舞っておられたとのこと。この2晩の神楽でも、登場すると、観客からは地元ということもあってか、ひときわ大きな拍手が湧いていた。これからも神楽を続けていかれるとのこと、とてもステキだなと思った。
さて9:30。その息子さんや女将さん等に見送られて、楽しかった浪板を後にした。

10:09の大槌駅発の山田線に乗る。今度は各駅ではなく、快速はまゆりだ。さすがに快速だと、釜石での乗り換えなしで、約2時間弱だ(各駅だと2時間半)。三陸沿岸はとてもいい天気。しかしだんだん内陸に向かうにつれ、曇ってきた。そして新花巻は少し雪交じりの風が吹く。寒い感じ。
さて12:10のやまびこに乗る。北上あたりになったら猛吹雪だ。おお!北国だー!という感じ。
一関で車内販売で駅弁「うにめし」を買う。ついでに乾燥した「ほや」が目に入り、三陸の味でご機嫌で昼食。

【うにめし】

何だかんだ3時間弱の東北新幹線やまびこ号の旅。そして大宮から長野新幹線あさま号の旅。そして長野駅から、何と!特急しなのの旅。帰りは連絡もよく、釜石線で快速、篠ノ井線では特急で、約7時間の旅。
帰宅すると、宮古魚菜市場で買ったものを宅配便で受け取った。何を買ったかというと…ホタテと毛ガニを買ってみた。安くもないが、こんなときでもないと買わないぞ!と思い、ちょっと奮発だ。


三陸を満喫、神楽に酔った2泊3日の旅。しばらくは行けないかも知れないが、また出かけたい黒森神楽。いい思い出だ。
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黒森神楽探訪②

2007年02月11日 23時51分46秒 | おまつり
岩手2日目。ちょっと早起きして、目の前の浪板海岸を散歩!

【浪板海岸】

今日の神楽はやはり6:30p.m.からなのだが、神楽衆は浪板地区の門打ちで家々を権現様を奉じて廻るのだ。
わたくしは…門打ちも見たいと思っていたが、せっかくここまで来たので、宮古市の黒森神社へは行っておきたかった。しかし足がない。そこでレンタカーを借りることにした。そこで宮古まで電車移動しよう…と時刻表を見ると、8:00台の1本を外すと10:00になってしまうので、早起きして8:00台に乗った。

【浪板海岸駅】

何とも懐かしい感じの駅。ホームには、こんな案内表示があった。

【ホームの案内板】

浪板海岸から宮古までそれでも40分くらい?乗った。結構な距離だ。そして宮古へ。



さて宮古駅前でレンタカーへ。実は…わたくし人生発のレンタカー。どのくらいかかるのかな?とドキドキしていったら、6時間で保険料なども入れて7,600円。んん~高っ!まあ、タクシーに乗ることを思えば、まあいいかと言い聞かせて、岩手なのになぜか秋田ナンバーのバンを借りたのであった。

さて、まず黒森神社へ。修験道の山なので鬱蒼とした杜、深山幽谷のようなところか?と想像していたら、案外市街地に近く、里山といった雰囲気であった。

【黒森神社】

一帯は確かに山なのであるが、かつての史跡、建物跡等がある中で、その中心に鳥居があり、参道を行くと、弁天池を渡って、神社拝殿にたどり着く。かつて修験の聖地であったのだが、今では神道色のある建物になっている。まず神楽に敬意を表し、参拝した。しかし、わたくし的には拝殿よりも目に入ったのは大きな榧の木、それから樅の木だ。樅の木の北限は何でもここなのだそうだ。

さて神社脇に目をやると「薬師水」という湧水が目に入った。そしてその水源は、その裏の杉なのだそうだ。「祖母杉」「祖父杉」の2本があるといい、130m程上だということで行ってみた。「祖母杉」は太く、2本に分かれていて、味のある姿をしていた。一方「祖父杉」は枯れ果てていた。

さて先を急がないと!せっかく宮古へ来たので、「宮古魚菜市場」へ行ってみた。さすが、日本海側と太平洋側とでは売り物が違う!と思ったー。毛ガニやホタテ貝が目に付いた。

【宮古魚菜市場】

さて、どうしても行きたいところがあった。岩泉町の龍泉洞という鍾乳洞だ。岩泉を目ざして北上する。
龍泉洞へは10数年前に来たことがある。しかもマイカーでだ。今思えばよくそんな無謀なことしたな…と思った。

さて10数年前のころの風景が目に入ってきた。そして期待の中に入ると、ああ…懐かしい。神秘的な青…、ゴウゴウと音を立てて流れる水の豊かさ…。そして順路に従って歩いていく。あの3つの地底湖は透明度が世界一とのこと、あまりにも深くまで見えるので、全身にキーンと緊張感が電気のように走った!

