ラスト一畑百貨店

島根県で唯一だったデパート(百貨店)が、来年早々閉店する。

島根といえば出雲大社、安来節、宍道湖のシジミ…

などと思い浮かべることでしょうが、一畑ブランドが一番歴史があり、かつ一番有名ベストな存在ではないでしょうか。

一畑薬師といえば「目のお薬師さん」として信仰され、全国の薬師如来の総本山であります。

そんな一畑グループの百貨店が消えてしまうことに、時代の流れとは言え一抹の淋しさを覚える。

昔は県庁の近く、殿町に店舗を構えていた。

6Fの大食堂からは松江城の天守閣が迫るように見えていた。

県庁や県民会館などの主要施設が集まっていた殿町周辺。

城下町の面影を色濃く残すスポットであったが、時は流れ殿町界隈の賑わいは風前の灯。

大型ショッピングセンターに人は流れ、もれなくシャッター通りに移り変わってしまったことは、昔の賑わいを知っているジジには誠に残念である。

だがこのまま指をくわえて黙ってることは無いはず。

一畑1200年の歴史と伝統を考えれば手段、手法、知恵を出し合えば必ず再生すると信じています。

ただ普通のスーパーとかにないような商品がもう買えない…　　　　　　　　　　

となるとやっぱり淋しいです。

最後になるかと思い、たちまちは要らないけどベルトと財布を買いました。

やはり一畑は、我々のような年代には必要不可欠であった。

これからは、どこでどうして買えばいいのか…

いささか困惑するのであります。