浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

桃の缶詰

2022-08-26 | 日々是好日
生の桃はぐじゃっとしていて、湿っぽく、押せば凹むし揉めばつぶれる。

撫でると微かな毛のようなものが指の先に感じられ、よく見ると真ん中に一本、スジというかミゾというかワレメというか、あぁ~よくないフルーツだ。

汁気がすごく多いから、どうしても吸いつくことになる。

吸いつかなければシルが垂れるし、種の近くまで食べていくと、種のまわりにあるモヤモヤした繊維のような、毛のようなものが歯に挟まって困ってしまう。

だが缶詰になると、途端に別物のようなフルーツになる          

甘いシロップの中に漂う一口大にカットされた桃。

薄皮を剥ぐ手間もなく、台所の流しの前で吸いつくこともなく、あのワレメを期待することなく淡々と食べる。

実を食べ終わった後の、シロップを飲みながらしみじみ思いました。

やっぱり桃は、どんなことがあっても生が一番いい。

スイカもそうですが、流しで食べるか炎天下の屋外で食べるか、それしかないと思うし、その食べ方が一番おいしい。

どんなことがあっても、桃やスイカは生に限ると力強く宣言したいと思うのであります。
コメント
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