やはり鍾乳洞はいい!お土産屋で「龍泉洞の水」を買ってしまった。カルシウム分が含まれるので口当たりのいい水だ。

さてその後、海岸近くまで戻ると小本地区。ここに「小本温泉」がある。レンタカーだけど「はいっちゃおう!」…いい感じ。

【小本温泉】

帰り際、おじさんとおしゃべしりた(ちなみにこの方、結構名物おじさんらしい)。
「どちらから」と聞かれ「長野からです」と答えると、「ほおーっ」と、ビックリした顔をされた。そして「黒森神楽を見に、大槌町まで来ました」と言うと、「黒森神楽?あーウチでもやるんだよ。北廻りのとき。駐車場で舞い込みして…」と、神楽の話で、一瞬もりあがった。今度はここへ見に来てもいいかも。

さて、南下してふたたび宮古駅へ行くまでに、一応「三王岩」「浄土ヶ浜」の駐車場(笑)、宮古の雰囲気を撮ろう!と港へも行ってみた。

【宮古港】

ちなみに住所に「鍬ヶ崎」の地名が目に入った。そうだ!宮古というと《鍬ヶ崎甚句》がある。
♪~鍬ヶ崎には尾のない狐ヨードッコイショ 
  わしも二三度だまされたヨーサホイホイ
  わしも二三度だまされたヨーサホイホイ

さてレンタカーを返し、電車の待ち時間まで、宮古駅前をうろつく。宮古へは、実は学生時代に龍泉洞の帰りに来たことがあった。確か駅周辺に車を停めて、南部民謡のテープでもないかな?と、うろつきまわったことがある。駅前から少し行ったところの2階にレコード店があったはず!と記憶をたどり、再び行ってみると…あらら「閉店」だ。だんだん「レコード店」というものはなくなってしまうんだ。しょうがなし、近くの書店で「東北お祭り紀行」と「岩手の名水」という本を買ってみた。ちょっと宮古を感じた30分だった。

さて5時過ぎに再び民宿に戻り、夕食をいただく。
そして夜神楽2晩目におじゃまする。

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夕べとはちがうアングルに場所をとった。
同じ神楽宿で2日に渡って行うのは、現在では少ないのだそうだ。そのため、1日目とはちがう演目をたくさん演じられるとのこと。楽しみだ。

①【打ち鳴し(座揃い)】(6:37~6:47)
②【龍天】(6:55~7:10)
③【岩長姫】(7:11~7:30)
④【三番御神楽】(7:35~7:57)
⑤【狂言】<鍛冶屋>(8:12~8:55)
⑥【山の神舞】(9:01~9:40)
⑦【手踊り】(9:52~9:58)
  ・おいとこ ・真室川音頭 ・おこさ節
⑧【浦島】(10:07~10:47)

【山の神舞】は昨日とちがう方が演じられていた。【狂言】は岩手弁で楽しい雰囲気で、観客とのやりとりもあって面白かった。【手踊り】は民謡の踊り。かつては三味線を弾いたこともあったそうだ。【浦島】は、いわゆる浦島太郎ではあるのだが、ちょっとストーリーが違う。また最後には《遠島甚句》が歌われた。


【龍天】


【浦島】

これまたあっという間の4時間半だった。名残惜しい気持ちで、神楽宿をあとにして、民宿まで帰った。
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黒森神楽探訪①

2007年02月10日 22時50分40秒 | おまつり
今回の2月の3連休は決めていた。今でも三陸沿岸地域を巡行している「黒森神楽」巡行のとある「神楽宿」を、黒森神楽HPの管理人さまから教えていただいて、上閉伊郡大槌町浪板での「夜神楽」を見学することにした。

岩手は…とにかく遠い。今回はすべて電車なので移動が大変。
朝、8:00過ぎの松本発で長野駅までまず向かう。長野新幹線に乗るためだ。しかし連絡が悪く、長野駅まで各駅停車。
長野からは大宮まで一気に新幹線!速い!速い!
…ところが、である。自分の指定席でご機嫌で乗り込むと、切符拝見~で車掌が「あれ?これは1本後の指定だねー」とのこと。ありゃりゃ…いきなりやってしまった。そこで上田駅で後発に乗ることに。何やってんだー。

さてちょっとしたアクシデントは置いておいて、大宮駅から無事に東北新幹線に乗る。新花巻まで行って、乗り換えだ。

【釜石線新花巻駅】

JR釜石線に乗って、釜石駅まで。これがまた各駅停車で、新花巻から釜石まで約2時間。超ローカル線の旅になった。
釜石まで来ると「遠くへ来たなー」という感じだ。しかしまた乗り換えて、JR山田線に。そして目的地は浪板海岸駅だ。宿泊は、黒森神楽HPの管理人さまに教えていただいた民宿ひらのだ。


民宿からは今晩の神楽宿にも近く、便利な場所だ。

着いたのが5:00p.mをまわっていた。夜神楽は6:30p.m.からということで、すぐ夕飯をいただく。
夕飯は同宿の方々と一緒。「長野からです」と言うと「あー線翔さん!」と。自分のサイトにもカキコしていただいている方だった。
食べながら、神楽の話をさせていただき、いよいよ神楽宿へ向かうことに。

さて神楽宿に着くと、すでに着物の神楽衆が準備に入っていた。まず宿の方にあいさつ。そして神楽衆の方のところにも行ってみる。「花」を渡そうとすると「権現様へ!」と、床の間に飾られる権現様の前に奉納、礼拝してきた。


HP管理人さまともおしゃべりが出来た。

そして今晩の夜神楽の始まりだ。
==============================================
①【打ち鳴し(座揃い)】(6:30~6:40)
②【清祓い】(6:42~6:56)
③【榊葉】(6:57~7:19)
④【新岩戸開き】(7:26~7:47)
⑤【御神楽】(7:50~7:59)
⑥【八岐大蛇退治】(8:04~8:30)
⑦【松迎】(8:35~8:57)
⑧【山の神舞】(9:08~9:45)
⑨【恵比寿舞】(10:02~10:23)
⑩【仕組み】<節分>(10:30~10:51)

 今日は「役舞」と呼ばれる式舞的な演目が多かったが、やはり【山の神舞】や【恵比寿舞】などが格好良かった!

【山の神舞】


【恵比寿舞】

【仕組み】では<節分>ということで、豆まきで終わった。
 夜神楽の4時間半は、あっという間だった。
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